2017年5月31日水曜日

POG2017開幕



POG2017開幕

レイデオロがダービーを勝ち、C.ルメールの3週連続GⅠ勝利、藤沢和雄調教師の悲願のダービートレーナーと多くの話題がありました。

そして次週からはさっそく来年のダービーを目指して新馬戦が始まるのと同時に、POGも新しい年に入ります。

ちゃしぶは3年ほど前からPOGに参加していますが重賞を勝ったPOG馬は、2014年度に指名したシャイニングレイ(ホープフルS)、そして先日のダービーを勝ったレイデオロです。

実績としてはいまいちですが、将来重賞を勝てるような競走馬の一口馬主になることを目標にこの時期を楽しみに過ごしています。

現状一口馬主になったことはありませんし、そのような経済力もないのであくまで夢ですが、血統を知ることで競馬の予想にも活かせると考え、自分のペースで勉強しています。

いくつかのPOGに参加する予定ですが、これまでブログで挙げた馬はもちろん指名します。ちなみにこれまで紹介した競走馬は、

モンツァ
ネイビーアッシュ
ベルペスカ
Danedreamの2015
エピキュリアン
ワイプティアーズ
ブリトニーバローズ
ラペールノアール

になります。

ぜひ活躍してほしいです(^^♪

2017年5月30日火曜日

POG2017に向けて血統考察⑧ ワイプティアーズ

※写真の仔馬は下記の馬とは何も関係ありません。イメージです。


POG2017 血統の気になる馬⑧

ワイプティアーズ 牡

父:ダイワメジャー
母:ナミダガキラリ
母父:Fusaichi Pegasus
Halo:3×5  Hail to Reason:4×4  Northern Dancer:4×5
のクロスを持っています。

ダイワメジャー産駒の活躍はすごいですね。今年のクラシックでもレーヌミノルが桜花賞を勝ちましたし、昨年はメジャーエンブレムがNHKマイルを勝っています。
今年の2歳馬からもGⅠで勝つ活躍する馬が出てきてもおかしくないですね。

ダイワメジャーは父にサンデーサイレンス、母にスカーレットブーケを持ち、Almahmoud:4×5  Lady Angela:4×5  Royal Charger:5×5のクロスを持っています。 Almahmoudは父にMahmoudを持ちますが、このMahmoudはNasrullahの母Mumtaz Begumの4分の3同血に当たりますので、スピードの下地はある血統になりますし、もう一つクロスになっているRoyal ChargerはNasrullahの4分の3同血です。
このような血統背景があり、ダイワメジャーはマイラーとしてのスピードを手に入れたのだと考えます。

ダイワメジャーとの配合を考えるときにはこのスピードを活かすことを考える必要があるのですが、レーヌミノルは母父にタイキシャトルがいて、Halo:3×4のクロスになるのですが、Haloを遡るとRoyal Chargerがいます。また、母母の血統を遡るとBold Rulerがいてその父がNasrullahになりますし、Princely Giftの父もNasrullahになります。
スタミナを持つ血統も持っているのですが、このような背景がありそれがより強く遺伝されたことでレーヌミノルはスピードが勝った馬になったのではないでしょうか。

メジャーエンブレムは血統をみると面白いというか、不思議です。
母父にオペラハウスを持ち、その父はSadler's Wellsです。また母父にはRainbow Questがいてスタミナ十分な血統背景があります。しかし活躍したのは1600m戦でした。一瞬のスピードはないが、スピードを持続するスタミナが豊富だったのだと結果的に思いますし、気性が穏やかならば2000m~2400mでも結果を残せたかもしれない、と思いました。

さて、話を戻してワイプティアーズですがHalo:3×5、Hail to Reason:4×4のクロスがあるということでRoyal Chargerのクロスが成立しています。また母父にFusaichi Pegasusがいて、Mr. Prospector、Danzigとスピードを持つ血統を持っています。これだけ見るとスピードが突出した産駒が生まれそうですが、さらに期待したいのは母母母の血統を遡るとNasrullahと相性のよいスタミナ血統のPrincequilloの血があることも確認できますし、母母母母の血統にはさらにRoyal Chargerがまたいます。

ダービーは距離的に難しいかもしれませんが、皐月賞や朝日杯フューチュリティSでは楽しめるのではないでしょうか。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月28日日曜日

第84回東京優駿 日本ダービー(GⅠ) 競馬予想結果


第84回東京優駿 日本ダービー(GⅠ)結果

1着   レイデオロ
2着  ◎スワーヴリチャード
3着   アドミラブル

5着  △アルアイン
6着  ○ダンビュライト
7着  ▲ペルシアンナイト


うーん…(´・ω・`)

全然ダメでした。マイスタイルがものの見事にスローペースに落としましたね。前半3Fはっ自身の予想より1秒も遅い37.1秒。オークスと同じペースですが、優勝タイムはオークスより2秒8も遅い2分26秒9。道中もどれほど緩やかだったのかがわかります。優勝したレイデオロは結果的に途中2番手まで押し上げたC.ルメール騎手の好判断だったということになります。が、このレースが実力通りのものだったかと言えば、そうではないと思いますし、菊花賞で他の馬が台頭する可能性も十分考えられるレース内容だったと思います。(今のところ菊花賞で面白いと考えているのは血統からクリンチャーに魅力を感じています。)
本命にしたスワーヴリチャードはペースが遅かったものの、自分が想像した通りのレースだったと思います。やはり左回りの方が合っているのかな、と思います。2着は悔しかったと思いますが、東京では今後も注意が必要な馬だと思います。
対応にしたダンビュライトも好位からの競馬で期待が持てましたが、スローに泣かされました。最後の直線勝負になると瞬発力がないので、この馬の展開ではなかったと思います。
アルアインも同様のことが言えるでしょう。勝負根性勝負ではなく瞬発力勝負になったことはこの馬にとって決して良い展開だったとはいえません。
ペルシアンナイトはスローに引っかかっていたようでした。外からレイデオロが行ったときに一緒に行き、直線半ばまではよい感じでしたが、最後まで伸び切ることができませんでした。やはり適距離は1600m~2000mくらいでしょうか。予想でも書きましたが、馬込みにれて経済コースを通れば2400mもこなせると思いますが、毎回そのような展開になるとは限らないので、やはり1600m~2000mでレースを使った方が良いように感じました。

