2017年7月31日月曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑮

「動物園に行こうか。馬の動物園。」『それって本当に動物園なの?』

今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。7月29日(土)のレースです。

7月29日(土)新潟5R 芝1400m 優勝 1:25.3(曇・良)

ルッジェーロ     牡 

父:キンシャサノキセキ
母:シルヴァーカップ
母父:Almutawakel

スタートはあまりよくありませんでしたが、スローだったのもあり3番手につけることができました。道中も流れに乗っていましたし、直線では抜け出すタイミングを計るだけのレースでしたね。
血統的には距離が短いところが適正距離かもしれません。血統の深いところまで見ていくとNasrullahのクロスやRoyal Chargerのクロスが多くみられます。ただその血統の影響があれば、最後の直線でもっと切れても良いようにも感じます。ミドルペース以上のレースでもう一度観てみたいですね。

7月29日(土)小倉5R 芝1200m 優勝 1:10.1(晴・良)

シトリカ      牝

父:ヨハネスブルグ
母:サチノスイーティー
母父:カリスタグローリ

スタートの出は良くありませんでしたが、内枠を活かし逃げる形をとることができました。特に掛かる様子もなく最後の直線でも楽に抜け出して優勝しました。
血統的にはヨハネスブルグの持つスピードにさらにスピードを入れた配合になっています。個人的な考えでいえば、ヨハネスブルグにはNorthern Dancerのクロスをつくったり、Sadler's Wellsを入れたり、Graustark(父Ribot、母Flower Bowl)のようなスタミナを入れる配合が面白いと考えています。それでないと適正距離が短くなってしまうのではないかと考えていますし、そういう意味ではシトリカの今後の活躍が気になりますね。

7月29日(土)札幌5R 芝1500m 優勝 1:30.4(曇・良)

タワーオブロンドン    牡

父:Raven's Pass
母:スノーパイン
母父:Dalakhani

スタートはあまりよくありませんでしたが、ジワリジワリと外から先団をつかまえて単騎で逃げる形になりました。特に掛かる様子もなく直線に向き、追ってから後続を突き放し優勝しました。強いですね。
血統的には深部まで見るとスピード血統も十分ありますし、それを維持するスタミナ血統もあります。自分が目についたのはSecretariatとMill ReefのNasrullahとPrincequillo組のクロスがあることに加え、父母母母OratorioにもNasrullahとPrincequilloがあります。さらに5代目にあるSir Ivorの父Sir GaylordにもNasrullahの4分の3同血になるRoyal ChargerがありPrincequilloも含まれています。5代目までのクロスとしてMr. Prospector:S4×M5、Northern Dancer:M4×S5 もありますし、素晴らしい血統ですね。今後ももちろん期待したいですし、ぜひクラシック路線に乗ってほしいと思います。

未勝利戦

7月29日(土)新潟1R 芝1400m 優勝 1:22.8(曇・良)

マドモアゼル    牝

父:ブラックタイド
母:ポールポジション2
母父:Pivotal

好スタートからそのまま先手を取って逃げる展開。直線に入っても後ろからくる馬はなく、鞭を使わずゴール。スピードの違いを見せつけたレースでしたね。初戦よりスタートもよくなりましたし、レースを覚えている感じもします。
血統は父ブラックタイドに母ポールポジション2のスピードを入れた配合ですが、5代目まではスピード血統のクロスが見られません。ポールポジション2の中には欧州血統のNureyev、米国血統のDanzig、Mr. Prospectorがいます。クロスはないのですが、このようなスピード血統が欧州だけでなく、かといって米国だけでなく、両方が入っているのが良いのだと思います。1600mまでならばスタミナも問題ないと思います。

7月29日(土)新潟2R ダート1200m 優勝 1:13.0(曇・稍重)

シャインカメリア      牝

父:アポロキングダム
母:シャインセレブ
母父:クロフネ

芝スタートでしたがスタートは良かったのではないでしょうか。ダートコースに入ってから先頭に立ち逃げました。道中も掛かる様子はなく、直線に入ってからは後続に影を踏ませることなく圧勝でした。初戦は芝の1200mで前半3F34.5秒の流れを逃げましたが、今回はダートですが前半3F35.5秒とやや余裕をもつことができたのが勝因にもなっていると思います。このようなレースができたことが初戦を使った上積みなのだと思います。
血統的には父アポロキングダムにスピード血統が多くあり、それに母シャインセレブおスタミナを入れた形でしょうか。芝も走れるとは思いますが、このレースを観る限り母父クロフネのダート適正も間違いなく特徴として受け継がれていますね。距離は現在のところ1200~1400mがベストだと考えます。

7月29日(日)小倉1R 芝1200m 優勝 1:09.5(晴・良)

ナムラアッパレ    牡 

父:ネオユニヴァース
母:ナムラミーティア
母父:サクラバクシンオー

スタートは普通で横一線。どの馬も先手を主張することはなく、タイセイソニックがそろそろと逃げに。ナムラアッパレはその外いたこともあり、2番手と下がりました。こういう展開だと再度前の馬を追いかけて前に出るのは難しいと個人的に思いますが、3コーナーから進出して4コーナー出口では先頭に並びかけていました。レースセンスの良い馬ですね。最後の直線ではタイセイソニックを競り落とし優勝しました。
血統的には父ネオユニヴァースに母父サクラバクシンオーのスピードを入れた配合になっています。ナムラアッパレのスピードを支えているのは主にサクラバクシンオーの中にあるNasrullahの血とサンデーサイレンスの中にあるRoyal Chargerの血でしょうか。と考えれば距離はもう少し伸びても問題なさそうに考えます。この馬のレースセンスを考えれば1600mでも問題ないのではないでしょうか。

7月29日(土)札幌1R 芝1800m 優勝 1:49.4(晴・良)

リープフラウミルヒ    牝 

父:ステイゴールド
母:ピノブラン
母父:クロフネ

スタートの良い馬ですね。初戦同様に好スタートから先手を取って逃げました。向正面では丹内祐次騎手がペースを抑えようとしている姿があり、リープフラウミルヒも何とか抑えることができていました。全体的には落ち着いてレースを運んでいたように思います。
直線に向いても一生懸命走っていました。初戦からも切れあるわけではなさそうなので、早め先頭から押し切るレースがこの馬に合っているように思います。
血統的にはスタミナが勝っている印象を受けます。また注目したいのは父ステイゴールドに母父ではありませんが、母母父にメジロマックイーンがいます。そう、ゴールドシップやオルフェーヴルで有名になった父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの黄金配合に近い血統を持っています。プチ黄金配合とでもいいましょうか。これから活躍するにはまだまだ力をつける必要がありますが、この血統の成長力に期待したいですね。

2017年7月30日日曜日

第65回 北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ) 血統予想の結果

「まぁいいんじゃない、それで満足なら…」

第65回 北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ)結果

1着    アエロリット
2着  注 トーセンビクトリー
3着    クインズミラーグロ

7着  ◎ マキシマムドパリ


アエロリット見事な逃げ切りでしたね!ペースも遅いわけではなく、最後までしっかり走ることができました。体重も+18㎏でしたが成長分と考えていいでしょう。秋が楽しみになりましたし、ソウルスターリングとの再戦が楽しみですね(^◇^)
本命にしたマキシマムドパリは後方からの競馬になりました。最後の直線でしっかり伸びているところを見ると洋芝が合わない訳ではなさそうですし位置取りの差でしょうか。
2着には抑えとして挙げていたトーセンビクトリーが来ました。

『当たったぁー(^^♪』(3着以内にきたぁー!)
 
