2017年7月20日木曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑫

当たったらおもちゃ買ってくれるって言ったのに…

さてさて今回は7月16日(日)のレースの振り返りです。

7月16日(日)福島5R 芝1800m 優勝 1:49.1(曇・良)

ノームコア    牝 

父:ハービンジャー
母:クロノロジスト
母父:クロフネ

スタート良く、逃げるヘッドストリームに外から馬体を併せて2番手からレースを進める展開でした。やや行きたがっている様子も見せましたが、すぐに落ち着くことができましたかね。4コーナー出口では先頭に立ち、直線に入ってからは他の馬を寄せ付けずにゴールまでしっかり走ることができました。まだ伸びしろがありそうですね。
血統的にもスピードとスタミナがバランスよく配合されています。スピード血統もNasrullahやRoyal Chargerがクロスされて強化されています。もちろんクラシックを意識できる距離適性を持っていると考えますし、将来楽しみです。

7月16日(日)中京5R 芝2000m 優勝 2:04.7(晴・良)

ワグネリアン  牡 

父:ディープインパクト
母:ミスアンコール
母父:キングカメハメハ

スタートは普通。中団からレースを進めました。スローにもかかわらず掛かる様子もなく流れに乗っていました。最後の直線ではすごい脚を使いましたね!ラスト3F32.6秒。素晴らしい切れ味です。
血統は現在の主流になっている父ディープインパクト、母父キングカメハメハです。それに母母ブロードアピール。「あぁ~だからその切れ味ね。」という感じでしょうか。
ブロードアピールといえば2000年の根岸ステークスの追い込みで示すように、切れ味が素晴らしい馬でした。ブロードアピールの血統を見るとTurn-to(父Royal Charger):4×4×5のクロスになっており、Princequillo:5×5でもあります。Secretariatが3代目にいてこの血統にNasrullahとPrincequilloがいるのですが、キングカメハメハの4代目にMill Reefがいるのですが、これもNasrullahとPrincequilloを持っていますし、父ディープインパクトにはRoyal Chargerがいます。ワグネリアン自身の血統を見ると5代目まではアウトブリードなのですが、さらにその深部まで目を向けるとこれだけのインブリードが存在しており、それがこの馬の切れ味を支えているといってもいいと思います。ブロードアピールの切れ味を持った中距離馬という感じでしょうか。
この先もちろん期待する一頭ですが、切れ味で勝負する追い込み脚質ならば、先ほど取り上げたノームコアのようなレースをする馬には届かず、という場面もありそうです。

※NasrullahとRoyal Chargerは4分の3同血なのでクロスではないですが、クロスに近いと考えています。

7月16日(日)中京6R 芝1200m 優勝 1:10.3(晴・良)

テイエムスグレモン   牡

父:ディープブリランテ
母:フォレストゾーン
母父:Forest Wildcat

スタートのでは普通でしたが、その後押して前に行きました。一度逃げの体勢をとりましたが、抑えるような形で2、3番手からの競馬になりました。直線に入ってからもやや荒れた内を通り走っていましたし、最後までスピードが落ちることなくゴールまでしっかり走っていました。
血統的にはRivermanとSecretariatがいることで、NasrullahとPrincequilloのクロスが成立しています。スタミナもある血統も多いので、もっと長い距離でも問題ないと考えます。

7月16日(日)函館5R 芝1800m 優勝 1:52.8(小雨・良)

ディロス     牝

父:ステイゴールド
母:ラトーナ
母父:Dansili

スタートは普通で好位3番手からレースを進めることができました。4コーナー出口では外から迫力ある走りで並びかけ最後の直線でもしっかり伸びて優勝しました。レースセンスも良いですね。
血統的にはスタミナ寄りでしょうか。この馬も先手先手でレースを進める方が合っていると思います。今回はスローペースでしたので、もう少しペースが速い中でのレースが観てみたいですね。

未勝利戦

7月16日(日)福島1R 芝1200m 優勝 1:10.4(曇・良)

ジスモンダ    牝

父:スズカマンボ
母:ノーブルウーマン
母父:A.P. Indy

初戦とは違い好スタートから2番手でレースを進めることができました。4コーナー出口では先頭に立つも外から被される展開できつかったと思いますが、最後は突き放して優勝することができました。
血統からはもう少し距離があっても良いと思います。


7月16日(日)中京1R 芝1400m 優勝 1:21.8(晴・良)

レッドシャーロット    牝 

父:ロードカナロア
母:シルバーフォックス
母父:クロフネ

スタート良く好位からレースを進めることことができました。前半3F34.0秒と速いペースを5、6番手で行きました。直線ではコース半ばを伸びてきましたし、最後は余力がある形でゴールをしました。初戦とはペースも違うレースでしたが、戸惑うことなく走れたのではないでしょうか。
血統的には1600mがベストでしょうか。ペースによっては1800~2000mも行けると思います。

7月16日(日)函館1R 芝1200m 優勝 1:10.7(雨・良)

ヤマノグラップル   牡 

父:ワークフォース
母:マルカパール
母父:サンデーサイレンス

スタートから押して逃げました。コーナーリングも問題なく、最後の直線でも最後まで粘ることができました。
血統的には距離がもっと長くてもよいと思います。父ワークフォースの母側が欧州血統が固まっているので、もう少し距離が長くなった洋芝の函館や札幌では面白い存在になるかもしれません。

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