レイデオロは結果的に先ほども書いたようにC.ルメール騎手の好騎乗が大きかったと思います。予想のブログでも書きましたが、調教から勝負所で置いて行かれる感じがしたので無印にしましたが、自分からこんなに積極的に動いていくとは思いませんでした。このようなレースができることはレースの幅が広がったという武器になりますが、毎回このようなリスキーな競馬ができるかと言えばそうではないと思います。今後のレース内容に注目したい一頭です。

アドミラブルは予想通り追い込みでしたね。スローペースで3着まできたあたり強い馬ですが、好位からの競馬ができるようにならないと、直線伸びているが届かず!…という競馬が今後も続くのではないでしょうか。




来週は安田記念です。新興勢力と実力のある古馬との面白いレースになりそうですね。(*^^*)

2017年5月26日金曜日

競馬予想 東京優駿 日本ダービー(GⅠ)

※イメージ映像です。
東京競馬場春の5週連続GⅠの第4弾!東京優駿日本ダービー!
5週連続GⅠの中では毎年一番盛り上がるレースではないでしょうか。
昨年は5強(マカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ、エアスピネル、リオンディーズ)のレースとして注目されましたが(自分だけ?)、今年は抜けた馬がいなく戦国ダービーの様相となっています。
1週間楽しみにしてダービーに夢見ていましたが、本命を決めていきたいと思います。

東京優駿 日本ダービー(GⅠ) 東京競馬場 芝2400m

スタンド前からスタートし1コーナー半ばまで平坦。向正面半ばまで2mほど下り、丘を登って降りた後の3コーナー半ばからはじわじわと上り続け、最後の直線半ばで一気に2mほどを駆け上がりゴール。
最後の直線が525.9mと長いので、差し、追い込みも届くイメージがあると思います。

レース展開予想

積極的逃げるとしたらトラストでしょうか。他に逃げる可能性があるのはマイスタイルかダイワキャグニー 、クリンチャー あたりでしょうか。
前半3F36.0秒前後で逃げるなか、ダンビュライトやスワーヴリチャード、アルアインが内枠を活かして好位つけるのではないでしょうか。レイデオロ、カデナ、アドミラブルが後方から直線勝負にかけると思われます。


実績からの候補

アルアイン
ペルシアンナイト
ダンビュライト
スワーヴリチャード
クリンチャー
サトノアーサー
ベストアプローチ
レイデオロ
カデナ
ダイワキャグニー
ウインブライト
アドミラブル

調教映像からの候補(JRA調教映像より)

スワーヴリチャード
ペルシアンナイト
アドミラブル


予想まとめ



本命:スワーヴリチャード
皐月賞6着からの巻き返しに期待します。
前走はスタートもよく好位からの競馬ができそうな感じでしたが、道中は後ろに一旦下げて直線追いだす形になりました。皐月賞のVTRを観ているとこの馬は左回りの方がスムーズのような気がします。理想とするレースは共同通信杯です。
調教でも力が入りすぎず、いつでも抜け出すことが可能な感じでした。馬がレースを知っている様子も感じましたし、共同通信杯での完成度の高さをみると、同じ東京で期待したいところです。

対抗:ダンビュライト
皐月賞3着の善戦マンです。重賞勝ちはないですが、これまでの走りを観ていると距離が延びてよい感じがします。血統的にも距離は持ちそうですが、切れる脚がないのが欠点でしょうか。調教ではそれを考慮してなのか、坂路で瞬発力を高めようとしたのだと思います。加えて、1枠1番。ここで善戦マンを脱するチャンスをものにしてほしいと思います。

単穴:ペルシアンナイト
2400mという距離が微妙に長い気もしますが、体調の良さでカバーしてほしいと思い3番手としました。調教では良い動きを見せており、気持ちも乗っている感じがしました。スタートして馬込みに入れ経済コースを行けば、十分上位の可能性があると思います。

連穴:アルアイン
皐月賞馬ですが今回は4番手の評価としました。
体調もよく皐月賞と同等以上の状態とも思いますが、調教では勝負根性を示すような走りを見せていました。並んだら抜かせない力強さを持っていますが、東京競馬場でそれを活かすような乗り方が求められます。

注目のアドミラブルですが、調教でも良い動きを見せていたと思いますし、青葉賞と同等の状態で出走できると思います。一番の難関は大外枠…。力差があるならば大外枠も関係ないですが、今年はどの馬にもチャンスがあるほど実力は横並びだと思いますし、枠の差が最後の結果に響きそうだと考えています。しかも脚質が差し、追い込み…。体調が良くても今回は厳しいとみて無印としました。
レイデオロは体調は上昇しているとみましたが、まだ完成途上のように感じます。最後の直線で伸びるとは思いますが、勝負所で置いて行かれそうな感じを調教から感じました。皐月賞後、ダービーの注目馬としてスワーヴリチャードとともに名前を挙げましたが、そのような理由がありこちらも思い切って無印としました。

