2017年11月8日水曜日

11月4日(土)第53回 京王杯2歳ステークス(GⅡ)も振り返ってみた!


第53回 京王杯2歳ステークス(GⅡ)結果

(11月4日(土)東京競馬場 芝1400m 1:21.9(曇・良))

1着  タワーオブロンドン
2着  カシアス
3着  アサクサゲンキ

タワーオブロンドンがオープン特別、GⅡと連勝しましたね。
好スタートを切りましたが逃げることはなく、内ラチ沿いの中団についてレースを進めました。道中は外に他の馬が馬体を併せると掛かり気味になることがありましたが、C.ルメール騎手がうまく抑えていたと思います。3コーナー前には比較的落ち着いて走っていましたかね。そのまま内ラチについて3,4コーナーをまわり直線に入りました。直線に入ると外に持ち出し追い始めました。上り坂では前との差は詰まりませんでしたが、坂を上ってからの伸びは凄かったですね。一気に抜け出すと2着カシアスに2馬身差をつけて優勝しました。

それではタワーオブロンドンの血統について触れます。

タワーオブロンドンについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑮」「9月23日(土)ききょうステークス(OP)も振り返ってみた!」で触れています。何度も言うようにMr. Prospectorのクロスによりスピードを強化していますが、それ以上にスタミナがあるように考えます。また今回改めて血統表を見てみるとSpeak John、Shirley Heights、Sadler's Wells、Doff the Derbyの間でTourbillonのクロスがあることが確認でき、スタミナを強化しているように思います。全体的には課題はスピードの様に感じますが、レースを観る限りMr. ProspectorのクロスやNasrullahのクロスによりスピードもうまく強化されているように思います。今回のレースで4走目ということで競馬も覚えてきていると思うので、先がますます楽しみですね。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

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