2017年11月16日木曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㊾ 11月12日(日)勝ち上がり馬



今週も2歳戦の新馬戦を振り返っていきます。11月12日(日)のレースです。

11月12日(日)東京5R 芝1600m 優勝 1:37.4(晴・良)

エトナ      牡

父:ロードカナロア
母:オレンジブロッサム
母父:サンデーサイレンス

スタートは良かったですね。そのまま好位につけてレースを進めました。道中は掛かる様子もなく2番手を追走し流れに乗って走っていたと思います。3,4コーナーでもそのままの位置でまわってきて直線に入りました。直線に入って追われると手ごたえはよさそうに見えたのですが、なかなか抜け出すことができませんでした。それでもバテることなく最後まで懸命に走り、2着ミッキーボニータにクビ差先着しました。「しぶとい」という感じの走りでしたね。
父ロードカナロアのスピードに母父サンデーサイレンスのスタミナを入れた配合ですね。Raise a Nativeのクロス、Turn-toのクロスでスピードを強化していますね。他にはクロスがないように思いますが、His Majesty、 Graustarkという父Ribot、母Flower Bowlの全兄弟クロスがあり、これにより単独でもスタミナを強化する血統がクロスしていることでさらなる強化をしています。1600mがベストの毛棟背景になっていると思います。


11月12日(日)東京6R 芝1400m 優勝 1:24.4(晴・良)

プロディジー        牝

父:ヴィクトワールピサ
母:ベストオブミー
母父:ブライアンズタイム

スタートは普通でしたが、ダッシュが良く好位の外につけることができました。道中は一時掛かる様子も見せましたが、4,5番手でレースを進めていました。3,4コーナーでもそのままの位置をキープしてまわってきました。直線に入って外から追い出されるとしっかりと伸びてきました。先頭を行くハードカウントをクビ差とらえて優勝しましたね。
父ヴィクトワールピサに母父ブライアンズタイムの力強さを入れた配合ですかね。HaloのクロスやHail to Reasonのクロスでスピードを強化しています。またBustinoのクロスが成立していますが、このBustinoにはDonatello、Wild Risk、Court Martial、Prince Chevalierといったスタミナ血統が多く含まれていますね。これがクロスしているのでスタミナが強化されています。深部では米国スタミナ血統もクロスしていますね。このような血統背景を考えると2000m以上でも走れそうな感じなので、距離を延ばしてのレースも観てみたいですね。


11月12日(日)京都4R 芝1600m 優勝 1:36.7(晴・良)

フィニフティ        牝

父:ディープインパクト
母:ココシュニック
母父:クロフネ

スタートは良かったですね。そのまま好位3,4番手につけてレースを進めました。道中は内ラチ沿いを流れに乗って走っていましたが、3,4コーナーではやや外目に出して直線に入りました。直線に入って追われると余裕をもってすぐに先頭に立ちましたね。鞭が入るとさらに後続との差を広げて2着キューピッドアローに1 3/4馬身差をつけて優勝しました。完勝でしたね。
父ディープインパクトに母父クロフネの力強さを入れた配合ですね。全兄に中距離GⅠで活躍を見せているステファノスがいますね。HaloとSeeking the Goldの間ではBull Dog、Sir Gallahad(Bull Dogと同血)、Blue Larkspurという米国スタミナ血統のクロスがみられます。父ディープインパクトのスピードをこのスタミナで支えている血統になります。距離はやはり中距離が適正距離となりそうです。


11月12日(日)京都5R 芝1800m 優勝 1:50.7(晴・良)

ダノンフォーチュン      牡 

父:ディープインパクト
母:ペニーズフォーチュン
母父:Storm Cat

スタートは良くありませんでした。内ラチに付くとそのまま後方からの競馬になりましたね。道中は掛かる様子はありませんでしたし、外から徐々に前との差を縮めていきました。3,4コーナーでも外をまわって前との差を詰めていく感じでしたね。直線に入って外に出し追われると半ばで先頭をとらえました。そこから手前を変えるとさらに伸びましたね。そこから一気に突き抜けて2着に3 1/2馬身差をつけて優勝しました。スタートから課題が多い競走馬ですが、伸びしろがある内容だったと思います。
父ディープインパクトに母父Storm Catのスピードを入れた配合ですね。Northern Dancerのくおr巣によりスタミナが強化されていますが、深部では米国スタミナ血統やHyperionのクロスがみられています。ディープインパクトのスピードをこれらのスタミナで支えている感じですかね。


すみません…

趣味で血統の考察をしているのですが、未勝利戦が増えじっくりと考えて振り返ることができなくなってきました。

そのため11月12日(日)に関しては新馬戦の考察しかできませんでした。

今後も血統考察はしていこうと思いますが、気になる勝ち馬がいる場合には取り上げて考察をしていこうと思います。悪しからず…。




参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

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