最終結論

馬連:①④⑦⑪BOX
3連複:④流しー①⑦⑪

2017年5月25日木曜日

POG2017に向けて血統考察⑦ エピキュリアン

※写真の仔馬は下記の馬とは何も関係ありません。イメージです。


POG2017 血統の気になる馬⑦

エピキュリアン 牡

父:ルーラーシップ
母:イオス
母父:バゴ
Mr. Prospector:4×5  Nureyev:4×5  Northern Dancer:5×5
のクロスを持っています。

父:ルーラーシップは現役時代自分が好きな馬でした。
昨年のルーラーシップの産駒からダンビュライトをPOG馬として指名したのですが、めでたく今週のダービーに駒を進めることができました。このような活躍馬を多く出してほしいと願っています。

ルーラーシップとの配合を考えるうえで一番肝心なのはスピードを強化することだと個人的には考えています。
ダンビュライトはRivermanとMill ReefというNasrullahとPrincequilloのクロスを持ちスピードといそれを維持するスタミナを強化しているように考えます。しかしそれでもまだスタミナが勝っている印象をダンビュライトの走りや成績から受けます。
そのためスピードをいかに強化するかが、ルーラーシップの種牡馬としての課題であると考えます。

今回挙げたエピキュリアンは母父に凱旋門賞を勝ったバゴを持ち、スタミナを強化しているようにも見えますが、自分が期待したいのは、Mr. Prospector:4×5、Nureyev:4×5のクロスがあることです。また、Blushing Groomの血が入っていることにも期待しています。今年はNasrullahとPrincequilloのクロスではなく、上記の馬のスピードに期待したいです。

この馬を血統全体でみると欧州血統の割合が多く、やはりスタミナが勝った馬になる可能性があります。しかし最初にも話した通り、ルーラーシップは個人的に好きな馬なので、その産駒の活躍を期待してPOGでも指名していきたいと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月24日水曜日

競馬予想の振り返り①



今年の初め辺りからこのブログを始めて予想もしてきましたが、一度その内容を振り返ってみようと思い、的中率や回収率を出してみました。
以下がその結果です。




…特に強調するところはありませんね(´・ω・`)


日々精進します(`・ω・´)

2017年5月23日火曜日

POG2017に向けて血統考察⑥ Danedreamの2015

※写真の仔馬は下記の馬とは何も関係ありません。イメージです。

POG2017 血統の気になる馬⑥

Danedreamの2015 牡

父:Frankel
母:Danedream
母父:Lomitas
デインヒル:3×3  Northern Dancer:4×5×5×5
のクロスを持っています。

先日のオークスを勝ったソウルスターリングの父Frankelですが、このクラシック優勝を受けてさらにその産駒の評価が上がるのではないでしょうか。
その中で気になったのがこのDanedreamの2015です。

母:Danedreamは3歳の時に凱旋門賞を勝ち、そのとそのジャパンカップにも参戦した馬です。ちなみにこの時のジャパンカップの優勝馬はブエナビスタでした。

この馬に魅力を感じたのは母の血統なのですが、簡単に言うと
有名じゃない血統がいっぱい入っているのです(`・ω・´)

…こどもの表現ですね(笑)

母:Danedreamの血統を遡っていくと目につく有名な血統はNorthern Dancerの血を引く、Nijinskyやデインヒルがいますが、パッと目につくのはこれくらいなんですね。
あとは知らない血統ばかりなのでそんなに魅力的に映らないかもしれません。だけどこの知らない血統を遡っていくと、過去の名馬の血が多く入っています。
例えば、5代目Tom Rolfeの父にはRibotがいたり、3代目La ColoradaにはHyperionのクロスがあったり、デインヒルの母側にHis Majestyという馬がいるのですが、この血統にはRibotとFlower Bowlがいたり、3代目Rose Bonbonの中にはTourbillonのクロスがあったりと過去に主流血脈とされていた血が多く含まれています。

現在の産駒の特徴としてNorthern Dancerやサンデーサイレンス、Mr. Prospector等の現在主流を担っている血統が多く入っている傾向がみられますが、Danedreamの2015は主流血脈を持ちつつ、過去の主流血脈も多く持っていることが特徴だと思います。
このような現在の主流血脈だけでない血統を持つ母:Danedreamは、繁殖牝馬としてどのような種牡馬を相手にしても良い馬を出すのではないかと思います。

Danedreamの2015はこのように考えると魅力のある馬なのですが心配な点もあります。それはDanedreamが凱旋門賞に勝ったように欧州の長距離で活躍した馬であり、父:Frankelの血統にはSadler's WellsやRainbow Questのスタミナを持つ血統が入っており、スタミナが強調された競走馬になる可能性もあると考えます。個人的にはMr. Prospector、Danzig、Blushing Groomのスピードがうまく伝わることを期待したいして、POGに指名していきたいと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月21日日曜日

第78回優駿牝馬 オークス(GⅠ) 競馬予想結果


第78回優駿牝馬 オークス(GⅠ)結果

1着  〇ソウルスターリング
2着   モズカッチャン
3着   アドマイヤミヤビ

5着  △リスグラシュー
6着  ▲フローレスマジック
7着  △ブラックスビーチ
18着  ◎ヤマカツグレース


ちーん…(;・∀・)

全然ダメでした。本命にしたヤマカツグレースは外枠が響きましたね。ギリギリ折り合っているように見えてましたが、終始行きたがっているようにも見えました。最後の直線では見せ場なく、シンガリ負け。内枠だったら結果は違っていた!…といいたいところですがシンガリ負けでは何を言おうと説得力無しです…(´・ω・`)
勝ったソウルスターリングは理想的な競馬ができました。内枠で前に馬をおいて先行する形。最大限内枠を活かしたレースだったと思います。

