2017年9月19日火曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉙ 9月16日(土)勝ち上がり馬

「また馬の動物園行こーか。」「…行かない。」

今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。9月16日(土)のレースです。

9月16日(土)中山5R 芝1800m 優勝 1:50.3(曇・良)

スピアーノ     牝 

父:ヴィクトワールピサ
母:マイネレーヌ
母父:マイネルラヴ

スタートからダッシュよく先頭に立って逃げました。そのままマイペースで逃げる展開でした。4コーナーをまわり、直線に入って追い始めました。追ってからの反応もよく後続を突き放しましたね。マイネルファンロンに最後詰め寄られましたが、最後まで粘りこみました。自分のペースで行けたのが最大の勝因でしょうか。
血統的には父ヴィクトワールピサに母父マイネルラヴのスピードを入れた配合ですかね。マイルから2000mは問題ないと思います。Halo、Mr. Prospector、Nasrullahと様々なスピード血統が入っているのが特徴ですかね。


9月16日(土)中山6R ダート1200m 優勝 (・)

 メイショウヒサカタ     牝

父:シニスターミニスター
母:メイショウマンテン
母父:サンダーガルチ

スタート良く押して先手を取り、そのまま逃げました。4コーナーまでひきつけて逃げていましたが、直線に入るとスピードの違いで突き放しましたね。追っただけで鞭使ってないですかね。内容としては完勝でした。
父シニスターミニスターに母父サンダーガルチを迎えることでMr. Prospectorのクロスが成立してスピードを強化していますね。父シニスターミニスターの産駒にはダートで活躍する馬が多くいることもあり、ダートはこの馬の能力を発揮するには良い舞台だったと思います。距離的には1600m以上でも問題ないのではないでしょうか。


9月16日(土)阪神5R 芝1400m 優勝 1:23.9(雨・稍重)

ハゼル     牡

父:ダイワメジャー
母:カネスベネフィット
母父:Miswaki

好スタートから先頭に立ちましたが、内から上がってきたメテオラシチーに前を譲りましたね。ペースが緩やかだったこともあり、問題ない程度でしたが多少行きたがっていましたかね(和田竜二騎手がうまく抑えたということですね)。4コーナーでは早々と先頭に並び直線に入りました。直線に入ってすぐに抜け出してからは、後続に付け入るスキをあたえず、そのままゴールしました。
父ダイワメジャーのマイル適性を母父にMiswakiを迎えることで強化した配合でしょうか。今回のレースの様に切れで勝負するのではなく、先団につけて好位抜け出しが合いそうな感じですね。1600m前後で力を発揮しそうです。


未勝利戦

9月16日(土)中山1R ダート1200m 優勝 1:12.7(曇・良)

シスル     牝

父:ノボジャック
母:ジュピターズビコー
母父:Singspiel

スタート良く好位につけました。外枠ということもあったと思いますが、速いペースの流れに乗れず序盤はややポジションを下げてしまいましたね。しかし結果的にはこれが良かったのかもしれません。直線では大外からジワジワと伸びてゴール前では先に抜け出していたディアバビアナをとらえ優勝しました。
父ノボジャックはダートの短距離で活躍した競走馬でしたが、母父にSingspielを迎える配合は面白いですね。ちゃしぶ的には母父にブライアンズタイムやRobertoの血を引く牝馬を配合するとダート適正もスタミナも配合する形になりそうだと考えるのですが、シスルが勝ち上がったということは配合的にはうまくいったということでしょう。

9月16日(土)中山2R ダート1800m 優勝 1:56.8(曇・良)

ミッキーチャイルド     牡

父:ダノンシャンティ
母:ミッキーレモン
母父:ロージズインメイ

スタートはよろけましたが、その後はダッシュよく2番手につけてレースを進めることができました。道中は行きたがる面があるのか、横山典弘騎手がやや抑えながらレースをしているように見えました。3コーナー過ぎから前をとらえようとしていましたが、なかなか前を行くアシャカデッシュと差がつまることなく直線に入りました。追い出してからしぶとく伸びて下がってきたアシャカデッシュをとらえてゴールしました。
父ダノンシャンティはNHKマイルCをレコードで勝ったスピードが勝った競走馬ですが、血統をみるとスタミナもある血統になっています。スピード化したのはHaloのクロスが影響しているのかな、と思いますが、母父にロージズインメイを迎えることでさらにHaloの血が追加されています。…というか、父ダノンシャンティの3代目にいるGlorious Songと母ミッキーレモンの4代目にいるDevil's Bagが全姉弟であり、3×4の全姉弟クロスとなっています。Devil's Bagがマイルで活躍したことを考えると、このクロスでスピードが強化されていると考えますが、父ダノンシャンティがHaloの3×3の濃いクロスを持っていることを考えると、健康面での状態が気になるところです。

9月16日(土)中山3R 芝1200m 優勝 1:09.6(曇・良)

ディアジラソル     牝

父:アッミラーレ
母:ノーザンスター
母父:カーネギー

スタートは普通でしたね。そのまま中団からのレースになりました。馬込みに入っての競馬になりましたが、落ち着いて走っていましたね。最後の直線でも前が空いたとはいえ、馬込みにひるむことなく突っ込んでいきました。気持ちが強い馬ですね。
父アッミラーレはダートを主戦場として走っていましたが、血統的には芝でも走れる血統になっています。そこに母父カーネギーのスタミナを入れた配合と考えます。そのため2000m前後が適正距離と考えますが、芝1200mのレースで優勝しましたね。血統からするともっと距離を延ばしてのレースが観てみたいです。


9月16日(土)阪神1R ダート1200m 優勝 1:12.4(雨・稍重)

ヤマニンレジスタ     牡

父:ストロングリターン
母:ヤマニンラレーヌ
母父:ヤマニンセラフィム

スタートは普通でしたが、押して先頭に立ち逃げる展開になりました。そのままマイペースで直線に入り、バイラに馬体を併せられそうになりましたが、1馬身ほどの差は縮まることなくそのままの体勢でゴールしました。
父ストロングリターンは安田記念(GⅠ芝1600m)をレコードで勝った競走馬です。Nijinskyのクロスがあることでスタミナが強化されていますが、 Hail to Reasonのクロスもありスピードも強化されています。母父ヤマニンセラフィムは中距離タイプの競走馬でしたので、クロスを活用することで競走馬としてのバランスを底上げしている配合だと考えます。今回ダートのレースを使っていますが、血統背景から考えると芝のレースを使っても良いのではないかと考えます。

9月16日(土)阪神2R 芝1800m 優勝 1:50.3(雨・稍重)

タイムフライヤー      牡

父:ハーツクライ
母:タイムトラベリング
母父:ブライアンズタイム

スタートは普通で中団からのレースになりましたが、途中行きたがったのかポジションを上げましたね。しかしC.ルメール騎手が抑えて2、3番手に抑えてレースを進めました。直線にはいる時には先頭に並んでいましたね。直線に向いてからは余力十分で直線半ばまでは追うのを待っていましたね。追われてからの反応はやや鈍いように感じましたが勢いがついてからの走りは素晴らしかったですね。このような走りができるということは重馬場は問題なさそうです。
父ハーツクライは国内で唯一ディープインパクトに土をつけた馬ですが、産駒には一気の成長力をみせる馬が多いように感じます。自身は中長距離で活躍した馬ですが、母父にブライアンズタイムが入ることで力強さを入れた配合になっていると考えます。今回のレースで稍重をこなしたのもこのブライアンズタイムの血があったからだと考えます。この血が強く出るとダートでも活躍しそうですね。

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