と大きな声では決して言えない結果ですが少し安心しました…
これまでハズレ続けていましたからね(^-^;

それでは勝ったアエロリットの血統を見ていきましょう。

血統



アエロリットの配合の特徴はスピード血統とスタミナ血統がバランスよく配合されていることでしょうか。さらに言えばNorthern DancerやHail to Reasonのような現在主流とされている血脈だけでなく、他の血統も入っていることです。5代目以降の血統を見るとNasrullahのクロスもありますし、それを支えるスタミナ血統も見られます。オールマイティな印象を受ける馬ですね。突出したスピードがあるわけではなく、どのようなレース展開でもできるような感じです。NHKマイルC(1600m)を勝っていますが、2000mまでなら走れるのではないでしょうか。洋芝でも走れた要因は欧州血統のポインテッドパスがいること、Nureyevがいることでしょうか。
血統的には正直札幌競馬場の洋芝コースということを考えればより魅力的な馬はいるのですが、この馬自身がそんなこと関係ないくらい強かったということでしょうか。

すっきりしない解説ですみません…(m´・ω・`)m ゴメン…

来週また頑張ります!(`・ω・´)

2017年7月28日金曜日

血統予想 第65回 北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ)


「言ったろ!?」

今週はクイーンステークスを予想します。

第65回 北海道新聞杯クイーンステークス(GⅢ) 札幌競馬場 芝1800m

正面スタンド半ばからスタート。1コーナーまで距離が短く一団でコーナーを回る。コースは全体的に平坦で、特徴として最後の直線が短く266.1m。追い込み一辺倒では難しいのではないか。

札幌競馬場ついてはJRAのホームページでご覧ください。

札幌競馬場の芝

函館競馬場の芝コースと同じく洋芝が使用されており、欧州と同等の軟らかさになっている。以前より開催が減り、芝が痛みづらくなっているのも函館競馬場同様である。

血統予想本命

マキシマムドパリ  牝5

父:キングカメハメハ
母:マドモアゼルドパリ
母父:サンデーサイレンス


それなりに人気になりそうですがマキシマムドパリを本命にしました。父父Kingmamboはムーランドロンシャン賞など欧州で活躍した馬ですし、母側にも欧州の馬がいるので札幌の洋芝にも適応すると思います。
その中でも自分が一番良いと感じたのはMill ReefとRivermanのNasrullahとPrincequillo組のクロスがありますし、他にも5代目以降にNasrullahやRoyal Chargerがいてスピードをさらに底上げしているように感じました。全体的に見ても米国血統と欧州血統がどちらか一方に偏っていないところも良いところだと考えます。

抑えておきたいのはトーセンビクトリーでしょうか。
マキシマムドパリとは4分の3同血ですが、残りの4分の1でNureyevのクロスがあるところが洋芝適正として魅力です。

ちなみにこれがトーセンビクトリーの血統です。


さて今週は当たるでしょうか…うん!当たります!(`・ω・´)

2017年7月27日木曜日

報知杯中京2歳S(OP)も振り返ってみた!

「コーヒー色の馬っているのかな?」

報知杯中京2歳S(OP)結果(中京競馬場 芝1600m)

1着   アマルフィコースト  牝2
2着   アドマイヤアルバ   牡2
3着   ナムラバンザイ    牡2

スタートは良かったですが、あえて抑えて中団からの競馬になりましたね。
「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して②」でアマルフィコーストについて触れていますが、やっぱりレースセンスの良い馬ですね。初戦となった新馬戦とは異なるペースのレース内容でした。道中やや行きたがっていましたが、問題ない範囲でした。
最後の直線でも外目からしっかり伸びていました。ゴール前ではやや差を詰められましたね。初戦のように前目で競馬をしたほうがこの馬の能力を発揮できそうな印象を受けました。

さてこの馬の血統について触れます。


血統を見ると父ダイワメジャーのスピードに母ジプシーハイウェイのスタミナを入れた形になっています。しかし、血統の深部では主にスピード血統のRoyal Chargerクロスが多く成立しています。このあたりがアマルフィコーストのスピードを後押ししているように考えます。
アマルフィコーストの初戦の評価を「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して②」でしていますが、内容としては芝1400mのレースを観て「血統的に距離が延びても良さそう」と話していますが、中京2歳Sを見る限り現段階では1600mまでがベストのように考えます。

2017年7月26日水曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑭

「そう!だから言ったでしょっ!」

今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。7月23日(日)のレースです。

7月23日(日)福島5R 芝2000m 優勝 2:04.9(小雨・良)

スターリバー    牝 

父:スクリーンヒーロー
母:サクラシンフォニー
母父:ワイルドラッシュ

好スタートから2番手でレースを進めました。3コーナー前でしょうか、早めに先頭に立ちそのまま先頭に。サノサンに迫られましたが、何とかハナ差しのぎました。道中のペースが遅い流れでしたが、前目で競馬をして目標になりながらも勝ち切ったところは強かったと思います。
血統的にはスタミナ寄りの馬でしょうか。ノーザンテースト、Hail to Reason、Northern Dancerのクロスがどれだけスピードを底上げするかが今後の成長に大きく左右しそうです。

7月23日(日)中京5R 芝1400m 優勝 1:24.2(曇・良)

アントルシャ     牝

父:ノヴェリスト
母:アソルータ
母父:ゼンノロブロイ

スタート良く先頭に立ちましたが、他の馬に先に行かせましたね。しかし掛かることなく2番手からレースを進めることができました。レースセンスもありますね。
最後の直線ではやや外目に出して追っていましたが、着差以上に余裕がある勝ち方だったと思います。
血統的に父ノヴェリストのスタミナにアソルータのスピードを入れた配合ですが、スピード血統が多く入っているわけではなく、全体的にはやはりスタミナ系だと思います。今回は1400mでのレースでしたが、2000~2400mでも問題ないのではないでしょうか。


7月23日(土)函館5R 芝1800m 優勝 1:51.1(晴・良)

シスターフラッグ    牝

父:ルーラーシップ
母:ミラクルフラッグ
母父:スパイキュール

スタートが悪く後方からの競馬になりました。レースもそのまま後方で折り合いに専念していましたね。3コーナー手前から岩田康誠騎手が押してポジションを上げていきましたが、反応悪くかなり押していましたね。まくり気味に上がっていき、4コーナー出口で先団に取りつき、そのままの勢いで先頭に立ち優勝しました。まだまだ競馬で覚えることが多そうな感じですね。
血統手にはスタミナは十分にありますし、Mill ReefとSecretariatでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立しています。サンデーサイレンスのRoyal ChargerやMr. Prospectorのクロスがあり、このあたりがスピードを底上げすると面白いですね。距離はもちろんクラシックディスタンスでも問題ありません。

未勝利戦

7月23日(日)福島1R 芝1200m 優勝 1:11.1(小雨・良)

ソイルトゥザソウル    牡

父:ローレルゲレイロ
母:ローレルディライト
母父:Singspiel

スタートはそんなによくなく、他の馬が団子になって先団をつくっており、その後方内からレースを進める形になりました。その後の上がり方もよく、4コーナーでは鞭を入れながらやや膨れ気味に周りましたが、それが功を奏して直線では外目を走ることになり、前には壁がない状況だったので、スムーズに差し切ることができました。レースセンスはありそうですが、展開に恵まれた感もあります。
血統的にはローレルゲレイロのスピードに母父Singspiel(父父Sadler's Wells)のスタミナを入れた形ですが、Hail to Reason(父父Royal Charger):S5×M5×M5 のクロスがあり、クロスしているCaerleonの血統の深部にもRoyal Chargerがあります。ローレルゲレイロのスピードにスタミナを入れ、なおかつスピードを最大限に引き出そうとする好配合だと思います。主流血脈が多いのは気になりますが、これからの成長に期待したいです。

7月23日(日)福島2R 芝1800m 優勝 1:51.4(小雨・良)

 トッカータ    牡

父:ブラックタイド
母:ペルセクション
母父:Invasor

スタートは良かったですが、無理にポジションを取りに行くことはなく馬の気に任せているようでした。しかしその後やや掛かる様子をみせていましたね。柴田大知騎手が何とか抑えていました。途中外から一気に抜かれていきましたが、そこでは一緒に上がる様子無くワンテンポ遅らせて追い出しを開始しました。最後の直線は鞭を入れると一瞬の脚を使って先頭に立ちそのままゴールしました。瞬発力はいいものを持っていますね。
父ブラックタイドにBlushing Groom、Mr. Prospector、Nureyevのスピードを入れた感じでしょうか。Lyphardのクロスがスピードを底上げしているのもありますし、ここら辺のスピードが瞬発力になっているのかもしれません。

7月23日(日)中京1R 芝1600m 優勝 1:35.5(曇・良)

スカーレットカラー    牝 

父:ヴィクトワールピサ
母:ヴェントス
母父:ウォーエンブレム

スタートは普通でしたが、ポジションを下げ後方からの競馬になりました。外々を回りましたが、他の馬と馬体を併せていたせいかやや掛かり気味にレースを進めていました。それでも直線に向くと外目から進出し、鞭が入ると前をとらえ先頭に立ちそのままゴールし優勝しました。前走も後方からの競馬で2着に来ましたが、前目で競馬ができるようになるともっとこの馬の良さを出せそうな印象を受けます。
血統的には父ヴィクトワールピサにさらに母ヴェントスのスタミナを入れた形になっています。しかしスピードを補うようにHaloのクロス、 Mr. Prospectorのクロスがあります。レースを観る感じでは、スピードはありますが突出した感じではなく、スピードの持続力で勝負するタイプだと思います。距離はもっとあってもいいでしょう。

7月23日(日)函館1R 芝1200m 優勝 1:10.5(曇・良)