前半3F37.1秒。ほぼ予想通りのペースでした。逃げたのはフローレスマジック。その後ろをミスパンテール、ソウルスターリング、ヤマカツグレースがつけていきました。この時点でヤマカツグレースは馬込みに入れることができずに、終始外からの競馬になりました。
2着のモズカッチャンはこの後ろの内でスムーズに流れに乗っていました。最後の直線では一時先頭に立っただけに悔しい敗戦だったと思います。
3着のアドマイヤミヤビははやり後ろからの競馬になりました。3着まで追い込んできたのは素晴らしかったですが、やはり脚質的にペースに左右されそうです。追い込み一辺倒では今後も苦労するのではないでしょうか。
勝ったソウルスターリングは4コーナーから先頭に立ち、馬場の良い外に行き抜け出しました。追ってからの反応もよく、強い勝ち方だったと思います。
秋華賞にいって競馬場が変わっても、このようなレースができればパフォーマンスが落ちることはないでしょう。秋にはソウルスターリングを脅かす馬が出てくるのでしょうか?どちらにしても3歳牝馬のレースではソウルスターリングが中心になるのではないでしょうか。


来週は東京優駿(日本ダービー)です。こちらもオークス同様どの馬からでも楽しめそうなレースになりそうです(*^^*)

2017年5月19日金曜日

競馬予想 優駿牝馬 オークス(GⅠ)

※イメージ映像です。


東京競馬場春の5週連続GⅠの第3弾!優駿牝馬オークス!

桜花賞で断然人気のソウルスターリングが敗れたことで混戦模様となりましたね。
3歳牝馬のどの馬にとってもこの時期の2400mは走ってみないとわからないところもありますし、能力の高さだけで乗り切ってしまうこともあるので、予想をする方としては難しいレースですね。

…まぁそうでなくても外れてますが(´・ω・`)

優駿牝馬 オークス(GⅠ) 東京競馬場 芝2400m

スタンド前からスタートし1コーナー半ばまで平坦。向正面半ばまで2mほど下り、丘を登って降りた後の3コーナー半ばからはじわじわと上り続け、最後の直線半ばで一気に2mほどを駆け上がりゴール。
最後の直線が525.9mと長いので、差し、追い込みも届くイメージがあると思います。

レース展開予想

積極的に逃げに行く馬がおらず、2400mと長距離レースでもあるため、スローペースが予想されます。逃げるのはヤマカツグレースか。スピードの違いでレーヌミノルが行くことも考えられますが、距離を考えるとスピードを抑えていくのではないでしょうか。また内枠を活かしてフローレスマジックやモーヴサファイアが逃げることも予想されますが、前半3F37.0秒前後になるのではないでしょうか。
この先団の後ろにモズカッチャンやソウルスターリング、ブラックスビーチがつけ、中団後ろからアドマイヤミヤビ、リスグラシューが追っていく展開でしょうか。
展開を考えると先団につける方が有利になると思います。



実績からの候補

モズカッチャン
ソウルスターリング
フローレスマジック
ハローユニコーン
ブラックスビーチ
レッドコルディス
レーヌミノル
リスグラシュー
ヤマカツグレース
アドマイヤミヤビ
カリビアンゴールド

調教映像からの候補(JRA調教映像より)

ヤマカツグレース
リスグラシュー
レーヌミノル
フローレスマジック
ソウルスターリング

予想まとめ


本命:ヤマカツグレース

前走のフローラSを2着ですが、2番手から何とか折り合って最後まで粘りました。
今回逃げることを想定しているのかわかりませんが、調教は単走でした。のびのび気分良さそうに走っておりタイムもしっかり出ていましたので、体調もよいと判断しました。
外枠は気になるところですが、体調の良さでカバーしてほしいと思います。

対抗:ソウルスターリング
能力はある馬なので前走負けたのは残念だとは思いますが、オークスではリベンジも可能と考えています。やや掛かる心配がありますが、血統をみても2400mは十分走れると思います。内枠を活かして馬込みに入れ、最後抜け出す競馬ができれば逆転もあると考えます。

単穴:フローレスマジック
この馬もフローラSで先行し3着に粘っています。調教でも長い距離を走っており、最後まで一生懸命走っていました。この馬も内枠を活かしてロスなく行ければ、面白いと思います。

連穴:リスグラシュー 、ブラックスビーチ 
リスグラシューは血統的にも2400mは持つと考えていますし、勢いも感じています。ただ追い込み脚質なんですよね。東京競馬場なので末脚が活きるとも考えられますが、展開としてはスローになると考えているので、外から追いこんでくるとなるとかなり不利になるのではないでしょうか。しかし体調は良さそうなので、抑えはしておきたいと思います。
ブラックスビーチは距離を意識しての調教なのか、抑えたままの内容でした。しかしタイムはしっかりと出ているので、連勝の勢いもあり面白いのではないかと思います。

レーヌミノルは桜花賞を勝ち、勢いもありますが2400mはやはり長いと思います。血統的にはマイル以上でも走れると思うのですが、これまでのレースを観ているとスピードが勝っている馬だと考えます。そのため今回は無印としました。
アドマイヤミヤビは人気の一角になるかな、と思いましたが調教がもの足りなかったのでこちらも無印としました。

