2017年11月6日月曜日

第55回 アルゼンチン共和国杯(GⅡ)  血統予想結果


第55回 アルゼンチン共和国杯(GⅡ)結果

東京競馬場芝2500m 2:30.0(晴・良)

1着    スワーヴリチャード
2着    ソールインパクト
3着  ◎ セダブリランテス

まぁ…とりあえずは…『(^◇^)』
本命にしたセダブリランテスは3着でした。全体的には休み明けという感じで次走は上積みが期待できる内容だったと思います。しかしそれ以上にスワーヴリチャードの強さが目立ったレースでしたね。
セダブリランテスのスタートは良かったですね。逃げることもできそうでしたが、マイネルサージュが先手を取り3,4番手からレースを進めました。道中もそのまま内ラチについて走っていましたね。やや置いて行かれそうなときもありましたが、戸崎圭太騎手がうまく乗って好位をキープしていましたね。3,4コーナーをまわるときにも先頭を射程圏内に入れていました。直線に入って追われインを突こうとしましたが、空いた内にスワーヴリチャードが入ってきて外に出さざるを得ませんでした。それで持ち直して追われましたが一瞬の脚がないのかエンジンが掛かるまでに時間がかかりましたね。3着まで来たのは力があったからだと思います。まだまだ課題は多いと思いますが、経験を積んで力をつければ先が楽しみですね。

勝ったスワーヴリチャードも休み明けでしたが、強い内容でした。スタートもよく内枠だったこともあり内ラチ沿いにつけ中団からレースを進めましたね。道中はやや行きたがっている様子もありましたが、M.デムーロ騎手がうまく抑えていたと思います。3,4コーナーでも内ラチ沿いを走り前との差を詰めていましたね。直線に入るとセダブリランテスの内に入り、前を行くマイネルサージュとカレンミロティックの間を割って伸びてきました。そのまま抜け出し2着のソールインパクトに2 1/2馬身差をつけて優勝しました。先ほども言ったようにセダブリランテス同様休み明けのレースでした。次走への上昇度という点ではセダブリランテスの方がありそうですが、それでも逆転できるかは疑問に思うほどの強さだったと思います。

それではスワーヴリチャードの血統を見ていきましょう。

血統


父ハーツクライに母父Unbridled's Songのスピードを入れた配合でしょうか。母父Unbridled's SongにはMr. Prospector、Nasrullahとうスピード血統があり、父ハーツクライにもNasrullahの血が流れていて、3/4同血のRoyal Chargerの血もあります。またビユーパーダンスとSeattle Slewの間でLa Troienneのクロスが成立してスタミナも強化しています。Mr. Prospectorとサンデーサイレンスがいることで米国スタミナ血統のクロスも成立していますね。これまで日本ダービー2着や今回のアルゼンチン共和国杯優勝など2400m以上でも問題ないと思いますし、なにより馬込みで落ち着いてレースができる気性もよいですね。サンデーサイレンス譲りの切れもありますし今後が楽しみですね。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

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