キョウエイルフィー    牝 

父:ルーラーシップ
母:デヒアバーズ
母父:デヒア

好スタートから先手をとって逃げました。直線に向いても一生懸命に走り、余裕をもって逃げ切りました。極端にペースが遅いわけでもなく強い内容だったと思います。
血統的には父ルーラーシップのスタミナに母父デヒアを入れた形になりますが、SecretariatとMill ReefでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立しています。またSir Ivorの父Sir GaylordはRoyal ChargerとPrincequilloを持っています(Royal ChargerとNasrullahは4分の3同血)。さらには母側の5代目にあるWelsh Pageantの血統にもスピード血統が入っています。正直1200mは短いように感じますし、2000m前後で活躍しそうです。しかしスタートダッシュの良さなどを見るとスピードが色濃く出ているのかな、ともおもいますし、今後も注目したいですね。

余談ですがキョウエイルフィーが出走した新馬戦(3着)の1着~3着馬はすでに勝ち上がっています。レベルの高い新馬戦だったのかな、とも思いますし、1着だったクリノクーニング (レコード勝ち)の株も上がりそうですね。

2017年7月25日火曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑬

「今日も気合入れるぞ!」

今週も2歳戦を振り返っていきます。7月22日(土)のレースからです。

7月22日(土)福島5R 芝1800m 優勝 1:52.8(曇・良)

ナスノシンフォニー   牝 

父:ハーツクライ
母:ナスノシベリウス
母父:Unbridled's Song

スタートが悪く後方からの競馬になりました。道中も木幡巧也騎手が気合をつけながらポジションをとっていました。3コーナーから4コーナーの勝負どころでも押していきましたが、エンジンがかかるのが遅く400mのハロン棒前でようやく勢いがついて、そのまま先団に取りつき4コーナーへゴール前ギリギリで差し切ることができました。
血統的にも1800m戦でのデビューは正解だったと思いますし、クラシックディスタンスでも問題ないと思います。ただ今のところは東京競馬場のような広い競馬場の方がレースはしやすそうですね。

7月22日(土)福島6R 芝1200m 優勝 1:11.0(小雨・良)

ラインギャラント    牝 

父:スウェプトオーヴァーボード
母:アモールミーオ
母父:ダイワメジャー

スタートが悪くこの馬も後方からの競馬になりました。道中押しながらポジションを上げていき、その勢いを保ったまま4コーナーへ。切れあるわけではなく、一定したスピードを持続してだすタイプでしょうか。
父スウェプトオーヴァーボードは距離の短いところで活躍しましたし、短距離を使うのはわかるのですが、思いの外スタミナがありそうです。2000mくらいでも行けるのではないでしょうか。

7月22日(土)中京5R 芝1600m 優勝 1:36.8(晴・良)

トゥザフロンティア    牡

父:ロードカナロア
母:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス

スタート良かったですが、外枠ということもありややポジションを下げ、先行集団の後ろからレースを進めていました。特に掛かる様子もなく流れに乗って走っているように見えました。直線に向いてからはあとは抜け出すタイミングだけという形でしたが、内によれてまともに追えていませんでしたね。それでもゴールまではしっかり抜け出して優勝しました。
血統的には注目(?)の良血でしょうか。父ロードカナロアの父はキングカメハメハですが、このキングカメハメハとトゥザヴィクトリーの代表産駒としてトゥザグローリーやトゥザワールドがいます。この2頭は2000m~2500mで活躍しました。そこを基準にすると
トゥザフロンティアも2000m前後が適正距離だと考えます。実績のある血統なのでもちろん期待はありますが、まだまだこれからの成長に期待したい馬ですね。

7月22日(土)中京6R 芝1400m 優勝 1:23.5(晴・良)

アーデルワイゼ    牝

父:エイシンフラッシュ
母:アーデルハイト
母父:アグネスタキオン

スタート良く、そのまま好位からレースを進めました。流れにも乗って直線ではやや内にもたれながら走っていましたが、きちんと前をとらえて優勝しました。レースセンスも良いですね。
血統的には父エイシンフラッシュの距離適性をバランスよく維持した感じでしょうか。5代目まではクロスがないのですが、母アーデルハイトは父アグネスタキオン、母ビワハイジの間でRoyal Chargerのクロスが深部成立しています。またアグネスタキオンの母父ロイヤルスキーにはNasrullahが入っているので、この辺のスピード血統がうまく遺伝されると面白いと思います。

未勝利戦

7月22日(土)中京1R ダート1200m 優勝 1:12.6(晴・良)

ドンフォルティス     牡

父:ヘニーヒューズ
母:グロッタアズーラ
母父:フジキセキ

スタートで後手を踏み、中団内からの競馬になりました。初戦では大きな出遅れをしていたので、それと比べると全然良いスタートでしたが、まだまだ改善の余地がありますね。4コーナーでは内から上がっていき、直線に向いて追い出しからは良い脚を使い最後は余裕をもってゴールしました。
血統的には1600mくらいでも十分走れると思いますし、芝でも面白いと思います。スタートが出遅れることがなくなれば、この馬ももっと走れると思います。


7月22日(土)函館1R 芝1800m 優勝 1:51.2(曇・重)

カレンシリエージョ    牝 

父:ハービンジャー
母:ベルアリュール2
母父:Numerous

スタートは普通。少頭数でしたが中団からの競馬になりました。向正面ではソングオブローランが一気に仕掛けていきましたが、その姿にも掛かることはありませんでした。3コーナーから早めに仕掛けて、4コーナーでは先頭に立ち、そのまま差を広げて優勝しました。
血統的には中距離が適正距離でしょうか。切れる脚があるわけではなさそうですが、良い脚を長く使うタイプのようですし、洋芝は合いそうですね。

2017年7月24日月曜日

第49回 函館2歳ステークス(GⅢ) 予想結果

「こりないねぇ…」

第49回 函館2歳ステークス(GⅢ)結果

1着    カシアス
2着    ウインジェルベーラ
3着    アリア

7着  ◎ リンガラポップス
11着  注 ガウラミディ


先週と同じように本命にしたリンガラポップスと同じキンシャサノキセキ産駒のカシアスが勝ちました…(´・ω・`)
カシアスはスタートよかったですが、中団からの競馬になりましたね。4コーナーでは先団に取りつき、ゴール前で何とかアタマ差出て優勝しました。
本命にしたリンガラポップスはスタートは普通でしたが、後方からの競馬になりました。最後の直線で追われ伸びていましたが、後方からレースを進めていたことが裏目に出ましたかね。前目で競馬ができたらもっと良かったのかもしれませんが、勝ち上がった未勝利戦と0.4秒遅いくらいのタイムで走っていることを考えると、この馬の力は出せたのかな、と思います。
ルミナスウォリアーはスタート普通で中団からレースを進めました。3、4コーナー中間から進出し始めて最後まで押し切りました。あの上がり方からすると馬の状態もとても良かったのでしょう。おめでとうございます!
本命にしたレッドソロモンは最後方からの競馬になりました。直線だけで8着まで来ていることを考えれば、馬場が合わなかったとは考えづらく、再度函館でレースに出てきたらもう一度期待したいところです。

では勝った2頭の血統を並べてみてみましょう。

血統


そしてリンガラポップス。


先ほどもいったようにどちらもキンシャサノキセキを父に持ちます。キンシャサノキセキはGⅠの高松宮記念を連覇したように短距離で活躍した馬です。そのため産駒も短距離で活躍しそうですが、血統をみるとそんなにスピード血統には見えないんですよね…。むしろスタミナが豊富にあるように見えます。そのように考えるとキンシャサノキセキ産駒は決してスピードだけでなく、中長距離で活躍する産駒が出てきてもおかしくないかな、と考えます。

さて2頭の比較です。

クロスに視点をおいて見てみると
カシアス:His Majesty:S4×M5 Danzig:M4×M5 Northern Dancer:S5×M5
リンガラポップス:Lyphard:S4×M4×M4 Hail to Reason:S5×M5

となっています。
リンガラポップスを本命にした理由はLyphardのクロスがあることです。Lyphardはジャックルマロワ賞など欧州で活躍した馬です。そのため函館競馬場の洋芝が合うのではないかと考え本命にしました。
カシアスはDanzigのクロスでスピードを強化したうえで、His Majestyのクロスでスタミナを強化しています。Danzigを基本にして考えるとNorthern Dancerのクロスもスタミナを強化すると考えていいと思います。

結果的に函館競馬場の洋芝適正に視点を置きすぎたのかもしれません。
先週の函館記念での考察でスタミナがある方が今の函館競馬場にあるのかもしれないと言いましたが、『スタミナ=洋芝適正』と自身が勝手に解釈していたのかな、と思います。

今週で函館開催が終わるのは残念ですが、次週から始まる札幌開催でこの経験を活かしていきたいと思います。

2017年7月21日金曜日

血統予想 第49回 函館2歳ステークス(GⅢ)