最終結論

馬連:⑮流しー②③⑩⑭
   ②流しー③⑩⑭
3連複:⑮流しー②③⑩⑭
    ②流しー③⑩⑭⑮

2017年5月17日水曜日

POG2017に向けての血統考察⑤ ブリトニーバローズ

※写真の仔馬は下記の馬とは何も関係ありません。イメージです。

POG2017 血統の気になる馬⑤

ブリトニーバローズ 牝

父:ディープインパクト
母:ダイアナバローズ
母父:シンボリクリスエス
Hail to Reason:4×5 Mill Reef:4×5 Northern Dancer:5×5
のクロスを持っています。

引き続き父にディープインパクトを持つ2歳馬です。
ブリトニーバローズの母ダイアナバローズですが、こちらの血統も素晴らしいです。
POG2017 血統の気になる馬④ラぺールノアールと同様に母側にNasrullahとPrincequilloを持つMill Reefの4×5のクロスが成立しています。さらに母側の5代目にSeattle Slewがおり、この母であるMy Charmerとブリトニーバローズの母側4代目のEl Gran Senorの母Sex AppealはLa Troienneの血を色濃く引き継ぐ血統で、スタミナをを支える血統になります。

Hail to Reason:4×5のクロスも持っていますが、この2代前の父はRoyal Chargerであり、Nasrullahの4分の3同血、加えて母側の5代目にはPrincequilloがおり、NasrullahとPrincequilloに似た血統が成立しています。

血統背景を見ていくと、この馬も先が(POGでの指名が)楽しみに思えます。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月15日月曜日

POG2017に向けての血統考察④ ラペールノアール

※写真の仔馬は下記の馬とは何も関係ありません。イメージです。

POG2017 血統の気になる馬④

ラぺールノアール 牝

父:ディープインパクト
母:バイコースタル
母父:Gone West
Northern Dancer:5×5   のクロスを持っています。

父のディープインパクトは現役時代の活躍もさることながら、種牡馬となった今でも勢いそのままに優秀な競走馬を送っています。マカヒキ、サトノダイヤモンド、ジェンティルドンナにキズナ、ミッキークイーン等々…。POGにおいて無視することができない種牡馬です。
今回取り上げているラぺールノアールですが、母にバイコースタルを迎えNorthern Dancerのクロスが発生しています。それ以上に注目したいのが母側にSecretariatとRivermanのNasrullahとPrincequilloのクロスを持っていることです。
Nasrullahのスピードとスピードを維持するPrincequilloのクロスがあること、さらにこちらも母側ではありますが、Mr. ProspectorとNureyevというスピード血統を持っていることも魅力です。こうして考えると母のバイコースタルはもっと活躍しても良いくらいの血統を持っているのですが、繁殖牝馬としてすごい魅力のある馬だと思います。

これらの血統背景がうまく仔に伝われば、クラシックを意識した1600m~2400mの距離で活躍できるのではないでしょうか。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月14日日曜日

ヴィクトリアマイル(GⅠ) レース結果

※ヴィクトリアマイルとは関係ない写真です。イメージです。

第12回ヴィクトリアマイル(GⅠ)結果

1着  △アドマイヤリード
2着   デンコウアンジュ
3着   ジュールポレール

4着  ◎スマートレイアー
5着  △ソルヴェイグ
7着  〇ミッキークイーン
11着  ▲レッツゴードンキ


ゴール前は「(スマートレイアーを)差すなぁーーー!!!」という心境でした(笑)
本命にしたスマートレイアーは最後まで頑張ってくれました。
正直直線半ばでは「勝った!」と抜け出すのを待っていましたが、頭差から抜け出すことができませんでした。
勝ったアドマイヤリードは見事でしたね。スマートレイアーとソルヴェイグの間から突っ込んできましたが、少しスペースができたタイミングで体を入れることができました。

前半3F35.6秒。稍重の馬場だったとはいえ、これほどペースが落ちるとは思いませんでした。逃げたのは予想通りソルヴェイグでしたが、外からリーサルウェポンがかぶせるようにいきました。ソルヴェイグは内枠だったこともありそのまますんなり逃げることができました。人気どころではスマートレイアーとレッツゴードンキが先団につけていましたが、レッツゴードンキはやや行きたがっていたでしょうか。岩田騎手がうまく折り合いをつけていましたが、外枠とやや重の馬場が最終的には響いたでしょうか。
一番人気のミッキークイーンは先団は好位からの競馬でした。最後の直線ではぶつかられる不利がありましたが、それ以前に伸び脚がなかったですね。バテてはいないのですが、この馬も馬場が微妙に影響したのでしょうか。

2着のデンコウアンジュには参りました。力はあるとは思っていますが、近走が冴えないこと、調教でも取り上げるほどの動きはしていないと判断したので、個人的には諦めがつきます。
3着のジュールポレールも今後注目していかなくてはいけませんね。

来週は優駿牝馬(オークス)です。昨年とは違い中心となる馬が見当たりませんね。どの馬からでも楽しめそうなレースになりそうです(*^^*)

2017年5月12日金曜日

ヴィクトリアマイル(GⅠ) レース予想

東京競馬場春の5週連続GⅠの第2弾!ヴィクトリアマイル!

