2017年7月26日水曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑭

「そう!だから言ったでしょっ!」

今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。7月23日(日)のレースです。

7月23日(日)福島5R 芝2000m 優勝 2:04.9(小雨・良)

スターリバー    牝 

父:スクリーンヒーロー
母:サクラシンフォニー
母父:ワイルドラッシュ

好スタートから2番手でレースを進めました。3コーナー前でしょうか、早めに先頭に立ちそのまま先頭に。サノサンに迫られましたが、何とかハナ差しのぎました。道中のペースが遅い流れでしたが、前目で競馬をして目標になりながらも勝ち切ったところは強かったと思います。
血統的にはスタミナ寄りの馬でしょうか。ノーザンテースト、Hail to Reason、Northern Dancerのクロスがどれだけスピードを底上げするかが今後の成長に大きく左右しそうです。

7月23日(日)中京5R 芝1400m 優勝 1:24.2(曇・良)

アントルシャ     牝

父:ノヴェリスト
母:アソルータ
母父:ゼンノロブロイ

スタート良く先頭に立ちましたが、他の馬に先に行かせましたね。しかし掛かることなく2番手からレースを進めることができました。レースセンスもありますね。
最後の直線ではやや外目に出して追っていましたが、着差以上に余裕がある勝ち方だったと思います。
血統的に父ノヴェリストのスタミナにアソルータのスピードを入れた配合ですが、スピード血統が多く入っているわけではなく、全体的にはやはりスタミナ系だと思います。今回は1400mでのレースでしたが、2000~2400mでも問題ないのではないでしょうか。


7月23日(土)函館5R 芝1800m 優勝 1:51.1(晴・良)

シスターフラッグ    牝

父:ルーラーシップ
母:ミラクルフラッグ
母父:スパイキュール

スタートが悪く後方からの競馬になりました。レースもそのまま後方で折り合いに専念していましたね。3コーナー手前から岩田康誠騎手が押してポジションを上げていきましたが、反応悪くかなり押していましたね。まくり気味に上がっていき、4コーナー出口で先団に取りつき、そのままの勢いで先頭に立ち優勝しました。まだまだ競馬で覚えることが多そうな感じですね。
血統手にはスタミナは十分にありますし、Mill ReefとSecretariatでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立しています。サンデーサイレンスのRoyal ChargerやMr. Prospectorのクロスがあり、このあたりがスピードを底上げすると面白いですね。距離はもちろんクラシックディスタンスでも問題ありません。

未勝利戦

7月23日(日)福島1R 芝1200m 優勝 1:11.1(小雨・良)

ソイルトゥザソウル    牡

父:ローレルゲレイロ
母:ローレルディライト
母父:Singspiel

スタートはそんなによくなく、他の馬が団子になって先団をつくっており、その後方内からレースを進める形になりました。その後の上がり方もよく、4コーナーでは鞭を入れながらやや膨れ気味に周りましたが、それが功を奏して直線では外目を走ることになり、前には壁がない状況だったので、スムーズに差し切ることができました。レースセンスはありそうですが、展開に恵まれた感もあります。
血統的にはローレルゲレイロのスピードに母父Singspiel(父父Sadler's Wells)のスタミナを入れた形ですが、Hail to Reason(父父Royal Charger):S5×M5×M5 のクロスがあり、クロスしているCaerleonの血統の深部にもRoyal Chargerがあります。ローレルゲレイロのスピードにスタミナを入れ、なおかつスピードを最大限に引き出そうとする好配合だと思います。主流血脈が多いのは気になりますが、これからの成長に期待したいです。

7月23日(日)福島2R 芝1800m 優勝 1:51.4(小雨・良)

 トッカータ    牡

父:ブラックタイド
母:ペルセクション
母父:Invasor

スタートは良かったですが、無理にポジションを取りに行くことはなく馬の気に任せているようでした。しかしその後やや掛かる様子をみせていましたね。柴田大知騎手が何とか抑えていました。途中外から一気に抜かれていきましたが、そこでは一緒に上がる様子無くワンテンポ遅らせて追い出しを開始しました。最後の直線は鞭を入れると一瞬の脚を使って先頭に立ちそのままゴールしました。瞬発力はいいものを持っていますね。
父ブラックタイドにBlushing Groom、Mr. Prospector、Nureyevのスピードを入れた感じでしょうか。Lyphardのクロスがスピードを底上げしているのもありますし、ここら辺のスピードが瞬発力になっているのかもしれません。

7月23日(日)中京1R 芝1600m 優勝 1:35.5(曇・良)

スカーレットカラー    牝 

父:ヴィクトワールピサ
母:ヴェントス
母父:ウォーエンブレム

スタートは普通でしたが、ポジションを下げ後方からの競馬になりました。外々を回りましたが、他の馬と馬体を併せていたせいかやや掛かり気味にレースを進めていました。それでも直線に向くと外目から進出し、鞭が入ると前をとらえ先頭に立ちそのままゴールし優勝しました。前走も後方からの競馬で2着に来ましたが、前目で競馬ができるようになるともっとこの馬の良さを出せそうな印象を受けます。
血統的には父ヴィクトワールピサにさらに母ヴェントスのスタミナを入れた形になっています。しかしスピードを補うようにHaloのクロス、 Mr. Prospectorのクロスがあります。レースを観る感じでは、スピードはありますが突出した感じではなく、スピードの持続力で勝負するタイプだと思います。距離はもっとあってもいいでしょう。

7月23日(日)函館1R 芝1200m 優勝 1:10.5(曇・良)

キョウエイルフィー    牝 

父:ルーラーシップ
母:デヒアバーズ
母父:デヒア

好スタートから先手をとって逃げました。直線に向いても一生懸命に走り、余裕をもって逃げ切りました。極端にペースが遅いわけでもなく強い内容だったと思います。
血統的には父ルーラーシップのスタミナに母父デヒアを入れた形になりますが、SecretariatとMill ReefでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立しています。またSir Ivorの父Sir GaylordはRoyal ChargerとPrincequilloを持っています(Royal ChargerとNasrullahは4分の3同血)。さらには母側の5代目にあるWelsh Pageantの血統にもスピード血統が入っています。正直1200mは短いように感じますし、2000m前後で活躍しそうです。しかしスタートダッシュの良さなどを見るとスピードが色濃く出ているのかな、ともおもいますし、今後も注目したいですね。

余談ですがキョウエイルフィーが出走した新馬戦(3着)の1着~3着馬はすでに勝ち上がっています。レベルの高い新馬戦だったのかな、とも思いますし、1着だったクリノクーニング (レコード勝ち)の株も上がりそうですね。

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