「今週は当たるんですか!?」『当たるよっ!!』

今週は函館2歳ステークスを予想します。
今年デビューした2歳馬の初めての重賞です。まだまだこれからの成長が楽しみな馬が多く出てきましたが、今週も血統予想で気になる1頭を挙げていきたいと思います。(`・ω・´)

第49回 函館2歳ステークス(GⅢ) 函館競馬場 芝1200m

コーナーのポケットからスタート。3コーナーまでの直線は約490m。スタートから3コーナー出口まで約3m徐々に上り、その後は4コーナーを曲がりながら下って直線半ばまでで約1m下った後、その勢いのままゴール。

函館競馬場についてはJRAのホームページでご覧ください。

函館競馬場の芝

札幌同様芝コースには洋芝が使われており、欧州の競馬場の様な硬度になっている。以前より開催が減り、芝が痛みづらくなっている。

血統予想本命

モルトアレグロ  牡2

父:Speightstown
母:Mo Chuisle
母父:Free House


モンテアレグロの血統については「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑤」のブログで触れていますが、なんといってもNasrullahとPrincequilloのクロスが多く成立していることが特徴です。
個人的にはすごく魅力のある血統になっていますし、デビュー戦はダートに出走しましたが、芝でも問題はないと思います。
洋芝への対応が一つの課題になると思いますが、それ以上にスピードに期待したい馬ですね。


微妙に気になるのが、ガウラミディ(;^ω^)

…と、ここまでが7月21日(金)にブログに投降した内容でしたが、22日(土)にはモンテアレグロが出走取消になりました。

…出走前にハズレた気分です( ;∀;)

そのため再度見直して本命を決めていきます。

「ん?じゃあガウラミディが本命なんだね。」

と思うかもしれません。しかしガウラミディは血統的には重めなので、もしかしたら洋芝に合うかな、と考えた程度です。雨でも降って馬場がさらに荒れるならチャンスは広がるかな、と思いました。なので抑えておきたい考えは変わりませんが、本命にはしません。

さてそれでは新たに本命にした馬を発表していきます。

血統予想本命(再)

リンガラポップス  牡2

父:キンシャサノキセキ
母:クラシックローズ
母父:コマンダーインチーフ


リンガラポップスの血統については「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑩」にブログで触れています。
この馬は距離がもう少しあった方が良いと思いますし、これまでのレースを見てもすごく良いというわけではありません。しかし洋芝であること、今週が函館最終週で馬場が荒れてきていることを考えると、やや重い血統の方が走るのかもと思いました。

この馬のスピードを支えているのはLyphardのクロス、NasrullahとPrincequillo組のクロスだと考えますし、洋芝を走るための欧州血統もそれなりに含まれています。

そのような視点から今回本命にしたいと考えました。


もう出走取消になりませんように…( ˘ω˘)

2017年7月20日木曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑫

当たったらおもちゃ買ってくれるって言ったのに…

さてさて今回は7月16日(日)のレースの振り返りです。

7月16日(日)福島5R 芝1800m 優勝 1:49.1(曇・良)

ノームコア    牝 

父:ハービンジャー
母:クロノロジスト
母父:クロフネ

スタート良く、逃げるヘッドストリームに外から馬体を併せて2番手からレースを進める展開でした。やや行きたがっている様子も見せましたが、すぐに落ち着くことができましたかね。4コーナー出口では先頭に立ち、直線に入ってからは他の馬を寄せ付けずにゴールまでしっかり走ることができました。まだ伸びしろがありそうですね。
血統的にもスピードとスタミナがバランスよく配合されています。スピード血統もNasrullahやRoyal Chargerがクロスされて強化されています。もちろんクラシックを意識できる距離適性を持っていると考えますし、将来楽しみです。

7月16日(日)中京5R 芝2000m 優勝 2:04.7(晴・良)

ワグネリアン  牡 

父:ディープインパクト
母:ミスアンコール
母父:キングカメハメハ

スタートは普通。中団からレースを進めました。スローにもかかわらず掛かる様子もなく流れに乗っていました。最後の直線ではすごい脚を使いましたね!ラスト3F32.6秒。素晴らしい切れ味です。
血統は現在の主流になっている父ディープインパクト、母父キングカメハメハです。それに母母ブロードアピール。「あぁ~だからその切れ味ね。」という感じでしょうか。
ブロードアピールといえば2000年の根岸ステークスの追い込みで示すように、切れ味が素晴らしい馬でした。ブロードアピールの血統を見るとTurn-to(父Royal Charger):4×4×5のクロスになっており、Princequillo:5×5でもあります。Secretariatが3代目にいてこの血統にNasrullahとPrincequilloがいるのですが、キングカメハメハの4代目にMill Reefがいるのですが、これもNasrullahとPrincequilloを持っていますし、父ディープインパクトにはRoyal Chargerがいます。ワグネリアン自身の血統を見ると5代目まではアウトブリードなのですが、さらにその深部まで目を向けるとこれだけのインブリードが存在しており、それがこの馬の切れ味を支えているといってもいいと思います。ブロードアピールの切れ味を持った中距離馬という感じでしょうか。
この先もちろん期待する一頭ですが、切れ味で勝負する追い込み脚質ならば、先ほど取り上げたノームコアのようなレースをする馬には届かず、という場面もありそうです。

※NasrullahとRoyal Chargerは4分の3同血なのでクロスではないですが、クロスに近いと考えています。

7月16日(日)中京6R 芝1200m 優勝 1:10.3(晴・良)

テイエムスグレモン   牡

父:ディープブリランテ
母:フォレストゾーン
母父:Forest Wildcat

スタートのでは普通でしたが、その後押して前に行きました。一度逃げの体勢をとりましたが、抑えるような形で2、3番手からの競馬になりました。直線に入ってからもやや荒れた内を通り走っていましたし、最後までスピードが落ちることなくゴールまでしっかり走っていました。
血統的にはRivermanとSecretariatがいることで、NasrullahとPrincequilloのクロスが成立しています。スタミナもある血統も多いので、もっと長い距離でも問題ないと考えます。

7月16日(日)函館5R 芝1800m 優勝 1:52.8(小雨・良)

ディロス     牝

父:ステイゴールド
母:ラトーナ
母父:Dansili

スタートは普通で好位3番手からレースを進めることができました。4コーナー出口では外から迫力ある走りで並びかけ最後の直線でもしっかり伸びて優勝しました。レースセンスも良いですね。
血統的にはスタミナ寄りでしょうか。この馬も先手先手でレースを進める方が合っていると思います。今回はスローペースでしたので、もう少しペースが速い中でのレースが観てみたいですね。

未勝利戦

7月16日(日)福島1R 芝1200m 優勝 1:10.4(曇・良)

ジスモンダ    牝

父:スズカマンボ
母:ノーブルウーマン
母父:A.P. Indy

初戦とは違い好スタートから2番手でレースを進めることができました。4コーナー出口では先頭に立つも外から被される展開できつかったと思いますが、最後は突き放して優勝することができました。
血統からはもう少し距離があっても良いと思います。


7月16日(日)中京1R 芝1400m 優勝 1:21.8(晴・良)

レッドシャーロット    牝 

父:ロードカナロア
母:シルバーフォックス
母父:クロフネ

スタート良く好位からレースを進めることことができました。前半3F34.0秒と速いペースを5、6番手で行きました。直線ではコース半ばを伸びてきましたし、最後は余力がある形でゴールをしました。初戦とはペースも違うレースでしたが、戸惑うことなく走れたのではないでしょうか。
血統的には1600mがベストでしょうか。ペースによっては1800~2000mも行けると思います。

7月16日(日)函館1R 芝1200m 優勝 1:10.7(雨・良)

ヤマノグラップル   牡 

父:ワークフォース
母:マルカパール
母父:サンデーサイレンス

スタートから押して逃げました。コーナーリングも問題なく、最後の直線でも最後まで粘ることができました。
血統的には距離がもっと長くてもよいと思います。父ワークフォースの母側が欧州血統が固まっているので、もう少し距離が長くなった洋芝の函館や札幌では面白い存在になるかもしれません。

2017年7月19日水曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑪

頑張れー!