今年は抜けた馬がなく、面白いレースになりそうですね。

強い牝馬にとってはここを叩いて中2週で安田記念に、ということもありますが、今年はどの馬もヴィクトリアマイルを勝ちに来ている感じがあるので、例年に比べどの馬も本気度がかなり高いように感じます。

ミッキークイーンが人気の中心になりそうですが、この馬追い込み馬なんですよね…。
直線の長い東京競馬場なので人気になるとは思いますが昨年も2着だったので、他の馬にも十分チャンスがあると考えています。

ヴィクトリアマイル(GⅠ) 東京競馬場 芝1600m

2コーナーからスタートし、ゆるやかに下った後、山越えを経て3コーナーへ。そのままの勢いでゴールまでいきたいですが、残り400mのところで坂を駆け上がり最後300mはほぼ平坦のコースです。

レース展開予想

積極的に逃げる馬はいないようですが、ソルヴェイグがスピードの違いで逃げるのではないかと考えています。それを追ってオートクレール、クリノラホール、ジュールポレール、デンコウアンジュあたりが先団をつくり、その後ろから有力どころが追走する展開を予想しています。
前半3F34.5秒前後のペースではないでしょうか。これより遅くなるようだと追い込み馬は届かないのではないかと考えています。

実績からの候補

スマートレイアー
ジュールポレール
ソルヴェイグ
アドマイヤリード
ルージュバック
クイーンズリング
ミッキークイーン
ウキヨノカゼ
レッツゴードンキ
フロンテアクイーン


調教映像からの候補(JRA調教映像より)

スマートレイアー
ソルヴェイグ
ミッキークイーン
レッツゴードンキ

予想

本命:スマートレイアー
年末から長距離路線に変更して好成績を収めています。7才という高齢でもありますが、ますます充実している印象があります。今回京都記念の2200mから距離を短縮しての出走になり、心配なところもありますが本命としました。
調教では風の強い中嫌気をさすこともなくしっかり最後まで走ることができていました。気持ちがのっているようにみえ、馬場が悪くなっても最後まで一生懸命走ってくれるのではないかと思っています。

対抗:ミッキークイーン
今レース実績NO.1の牝馬です。調教でもスピードに乗った走りをしており、体調がよいと判断しています。実績のある馬が体調も良いわけなので本命にしてもよいくらいなのですが、追い込み脚質が個人的にはマイナスポイントです。「追いこんできたけど届かず!」ということもあり得ますし、この馬の前に本命にしたスマートレイアーがいるのではないかと予想しています。

単穴:レッツゴードンキ
調教では単走でしたが、集中して走っているように見えました。実績もある馬で、成績も安定しているのが良いですね。正直内枠をひいてほしかったな、とは思います。

連穴:ソルヴェイグ、アドマイヤリード
ソルヴェイグは短距離で走っている馬でスタートのスピードはこの馬が一番ではないかと考えています。積極的に逃げる馬がいないので、この馬がマイペースで逃げれば最後まで粘るのではないかと考えています。
アドマイヤリードは勢いのある馬です。前走の阪神牝馬Sでおミッキークイーンの2着と好走しています。追い込み脚質は気になりますが、抑えておきたいです。

クイーンズリングですが今回取り捨てが難しいですね。調教は悪くはありませんでしたが、特別よく見えなかったので今回は無印としました。
またルージュバックは調教でよく見えませんでしたので、この馬も無印としています。

最終予想

単勝:②
馬連:②流しー④⑤⑪⑭
3連複:②流しー④⑤⑪⑭

2017年5月11日木曜日

POGに向けての考察③ ベルペスカ

気になる馬③

ベルペスカ

父:ディープブリランテ
母:ビューティーコンテスト
母父:Singspiel
Halo:4×4 Busted:4×5 Northern Dancer:5×5  のクロスを持っています。

ディープブリランテは種牡馬として気になっていた馬でした。
自分が注目した点は3代目にNasrullahとPrincequilloの血を持つRivermanがいることです。これをうまく使ってNasrullahとPrincequilloのクロスができたらと考えていました。
Nasrullahはスピードに突出しており、そのスピードを維持するスタミナをPrincequilloが支えました。このような血統を持つ馬は多くおり、先に挙げたRivermanやMill Reef、Secretariat等がいます。このように競走馬としての成功した馬が多く、NasrullahとPrincequilloはニックスの関係(相性が良い関係)と言われています。

ここで挙げたベルぺスカですが、4代目にRiverman、5代目にMill Reefがおり、NasrullahとPrincequilloのクロスが成立しています。さらに、母側の5代目にShirley Heightsという馬がいるのですが、この父もMill Reefです。そのような点がこの馬の魅力かな、と思いますし、スピードとスタミナを兼ね備えた馬になってほしいと思います。

しかしながら、ベルぺスカの血統を全体的に見るとスピード以上にスタミナが強化されているように見えます。
ベルぺスカにはBusted:4×5のクロスがあるのですが、この馬はスタミナに勝ると言われています。しかもディープブリランテの母:ラヴアンドバブルズの血統を遡るとLabusという馬がおり、この馬の父もBustedなんです。だから正確にはBusted:4×5×6のクロスを持っていることになります。さらに母父:Singspielを遡るとSadler's Wellsがいますし、母母:Beldarianを遡るとPrince John(父:Princequillo)がいます。

なのでただ単にスタミナ十分の長距離馬になる可能性もあるかな、と思いますが、先に挙げたNasrullahとPrincequilloのクロスを持つこと、父:ディープブリランテがややスピードよりの中距離馬だと考えているので、うまくスピードがを引き継いでくれると面白い存在になるのではと期待しています。

…ベルぺスカは母:ビューティーコンテストが15歳とやや高齢の時に出産したのも気になるところですが(;・∀・)


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月9日火曜日

競馬の予想

みなさんどのように競馬の予想をしていますか?


競馬を始めて20年ほどになりますが、まだ予想方法が確定していません…( ;∀;)

自分はここ2~3年は、これまでとは違い競馬予想に少しばかり力を入れてきました。

しかし結果は散々…

現在は展開を考え予想をしていますが、まだまだ勉強不足です…というか展開が当たらない。

これまで実績を重視したり、調教データを重視したり、パドックでの気配(主に地方競馬)を重視したりと様々なファクターに重きをおいて予想してきましたが、まだまだ『これだ!』という予想法が決まりません…。

このような様々なファクターを重視して皆馬券を買うので、最終的にそれが数字として表れるオッズが一番信頼があるのではないか、と考えたこともありますが、人気順に決まるわけでもありません。

難しいですね、競馬って…(競馬だけとは限らないですが)

これまで馬券を買って当たったこともありますが、その中で思ったのは自分で一生懸命考えて当たった時が一番うれしいですよね!

これまで予想の様々な本やサイトを観てきましたが、その本やサイトの考えに固執しすぎていたような気がします。

自分の予想方法を確立する。

これを目指してこれからも頑張っていきたいと思います。

今回は自分の思いを綴ったブログになってしまいました…今週も予想頑張ります(`・ω・´)

2017年5月8日月曜日

POGに向けての考察② ネイビーアッシュ

気になる馬②

ネイビーアッシュ

父:キングカメハメハ
母:ダイヤモンドディーバ
母父:Dansili
Northern Dancer:5×5×5×5 Sex Appeal:5×5 のクロスを持っています。

正直POGで指名するかわかりませんが、血統を見る限りオークスが楽しみに思えます。

注目したいのはSex Appeal:5×5のクロスがあることです。
Sex AppealはLa Troienneという血を色濃く継ぐ牝馬の一頭で、簡単に言うとスタミナを伝える血統とされています。これがクロスしていることはスタミナを強化しているといえます。また中距離馬で活躍した有名なNorthern Dancerのクロスも持っています。
もっと掘り下げていくと、けど簡単に言うと、5代目にいるHis MajestyやHigh Lineもスタミナを伝える血統になっており、これらの血統がうまく遺伝されるとスタミナ十分な仔が生まれると考えます。

しかし心配な点もあります。
スピードです。
キングカメハメハは2400mの日本ダービーを当時レコードで優勝したスピードとスタミナを兼ね備えた競走馬です。
キングカメハメハのスピードを支えたのは父であるKingmambo、もっと言えばその父であるMr. Prospectorの血だといえます。
ネイビーアッシュはその血を引き継いではいますが、スタミナに比べるとスピードを支える血が少ないように思えます。母方の血統内にはDanzigがいますが、Sex Appealのクロスの様な支え方がないのでスタミナだけが強く出る可能性があると思います。

それでもキングカメハメハ産駒のこれまでの実績を考えれば、最初にいったようにオークスを目標とした産駒の一頭として考えても面白いのではないかと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

2017年5月7日日曜日

NHKマイルC(GⅠ) レース回顧

アエロリットが強い勝ち方をしました。

道中外々を周っての勝利なだけに横綱競馬の様にも見えましたが、レース映像でいるとあえて外々を周っていますね。鞍上の横山典弘騎手がアエロリットが掛からないようにわざと馬群から離して外々を周っているようでした。

基本外を回ってくると余分に距離を走ることになるので不利になると考えているのですが、この乗り方が結果的に馬をリラックスさせて力を出させたのだと思います。
逆に言うと今後の課題は馬込みに入れての競馬で結果を残せるか、ということでしょうか。内枠からの競馬で注目したいと思います。

本命にしたタイセイスターリーですが見せ場なく負けてしまいました…。
展開予想では3~4番手で先行すると考えていたのですが、予想に反して後方からの競馬になってしまいました…。
最後の直線に入って期待しましたが前は壁になっており万事休す…残念でした( ;∀;)

リエノテソーロは最後差し切るかと思いました。
直線でまっすぐに走れず途中体勢を整えていたことが敗因でしょうか。
次走がこの馬にとっての試金石になりそうですね。

ボンセルヴィーソは立派な3着だと思います。
前半3F34.5秒とこの馬にしては速いペースで逃げました。それでいて終い3F35.0秒でしっかり走り粘っています。しかも東京競馬場で。この馬も次走が楽しみな馬ですね。

予想は残念ですがいつも通り(?)外れました…(´・ω・`)

来週はヴィクトリアマイルC。
ミッキークイーンが中心になりそうですがさてはて。来週も楽しみましょう(^◇^)

2017年5月5日金曜日

NHKマイルC(GⅠ) 予想

今年のNHKマイルCですが抜けた馬がなく混戦模様ですね。

新設当初は外国馬のダービーという感じがありましたが、最近はクラシックレースで好走した馬がGⅠ勝利のチャンスをつかむために出走してくる傾向が感じられます。

個人的にはレーヌミノルやファンディーナが出走してきたらもっと面白くなったかなと思います。

NHKマイルC(GⅠ) 東京競馬場 芝1600m

2コーナーからスタートし、ゆるやかに下った後、山越えを経て3コーナーへ。そのままの勢いでゴールまでいきたいのだが、残り400mのところで坂を駆け上がり最後300mはほぼ平坦。

レース展開予想

逃げるのはボンセルヴィーソかトラスト 。内枠偶数番からおそらくボンセルヴィーソが逃げると思われるが、もしトラストが逃げたとしてもスローの逃げでなければ上位は難しいと考えています。逆にボンセルヴィーソは逃げなくてもそれなりに結果を残している馬なので抑えても問題なし。逃げ馬のペースとして前半3F35.5秒前後と予想。
その後にタイセイスターリー、ジョーストリクトリ がつける展開になり、内枠の馬から好位につくのではないかと考えています。