今週も2歳戦を振り返っていきます。7月15日(土)のレースからです。

7月15日(土)福島5R 芝1200m 優勝 1:10.4(曇・良)

オジョーノキセキ   牝 

父:キンシャサノキセキ
母:キャプテンガール
母父:キャプテンスティーヴ

スタートは普通でしたがその後のダッシュよく逃げる形になりました。ペースを抑えながらのレースだったためか、終始行きたがっていましたね。
直線に向いてから一気に突き放して余裕をもってゴールしていました。これから経験を重ねていって落ち着きが出てくれば、もっとゴール前の脚が伸びそうな感じですね。
血統的にはパッと見はスタミナ系のように思えますので、距離がもっとあってもよいように思えます。しかし6代目、7代目までみるとNasrullahやPrincequilloが多くクロスを成立させています。レースぶりからもスピードが勝っているようですし、折り合えば1600mくらいまで走れると思います。

7月15日(土)福島6R ダート1150m 優勝 1:10.7(曇・良)

ココロノイコロ    牡 

父:シニスターミニスター
母:コペノイコロ
母父:マンハッタンカフェ

スタートよく先頭に立ちましたが、馬なりのまま掛かる様子もなく好位の外につけレースを進めました。4コーナーでは先団に取りつき直線では抜け出して最後までしっかり走ることができていました。レースセンスもよいですね。
血統的には父がシニスターミニスターなのでダートのイメージがありますし、実際ダートのレースで勝利しているので適正はあるとは思いますが、芝でも走れる下地はあると思います。母の血統はむしろ芝向きと考えますし、SecretariatとMill ReefのNasrullahとPrincequilloのクロスもありますので芝での適性もあって不思議ではないです。ダートを使うにしても距離を伸ばしてより良いように考えます

7月15日(土)中京5R 芝1600m 優勝 1:36.8(晴・良)

スワーヴポルトス   牡

父:クロフネ
母:ビジャリカ
母父:ディープインパクト

スタートは普通でしたが馬なりで先頭に並びかけるスピードで逃げ馬の外に並んでレースを進めました。内にロワデベットがいたためかペースが遅いためかやや行きたがる面を見せていました。それでも何とか折り合って最後の直線に向かい、馬場の5分どころを抜け出しました。ゴール直前迫られましたが、最後まで粘ることができました。
血統的にはクロフネのダート適正にディープインパクトの芝適正を配合させたような形になっていますが、この馬もパッと見はスタミナ寄りの馬かな、と思います。しかし血統の深部ではNasrullahやRoyal Chargerのスピード血統がクロスしておりスピード化する下地はあります。1600~2000mでも走れると思いますし、ダートも走れるかもしれないですね。


7月15日(土)函館5R 芝1200m 優勝 1:12.1(晴・良)

サンダベンポート    牝

父:ストロングリターン
母:アテナチャン
母父:ゴールドアリュール

スタートダッシュよく逃げの形を作ってレースを進めました。そのまま最後まで何とか逃げ切りました。ペースはどちらかといえば遅い方でした。
血統的にはスピード血統のクロスが多くあるので、瞬発力はあると思います。スタートダッシュを活かしてどこまで粘れるか、もしくは最後の直線にかける追い込みの展開のどちらかが良いのではないかと考えます。

未勝利戦

7月15日(土)福島1R 芝1800m 優勝 1:50.8(曇・良)

ニシノベースマン    牡

父:ノヴェリスト
母:ニシノマナムスメ
母父:アグネスタキオン

スタートはまぁ普通。初戦の出遅れに比べると今回は大きく改善されていますが、それでもまだスタートがうまいとは言えないです。道中もまだ馬が競馬を覚えていない様子があり、戸崎圭太騎手がやや押しながらポジションをとる姿も見られました。しかし脚はすごくいいです。まだまだ成長途上ですが、先が楽しみな馬だと思います。
血統的にはスタミナ系と考えます。父ノヴェリストのスタミナにどれだけスピードを入れられるかがポイントになると考えます。この馬にはサンデーサイレンスの中のRoyal Chargerや母父母アグネスフローラにあるNasrullahのスピードがあるのでそこがうまく成長の過程で出てくるとより楽しみになると考えます。

7月15日(土)函館1R ダート1000m 優勝 1:00.7(晴・良)

シンデレラマキ   牝 

父:サウスヴィグラス
母:フミノタカラ
母父:クロフネ

スタートはこちらもまぁ普通。しかし横山武史騎手が押して逃げを主張しました。直線を向いてもスピードの違いで後続を引き離すレースで強かったと思います。
血統的では父サウスヴィグラス、母父クロフネというだけでもダートを得意とするイメージがありますし、このレースをみてもダートは合っていますね。Mr. Prospectorのクロスが目立ちますが、血統の深部ではNasrullahが多くありスピードを裏付けしています。単距離のダートでは今後も注目ですね。心配な点は逃げないともろいかもしれない…という点でしょうか。

2017年7月17日月曜日

第53回 函館記念(GⅢ) 予想結果

うそ…ルミナスウォリアーなの?

第53回 函館記念(GⅢ)結果

1着    ルミナスウォリアー
2着    タマモベストプレイ
3着    ヤマカツライデン

8着  ◎ レッドソロモン
16着  注 スーパームーン


レッドソロモンを本命にしていましたが、同じメイショウサムソン産駒でもルミナスウォリアーが函館記念を勝ちましたね…(´・ω・`)
ルミナスウォリアーはスタート普通で中団からレースを進めました。3、4コーナー中間から進出し始めて最後まで押し切りました。あの上がり方からすると馬の状態もとても良かったのでしょう。おめでとうございます!
本命にしたレッドソロモンは最後方からの競馬になりました。直線だけで8着まで来ていることを考えれば、馬場が合わなかったとは考えづらく、再度函館でレースに出てきたらもう一度期待したいところです。

では勝ったルミナスウォリアーの血統についてみていきましょう。

血統


ちなみに…レッドソロモン


ルミナスウォリアーとちゃしぶが本命にしたレッドソロモンの5代血統表を並べてみました。先ほども言ったように同じメイショウサムソンを父に持っていることは伝えましたが、Northern Dancerのクロスも同じように成立しており、サンデーサイレンスが血統に含まれているところも同じです。

大きく違うのは母母の血統です。

レッドソロモンを本命にした理由としては、この母母の血統にHaloやMr. Prospectorのスピード血統があることです。予想のブログでも書きましたが、これでもスタミナ寄りの血統だとは思います。しかし洋芝に対応しつつ、スピードも出せるのではないかと期待しての本命でした。

ルミナスウォリアーの方はというと、母母の血統にはスタミナ血統が多いと考えました。洋芝といえどもある程度スピードは必要と考えたので、より近親にスピード血統があるレッドソロモンを上位にしました。
しかしよくよく血統を見ていくとリアリーハッピーの5代前にはBold Ruler(父:Nasrullah)がおり、5×5のクロスが成立しています。また母父母のアグネスフローラを遡るとNasrullahの4×5のクロスがあり、血統の深部でNasrullahが多くクロスされていることがわかります。これだけ深部の血統のクロスがルミナスウォリアーのスピードに影響しているかはわかりませんが、サラブレッドは昔からインブリードと言われる近親配合を重ねて速い馬をつくってきた歴史があります。
こうした血統背景を見ていくことはサラブレッドの歴史を見ていくことにもつながると思いますし、血統の興味深いところでもあると思います。

さてさて話がずれましたね(;^ω^)

このNasrullahのクロスがルミナスウォリアーのスピードを後押ししているようにも考えられますが、全体的に見ればスタミナ寄りの血統だと考えますし、今レースの様に早仕掛けでスタミナ勝負に持っていくレースがあっていたのだと思います。

とすれば、今の函館競馬場の芝はスタミナを要するのかも…と考えます。

ここら辺も考えつつ来週の予想に役立てていきたいと思います。

しかしハズレ街道はいつまで続くのか…|д゚)

2017年7月14日金曜日

血統予想 第53回 函館記念(GⅢ)



今週も予想をしますが、少し予想の視点を血統に焦点をあてて行きたいと思います。
これまで総合的に予想をしてきましたが、このブログの内容が主に血統についての内容になっているので、血統中心のものにしていけたらと考えました。
そんなわけで気になる1頭を毎週予想で挙げていけたらと思います。
もちろん当てるつもりで考えて中心馬を選んでいきます!(`・ω・´)

第53回 函館記念(GⅢ) 函館競馬場 芝2000m

4コーナーのポケットから下りスタート。2コーナー半ばに向けて約3mほど下っていき、その後は4コーナー初めまで徐々に約3mを上っていく。そこからはゴールに向けて下っていきゴールになるコース。