実績からの候補

モンドキャンノ
アウトライアーズ
カラクレナイ
プラチナヴォイス
ボンセルヴィーソ
ジョーストリクトリ
タイセイスターリー
ミスエルテ
トラスト
レッドアンシェル
アエロリット

…いっぱいいますね。

調教映像からの候補(JRA調教映像より)

アウトライアーズ
カラクレナイ
プラチナヴォイス
タイセイスターリー
リエノテソーロ
レッドアンシェル
アエロリット

タイセイスターリー、リエノテソーロ、レッドアンシェルあたりが特に良く感じました。
リエノテソーロ、レッドアンシェルはスピード感あふれる内容だったと思います。
タイセイスターリーは映像を見る限り賛否が分かれそうですが、栗坂で途中進路を変更し追われて終い1F12.2秒としっかりのびていることを評価しました。

予想

本命:タイセイスターリー
展開が向きそうなのと調教内容を評価しました。
また前走も7着とはいえ0.5秒差。内容も悪くなく最後までしっかり走れていたと思います。ただ混戦と考えているので、3着までにくる可能性が高いと考えての本命です。

対抗:カラクレナイ
追い込み馬なので基本重い印をつけたくないのですが、今回有力馬とされている馬は追い込み馬が多く、今年のNHKマイルCの特徴だとも思います。
その中でカラクレナイは2枠4番からのスタートとなりました。なんとなく鞍上のM.デムーロ騎手は好位につけそうな気がします。少なくとも無理に下げることはないと考えています。内の好位で足をためることができれば、直線弾けるのではないでしょうか。

単穴:リエノテソーロ
調教の走る姿をみて決めました。私見ですが気持ちが乗って気合十分のように感じましたし、前走を叩いての上積みも期待したいところです。

連穴:アウトライアーズ、プラチナヴォイス 、レッドアンシェル、アエロリット
レッドアンシェルも気持ちが乗っているような調教でしたし、アエロリットも現状を維持している状態と判断しました。
アウトライアーズは美坂の左回りの調教で好時計を出しているのが好感が持てます。
プラチナヴォイスは皐月賞でも面白い一頭と考えていました。4コーナーから進出していくレーススタイルが好きなこともありここでも押さえておきたいです。もちろん状態は良いと判断しています。

最終予想

複勝:⑨
馬連:⑨流しー③④⑤⑭⑮⑯(6点)
3連複:⑨流しー③④⑤⑭⑮⑯(15点)


2017年5月1日月曜日

POGに向けての考察① モンツァ

POGの開始の時期が近づいてきました。

POG関係の本もこれからでてくることと思います。

もちろん自分も参加します。

POGに参加する上で自身が気になる馬についてこの場で考えていけたらと思います。

気になる馬と言っても、自分が集めることができる情報の範囲内でのことなので、もっと魅力的な血統を持った馬が他にいると思います。
なのであくまで「ちゃしぶの個人的な考え」というスタンスで読んでもらえたらと思います。


気になる馬①

モンツァ

父:ロードカナロア
母:スピードリッパー
母父:ファルブラヴ
Northern Dancer:4×5  Secretariat:4×5 のクロスも持っています。

ロードカナロアは今年が初年度産駒ですね。
父のロードカナロアは香港スプリント2連覇を含め、GⅠ6勝(内1200mGⅠ5勝)した名スプリンターです。
自身の『東京新聞杯 エアスピネル』というブログのなかでロードカナロアの血統について触れているので繰り返しになりますが、

「ロードカナロアはキングカメハメハの中距離適性にStorm cat本来のスピードを注入するだけでなく、Cormorantのスタミナ、ナスルーラとプリンスキロのクロスを持ち合わせた血統になっており、スプリンターに必要なスピードとそれを維持するスタミナが得られたのではないでしょうか。」

と書きました。
ロードカナロアを父にするうえで考えることは
①ロードカナロアのスピードをさらにスピード化する(短距離路線)
②ロードカナロアのスピードを維持するためのスタミナを強化する(中距離路線)
だと思います。
個人的にはロードカナロアのスピードを維持させる血統構成の方が魅力的に思えますので、②を目的にした血統構成の馬をPOGには選びたいと考えています。クラシックレースにも出てほしいですしね(^^)v

ここで母親の血統を見ていきたいのですが、母スピードリッパーは父にファルブラヴがいます。ファルブラヴはジャパンカップにも勝った馬なので日本の人にもなじみはあると思いますが、GⅠ8勝もしている名馬です。2000m~2400mで活躍した馬です。
もう少し見ていくとファルブラヴの父にはFairy Kingがいるのですが、これはSadler's Wellsと同血なんですね。スタミナがある血統なので、ファルブラヴが2000m~2400mで活躍したのもうなずけます。

と、このようにロードカナロアのスピードにスタミナを入れている血統なのですが、さらに注目したいのは、Secretariat:4×5のクロスがあることです。
ロードカナロアはもともとナスルーラとプリンスキロのクロスを持ち合わせた血統(Mill ReefとSecretariat)なのですが、さらにSecretariatをクロスした血統になっているのです。ナスルーラのスピードとプリンスキロのスタミナをさらに注入した形になっています。
さらにさらにロードカナロアの5代目にあるトライマイベストの母Sex Appealとスピードリッパーの5代目にあるSeattle Slewの母My CharmerのLa Troienneの血のクロスがあり、スタミナを支える役割を果たすのではないかと思います。

主に主流血統で構成されていること、スタミナを注入するあまりやや鈍重になるかもしれないという不安はありますが、個人的にはかなり魅力的な血統と考えていますし、POGでも指名したい1頭です。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2