函館競馬場についてはJRAのホームページでご覧ください。

函館競馬場の芝

札幌同様芝コースには洋芝が使われており、欧州の競馬場の様な硬度になっている。以前より開催が減り、芝が痛みづらくなっている。

血統予想本命

レッドソロモン クリックすると5代血統表がみられます(JBISへ)。

父:メイショウサムソン
母:アドマイヤリッチ
母父:サンデーサイレンス

血統的にはこの馬が面白いと考えています。
父メイショウサムソンにはオペラハウスやダンシングブレーヴという欧州で活躍した名馬の血が流れており洋芝向きと考えます。
その血統にスピードを持つ米国血統のサンデーサイレンスやGulchがいて、そのスピードをさらにNijinskyで支えている血統になっています。
またNorthern DancerやHail to Reasonなどの主流血脈と他の異流血脈がほぼ半分半分に配合されておりとてもよい配合になっていると考えます。
欠点を挙げるならばスピードでしょうか。
先ほどスピードがあるといいましたが、それは欧州系と米国系の違いによるものです。簡単に分けるとスタミナの欧州にスピードの米国。そういう意味から米国血統が半分あることでスピード血脈があるといいました。スピード血統はあるのですがクロスになっておらず、HaloやMr. Prospectorの単体のスピードが遺伝されることを期待するしかない配合です。
どちらかといえばスタミナ寄りの配合だと考えられますが、今回の函館記念では洋芝でのレースになるので、父メイショウサムソンにあるオペラハウスやダンシングブレーヴの洋芝適正に期待したいところです。

もし雨が降って馬場があれるならば、重い血統のスーパームーンにも注目しておきたいです。

最終結論

単勝・複勝:⑤レッドソロモン

余裕があれば
複勝:⑨スーパームーン

2017年7月11日火曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑩



今回は7月9日(日)の2歳馬のレースの振り返りです。

7月9日(日)福島5R 芝1800m 優勝 1:51.2(晴・良)

グランデウィーク    牡 

父:スペシャルウィーク
母:プロフェシーライツ
母父:アフリート

まだ幼いですが、将来性はあると思います。
スタートは出遅れて後方から。徐々に外々を回り進出し4コーナーではまくり気味に上がっていきましたが、内にいた馬に外に振られる不利がありながらも最後まで気持ちを切らすことなく優勝することができました。
血統的には父スペシャルウィークのスタミナにスピードを入れた配合ですが、それでもまだスタミナ寄りでしょうか。クラシックディスタンスももちろん行けると思いますし、期待したいですね。


7月9日(日)福島6R 芝1200m 優勝 1:12.8(晴・良)

ナムラストロベリー    牝 

父:ヨハネスブルグ
母:ナムラチアーズ
母父:マンハッタンカフェ

好スタートから掛かることなく先行し、直線でもしっかり抜けだして優勝しました。レースセンスは良いですね。今後経験を積むともっと走る印象を受けました。
血統はヨハネスブルグの持つスピードを維持するような形で配合されています。個人的な考えになりますが、父ヨハネスブルグはMr. ProspectorやStorm Catのスピード血統を追っているので、これらのクロスを使ってよりスピードを活かした血統にするともっと魅力的だったのではないでしょうか。


7月9日(日)中京5R 芝1400m 優勝 1:22.4(曇・良)

シンデレラメイク    牝

父:ディープブリランテ
母:プリンセスメイク
母父:キャプテンスティーヴ

スタートは普通でしたが先団後方から前を見てレースを進めることができました。他の馬が4コーナーで荒れた内を避け外に出しているところ、あえて内ラチ沿いを走ることで差をつめ、直線では外に出して荒れていない芝を走り着差を広げて優勝しました。今回のレースでは中谷雄太騎手の好騎乗が大きな勝利の要因といえますが、騎手の思い通りに動くこの馬の操縦性の良さを示しました。
血統をみると奥深いです。5代目までをみるとHail to Reason:5×5、Northern Dancer:5×5のクロスがありますが、さらに遡るとスピードを持つNasrullahのクロスやそれを維持する Tourbillonのクロスが細かく成立しています。個人的には好配合と考えますし、このような馬が活躍してほしいと願います。



7月9日(日)函館5R 芝1800m 優勝 1:49.7レコード(晴・良)

クリノクーニング     牡

父:オルフェーヴル
母:クリノビスケット
母父:パラダイスクリーク

スタートは普通で3番手からの競馬になりました。道中も掛かる様子無く流れに乗って行けたのではないでしょうか。4コーナーでは先団を捕らえ、直線は追ってはいましたがもしかして鞭使ってないですかね…。それでいてレコード優勝。力が違うといったところでしょうか。
血統的には父オルフェーヴルにうまくスピードとスタミナが配合されたと考えます。スタミナはもともとあるのですが、さらにシエリルのクロスでTourbillonやHyperionのクロスも成立しており、スタミナは申し分ないと思います。この馬のスピードの肝はノーザンテースト:4×5×5のクロスと考えます。 オルフェーヴルのスピードを支えたのもノーザンテーストのクロスがあったからだと考えますし、そうであればノーザンテーストのクロスがあるのは良いと考えます。


未勝利戦

7月9日(日)福島1R ダート1150m 優勝 1:10.4(晴・良)

コスモジョーカー      牡

父:タイムパラドックス
母:ミスジョーカー
母父:カコイーシーズ

スタートして躓くも大きな出遅れにはならず、すぐにスピードに乗って好位からレースを進めることができました。直線では余力がある感じで楽に抜け出して優勝しました。
父がタイムパラドックスということもあり、血統的にもダートで走れる下地はあると考えます。しかし距離はもう少し長くてもいいかもしれません。この時期距離がある番組がないのかもしれませんが、1600mでも走れると思います。

7月9日(日)福島2R 芝1200m 優勝 1:09.5(晴・良)

ビリーバー     牝

父:モンテロッソ
母:デイドリーマー
母父:ネオユニヴァース

好スタートから無理せず逃げる形に。直線でも馬体を併せられましたが、勝負根性を発揮してしっかり抜け出し優勝しました。
血統的にはスピード血統とスタミナ血統がバランスよく配合されているように考えます。すたーとが良い馬なので1600mくらいまでなら持つのではないでしょうか。


7月9日(日)中京1R 芝1600m 優勝 1:34.2レコード(曇・良)

シュバルツボンバー    牡 

父:ディープブリランテ
母:ショアー
母父:Acatenango

スタートは普通。掛かる様子もなく全体のちょうど真ん中くらいからレースを進めていました。3コーナー過ぎから徐々に進出をはじめ、直線に入ってからの伸びもよかったですね。立派なレコード勝ちと思います。
前走ではスローペースもあってかやや掛かっていましたが、今回はそのような姿もなく流れに乗ってい走っていたと思います。現段階ではある程度レースが流れる1600mがレースをしやすいのかもしれませんね。
しかし血統的には父ディープブリランテにスタミナを入れたような血統になっています。こうして考えると2000mでも行けそうなのですが、前走の内容(芝1800m)を見る限り、先ほども言いましたが1600mくらいが適距離のような印象を受けます。

7月9日(日)函館1R 芝1200m 優勝 1:10.2(晴・良)

リンガラポップス    牡 

父:キンシャサノキセキ
母:クラシックローズ
母父:コマンダーインチーフ

スタートは普通でしたが、その後の行き脚がよく3頭ならんで逃げる形になりました。しかし他の馬を気にする様子もなく、直線に入りそのまま抜け出して優勝。自分のペースで走れるところがセールスポイントでしょうか。前走よりタイムは遅く、相手に恵まれた感じはあるかもしれません。
この馬のスピードを支えているのはLyphardのクロスでしょうか。また母の方にはMill ReefとSecretariatのNasrullahとPrincequilloの組んだクロスがあり、さらに父の5代目Millicentにも遡るとNasrullahとPrincequilloがあります。
さらにスタミナもあるので1200mという距離は短い印象を受けます。距離を伸ばして先行抜け出しをしてスピードの維持力(スタミナ)で勝負しても面白いかもしれません。

2017年7月10日月曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑨

※競馬場のダートのイメージです。

今週も2歳戦を振り返っていきます。まずは7月8日(土)のレースからです。

7月8日(土)福島5R 芝1200m 優勝 1:11.0(晴・良)

フィルハーモニー   牝 

父:ダイワメジャー
母:マイネディーバ
母父:トウカイテイオー

スタートは普通でしたが、その後の行き脚がつかず先団後方からの競馬になりました。道中も押して位置を上げていましたね。直線半ばで脚を伸ばしゴール前でテルキーネスをとらえ優勝しました。まだまだレースを知らない感じがしますが、その分伸びしろがあると思います。
血統的には父はマイラーのダイワメジャーですが、母はどちらかというとスタミナタイプのようなので、距離が伸びても問題ないと思います。フィルハーモニーのレースをみても1200mだと短い印象を受けるので、1600~2000mでのレースを観てみたいです。

7月8日(土)中京5R 芝1600m 優勝 1:37.6(曇・良)

ミッキーマインド   牡 

父:ディープインパクト
母:マイグッドネス
母父:Storm Cat

好スタートで頭一つ飛び出しましたが、掛かる様子もなく好位から競馬を進めました。直線では楽に抜け出す手ごたえに見えたのですが、まだスピードに乗った走り方ができないのか、クビ差でたところでゴールでした。もう一段エンジンが掛かりそうに見えますが、次走に注目したいですね。
血統的には2000mでも問題ないと思います。ディープインパクトの中距離スピード適性を母の方でうまく支えるような血統になっていると思います。スピードが突出した感じではないですが、逃げや先行である程度早いスピードを持続するタイプの馬の印象を受けますね。


7月8日(土)中京6R ダート1400m 優勝 1:25.8(晴・良)

マイネルオスカル   牡

父:エスポワールシチー
母:バラベルサイユ
母父:アグネスデジタル

好スタートから先団へ。掛かる様子もなく幸英明騎手の思い通りに走ってくれたのではないでしょうか。最後の直線ではレディバードと馬体を併せて追い比べになり最後にきっちり抜け出しました。レースセンスが良いですね。
血統的には父エスポワールシチー、母父アグネスデジタルからダートが主戦というイメージがあるかもしれませんが、スピード血統も多くあるので芝でも面白いかもしれません。

7月8日(土)函館5R 芝1200m 優勝 1:10.6(晴・良)

ウインジェルベーラ    牝

父:アイルハヴアナザー
母:コスモマーベラス
母父:フジキセキ

出足よく好位からレースを進めることができました。外を回すようになりましたが、4コーナーでは先頭を伺う形になり、ゴール前まで粘りこむことができました。
結構スタミナ血統が含まれているので、1600~2000mでも問題なさそうです。


7月8日(土)函館6R ダート1000m 優勝 1:01.9(晴・良)

ガウラミディ     牝

父:フリオーソ
母:ロメラ
母父:サクラバクシンオー

スタートは普通でしたが、二の足がついて先団につくことができました。外々を回ってのレースでしたが、最後はジリジリと伸びハナ差前に出ることができました。
父フリオーソはダートで活躍した馬で、そこに母父サクラバクシンオーのスピードを注入した形ですね。ただ母母はスタミナ系なので1600mくらいまでなら問題ないと思います。

未勝利戦

7月8日(土)中京1R 芝1200m 優勝 1:09.4(晴・良)

ナムラバンザイ    牡

父:ヨハネスブルグ
母:ソアリングピアス
母父:エルコンドルパサー

スタートよく2番手からのレースを進めました。前走もスタート良く逃げを打ちましたが、2番手でも掛かる様子は見られませんでした。…というか前半3F33.8秒に速いペースでは掛かることはないでしょう。しかしそのまま直線で前をとらえ優勝しました。
血統的には、スピードもありますがスタミナもあるように思うので、距離が伸びても大丈夫だとは思いますが、今回のレースを観ていると1600mまでが適距離の様に考えます。


7月8日(土)函館1R 芝1200m 優勝 1:09.7(晴・良)

ダンツクレイオー   牝 

父:ワークフォース
母:ステラプラド
母父:ハーツクライ

前走同様好スタートから逃げました。そのままスピードの違いで押し切って優勝しました。タイムも前走と同じで、同じように走って今回は結果が良かったということでしょうか。
血統的にはスピードよりスタミナが勝っている印象を受けます。そういう意味では今後も注目ですね。


2017年7月9日日曜日

第53回七夕賞(GⅢ) 予想結果

※負け続けてごめんなさい…

第53回七夕賞(GⅢ) 結果

1着  ○ゼーヴィント
2着  △マイネルフロスト
3着   ソールインパクト

5着  △フェルメッツァ
9着  ▲ヴォージュ      
11着  ◎マルターズアポジー

ハズレ続けてへこみます…(-"-)
本命にしたマルターズアポジーは想定通り逃げましたが、想定外にフェイマスエンドが先手を主張してきました。マルターズアポジーとしては力が出せる逃げの形にしなくてはいけないので、1コーナーまでには逃げることができましたが、前半3F33.9秒のハイペース。しかも上りになる200~400mの1Fが10.5秒の最速ラップ。これではあまりにもペースが速いですし、最後まで持ちません。マルターズアポジーはブービー着順となり、2番手を進んだフェイマスエンドが最下位となっていますので、逃げた馬には厳しいレースだったことがわかります。
勝ったゼーヴィントはスタートして両隣の馬に挟まれるような形になり後方からの競馬になりましたが、結果的にこれが良かったのかもしれません。
2着になりましたが強い競馬をしたのはマイネルフロストではないでしょうか。4番手からレースを進め4コーナー前にはマルターズアポジーを捕らえ、粘りこむ競馬をみせました。あそこまでいったら勝ちたかったと思いますが、このようなレースができるならば今年の夏はどこか重賞を勝つ可能性が高いのではないでしょうか。

さてさて重症です…ハズレ続けています…。夏バテにははやいんだけどな…(´・ω・`)

2017年7月7日金曜日

競馬予想 第53回 七夕賞(GⅢ)予想

※予想といったらこのペンですね(^^♪

先週に続き今週も秋のGⅠに向けて賞金の加算を目指すレース七夕賞。こちらは古馬のレースになりますが、サマー2000シリーズの中の1レースでもあり、夏のチャンピオンを決める意味でも楽しみなレースになりますね(^^♪

第53回 七夕賞(GⅢ) 福島競馬場 芝2000m

4コーナーのポケットから下りスタート。直線半ばまで(約200m)ほど下ったら1コーナー手前まで上りになり丘の頂上に。そこから1コーナー終わりにかけて下り、また緩やかに上っていく。向正面で一気に坂を駆け上がり、4コーナー半ばまでほぼ平坦。そこから直線に入るまで下った後、その勢いを保ち上った後ゴール。

レース展開予想

逃げるのはマルターズアポジー。逃げで結果を残しているのでトップハンデの57.5㎏ではあるが押してでも行くだろう。また、他の馬も競ってまで逃げようとは思わないはず。下りスタートのこともあり、前半3F34.5秒で行くことも十分に考えられます。
それを追ってフェルメッツァ、フェイマスエンド、ゼーヴィント、マイネルフロストらがつけるのではないでしょうか。その後ろ中団からはヴォージュ、タツゴウゲキ、ソールインパクトがつけ、追い込みからはスズカデヴィアス、バーディーイーグルが行く展開を予想します。

実績からの候補

ゼーヴィント
マルターズアポジー
マイネルフロスト

予想まとめ


本命:マルターズアポジー
トップハンデは気になりますが、自分のペースで逃げることができるのは魅力です。これまでも逃げのレースではGⅠになるとまだ力が及ばないものの、GⅢではしっかり成績を残していることからここでも十分通用すると思います。昨年の福島記念も勝っていますし、ここでも期待したいです。

対抗:ゼーヴィント
勝ち切れないレースが続いていますし、休み明けも気になるところですが、力はある馬と考えます。おそらく好位から前を射程圏内に入れて競馬をすると思いますし、あっさり勝つこともあり得るでしょう。

単穴:ヴォージュ
条件戦を連勝しての参戦で勢いがあります。斤量も手ごろですし、勢いに乗って上位にくる可能性は十分にあると考えています。気になるのは前走の前半3Fが38.0秒と遅い流れだったことです。今回は遅くとも35.0秒台の流れになると思うので、好位につけるかどうかがカギになると思います。

連穴:フェルメッツァ、マイネルフロスト
フェルメッツァは前走福島民報杯で2着しており、内枠を活かして好位からの競馬ができれば展開も向きそうですし、同コースで再度好走を期待したいところです。
マイネルフロストは前2走重賞で好走していますが、どちらも枠が内よりのスタートでした。今回外枠からのスタートになりますし、斤量も57㎏と厳しい条件になっていますが、力はあるので注意はしておきたいです。

最終結論

馬連:⑨流しー③⑥⑧⑪
3連複:⑨流しー③⑥⑧⑪

2017年7月4日火曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑧

※実際にレースに出走した馬とは異なります。

今回は7月2日(日)の2歳馬のレースを振り返っていきます!

7月2日(日)福島5R 芝1800m 優勝 1:50.9(曇・良)

レーツェル   牝 

父:マンハッタンカフェ
母:ミスティーク2
母父:Monsun

スタートして少しよろける場面がありましたが、うまく立て直して逃げる形になりました。ペースを抑えたせいでしょうか、やや掛かり気味で逃げていましたが、途中からマイペースで逃げているように見えました。
血統的にはスタミナ血統なので、今回の様に4コーナー前から追い始める形のレースが合っているように思います。2000m以上が適距離ではないでしょうか。

7月2日(日)福島6R 芝1200m 優勝 1:09.7(曇・良)

パッセ   牝 

父:パイロ
母:パドブレ
母父:ホワイトマズル

スタートして好位からレースを進めることができました。外々をまわる展開でしたが、最後の直線ではしっかり伸びて優勝することができました。レースセンスもよく、課題は馬込入れて同じようにレースができるかどうかでしょうか。
血統的にはMr. Prospector:4×5がありますが、母父に ホワイトマズルがいて、SecretariatとRivermanでNasrullahとPrincequilloのクロスが成立しています。スピードだけでなくそれを維持するスタミナも考えられた配合になっています。距離も1600mくらいでも問題ないと思います。

7月2日(日)中京5R 芝1600m 優勝 1:36.8(晴・良)

トロワゼトワル  牝

父:ロードカナロア
母:セコンドピアット
母父:ハーツクライ

スタート良く2番手からのレースになりました。やや行きたがっているようにみえましたが、鞍上の福永祐一騎手がうまくコントロールしたように思います。
直線に入ってからあとは抜け出すタイミングだけを図っていたように思います。着差以上に完勝の内容だったと思います。まだまだ走り方がフラフラしているように見えましたし、レースを重ねるともっとスピードに乗って走ることができるのではないでしょうか。
血統背景では5代目までクロスがありませんが、母の血統を見ていくと結構奥深い印象を受けます。スピードとスタミナがバランスよく配合されていますし、トニービンがあるところを考えると東京で走らせてみたい血統ですね。


7月2日(日)中京6R 芝1400m 優勝 1:23.4(晴・良)

タイセイプライド    牡

父:ヨハネスブルグ
母:キャニオンリリー
母父:エルハーブ

大物感たっぷりのレースだったのではないでしょうか。スタート良くやや掛かり気味でしたが、M.デムーロ騎手がうまく抑え3番手からのレースになりました。4コーナーでは先頭に並び、鞭は使わず追うだけの内容でした。トロワゼトワル同様まだまだ伸びしろがある印象を受けますし、期待は大きいのではないでしょうか。
血統も奥深いですね。印象的なのはNasrullahとPrincequilloを持つ Secretariat:5×5のクロスがあることですが、同じくNasrullahとPrincequilloの血統を持つRivermanがいることやNasrullahの代わりに4分の3同血のRoyal ChargerとPrincequilloを血統に持つSir Gaylordがいたりと考えられた配合になっています。
このような血統背景をみると2000mくらいでも問題ないように思いますが、今回のレースをみるとスピードが勝っている馬なのかもしれません。


7月2日(日)函館5R 芝1200m 優勝 1:10.9(曇・良)

スズカマンサク     牝

父:ロードカナロア
母:スズカローズマリー
母父:アフリート

スタート良く逃げてのレースでした。途中掛かり気味なところもありましたが、スピードの違いで押し切った感じですかね。
血統的にはMr. Prospectorのクロスがあり、父ロードカナロアもいるので短距離馬のイメージがあるかもしれませんが、母の血統はスタミナよりの印象を受けますのでもう少し距離が長くても良いかもしれません。

未勝利戦

7月2日(日)中京1R 芝1400m 優勝 1:22.2(晴・良)

コーディエライト    牝

父:ダイワメジャー
母:ダークサファイア
母父:Out of Place

スタート良く逃げる形になりました。コーナーリングもよく最後まで上手に走ることができていました。初戦はスタートしてやや押しながら好位を追走しましたが、今回は2戦目ということもあり馬なりで逃げることができました。一度使うとこんなに良くなるのか、と思わせる内容でした。
血統的にも1600mでも問題ないでしょう。ダイワメジャーのスピードを活かそうとした血統背景になっていると思います。

2017年7月3日月曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑦

※実際のレースとは異なります。イメージです。

今週から福島、中京、函館競馬場の3場で競馬が行われています。
これからが夏競馬の始まりという感じがしますね!
それでは今週も2歳馬のレースを振り返っていきます。
まずは7月1日(土)のレースからいきましょう。

7月1日(土)福島5R 芝1200m 優勝 1:10.0(曇・良)

ジェッシージェニー  牝 

父:ストロングリターン
母:セッカチクイーン
母父:スズカマンボ

スタートはまあまあ良く、マイペースで好位につくことができました。流れにも乗って4コーナーから進出し直線しっかり脚を伸ばして勝ちました。人気はありませんでしたが完勝ですね。強かったです。
血統的にはストロングリターンのスピードにスズカマンボのスタミナを入れた形ですが、様々なスピードの血統とスタミナの血統がバランスよく配合されています。これが良い方向にでた競走馬ですね。

7月1日(土)福島6R ダート1150m 優勝 1:11.4(曇・良)

オーヴァーライト  牡 

父:ヘニーヒューズ
母:オーヴァーアンダー
母父:Seeking the Gold

こちらも強い勝ち方でした。スタートして好位からの競馬になりましたが、4コーナーではスピードに乗って内から進出して楽に抜け出して優勝しました。レースセンスもよく今後が楽しみですね。
血統をみると重い血統が多くみられ、いかにもダートで活躍しそうな印象を受けます。Storm CatやSeeking the Goldの名前もみられスピードもそれなりに持っていると思います。

7月1日(土)中京5R 芝1600m 優勝 1:38.2(曇・稍重)

フロンティア  牡

父:ダイワメジャー
母:グレースランド
母父:トニービン

スタート良く押し出される感じで逃げました。前半3F38.2秒とスローペースでしたが、掛かる様子もなく、直線ではしっかり最後まで走ることができました。
正直今回はスローペースの恩恵があったとは思いますが、馬込みにいれても落ち着いてレースを進めることができそうな印象を受けます。もう一度レースを観て評価したいですね。
血統的には父ダイワメジャーですが、母の血統がスタミナ豊富なので距離を伸ばして使っても面白いのではないでしょうか。


7月1日(土)函館5R 芝1000m 優勝 0:58.0(曇・良)

キタノユウキ   牡

父:ハードスパン
母:ウイングオブピース
母父:Fusaichi Pegasus

好スタートから先手を主張し逃げる形に。最後の直線ではツクバクロオーに迫られましたが、勝負根性を発揮して最後まで抜かせませんでした。
血統的にはDanzig:2×4、Raise a Native:4×5、Halo:4×5、Native Dancer:5×5、Hail to Reason:5×5と主流血脈の多数のインブリードがあります。しかしそれを支える血脈が少ないように感じます。新馬戦で勝ったように能力はあるとは思いますが、今後の成長に期待したいところです。

未勝利戦

7月1日(土)福島1R 芝1800m 優勝 1:49.4(曇・良)

コスモイグナーツ   牡

父:エイシンフラッシュ
母:ナパ
母父:スペシャルウィーク

スタートは普通でしたが、その後のダッシュがよく好位からレースを進めることができました。前半はやや掛かり気味でしたが、途中からは落ち着いて走っていました。4コーナー手前で早めにスパートをかけましたが、最後まで粘りこみました。
血統的にはスタミナが勝っているので理想的なレースだったと思います。

7月1日(土)函館1R 芝1200m 優勝 1:09.4(曇・良)

カシアス  牡 

父:キンシャサノキセキ
母:ラブディラン
母父:Dylan Thomas

好スタートから好位につけ、レースの流れに乗って競馬をすることができました。直線では馬の間を割って、しっかりと最後まで伸びていました。
初戦とは異なり直線の伸びが良かったように見えます。一度レースを使って走り方を覚えたような感じですかね。次戦も楽しみです。

2017年7月2日日曜日

第66回ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 予想結果

※実際のレースに出走した馬とは異なります。

第66回ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 結果

1着   セダブリランテス
2着  ◎ウインガナドル
3着   ロードリベラル

4着  ▲クリアザトラック
8着  ○ビービーガウディ      
11着  △ライジングリーズン

ビミョー…(´・ω・`)
ですね…馬券的には…まあハズレですけど…。

前半3F35.3秒でウインガナドルが逃げました。やや速いペースでしたが、最後までしっかり走って2着まで粘りました。斤量の恩恵もあったと思いますが、ニシノアップルパイにプレッシャーをかけられながらの厳しいレースで勝ちに等しい内容だったのではないでしょうか。
勝ったセダブリランテスはスムーズな競馬ができましたね。スタートして好位3番手からの競馬で、前をみながらレースを進めることができました。今回でまだ3戦目ですし、まだまだ伸びしろがあるないようだったのでこれからが楽しみな馬ですね。

人気のサトノクロニクルですが、今日は行きっぷりがそんなに良くありませんでしたかね。鞍上の川田将雅騎手がずっと手を動かしていたように見えました。最後の直線ではそれなりに脚を使っているので、まだまだ見限れないと思います。
ライジングリーズンはどうしたんでしょうか…。4コーナーまでレースの進め方は良かったですし、手ごたえもあったように見えましたが、直線に入ってからはズルズルと下がっていきました。こちらの敗戦は気になるところですね。

本命にしたウインガナドルが2着にきたものの結果はハズレ…。
残念な結果が続いてますが来週も競馬を楽しんでいきましょう(^^♪