今年の天皇賞春でキタサンブラックと並んで人気になるだろうサトノダイヤモンドの血統についてみていきます。
この馬も気性が良い馬で、よく優等生と言われています。
サトノダイヤモンド
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母父:Orpen
Halo 3×4×5 Northern Dancer 5×5×5
私はOrpenという馬は知らないのですが、フランスのモルニー賞という1200mのGⅠに優勝しており、スピードの勝った馬なのかな、と思います。現にOrpenはDanzigの血を引いており、やはりスピードがある血統ということがわかります。
サトノダイヤモンドの父はディープインパクトでスピード型の中距離型。
母の血統で目についたのが、5代目にいるNatalmaです。
この馬母父にMahmoudという馬がいて、Nasrullahの母Multaz Begumの4分の3同血となります。つまりスピードを維持するための下地はあるわけで、クロスになっているHaloの血統の中にもNasrullahと4分の3同血になるRoyal Chargerの血が入っています。
ちなみにクロスになっているNorthern Dancerの中にもNatalmaがいます。
このようなスピード血統を、Haloの血統にあるBlue Larkspurや母方の5代目にあるBuckpasserの血統がスピード維持のためのスタミナを与えているのだと思います。
個人的にはサトノダイヤモンドもキタサンブラック同様3200mは決して適正距離ではないと考えますし、2000m前後が適距離なんだと思います。
菊花賞や有馬記念の長距離を勝った要因は、最初に触れた気性の良さが距離を持たせているのだと思います。
となると、キタサンブラックとの天皇賞春の勝負は、当日落ち着いてスタミナを温存できている方が勝つのだと思います。
…他の馬が勝ったりして(;´・ω・)
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
2017年4月27日木曜日
2017年4月26日水曜日
血統を考える キタサンブラック
今年の天皇賞春でも有力視されているキタサンブラックです。
クラシックの時から、母父サクラバクシンオーが話題となり長距離適正に不安が騒がれていましたが、見事菊花賞を勝ち、その後も昨年の天皇賞春やジャパンカップ、今年に入ってもGⅠに昇格した産経大阪杯での優勝と現役馬のトップとして活躍しています。
今回はキタサンブラックの血統について考えていきたいと思います。
キタサンブラック
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
Lyphard 4×4 Northern Dancer 5×5×5 のインブリードを持っています。
ブラックタイドはディープインパクトの全兄にあたり、スピードが勝った中距離馬であると考えます。
さてサクラバクシンオーですが、父にサクラユタカオーを持ちます。
サクラユタカオーの血統をみるとNasrullah3×4を持っておりスピードを意識した血統になっています。が、もう一つ注目したいのが、サクラユタカオーの3代前にHyperionがいることです。これは簡単に説明するとスタミナを持つ血統なのですが、次に母のサクラハゴロモに目を向けると、4代前にもHyperionがいます。
またサクラハゴロモの母方に注目すると5代前にBull Dogというアメリカ血統の馬がいるのですが、ブラックタイドの父であるサンデーサイレンスを遡っていくと、Blue Larkspurという馬がいたり、Sir Gallahad(Bull Dogと同じ血統)がいます。
これらHyperionのクロスやBull Dog、Blue Larkspurのアメリカ血統のクロスがあるとスピードを維持するためのスタミナが強化されると考えられています。
さらに細かく見ていくとLyphardの4×4のインブリードがあることは先ほど触れましたが、この血統にはCourt Martialという馬の血が含まれています。これはスピードをもつLady Josephineという血統とHyperionと相性のよいSon-in-Lawという血統が入っています。このクロスがありHyperionが加わることで、よりスピードを維持するためのスタミナが強化されていると考えられます。
ブラックタイド(ディープインパクト)のスピードをサクラバクシンオーのスピードで支え、そのスピードを維持するためのスタミナをHyperionやBull Dog、Blue Larkspurの血統が支えていると考えることができます。
これらの特徴がうまく表出されたのがキタサンブラックという馬なんだと思います。
しかし天皇賞春の3200mは決して適正距離ではないと思います。
3200mでもしっかり走れているのは、気性の素直さがあるからだと思います。
この馬のセールスポイントは最後まで一生懸命走ることですが、道中騎手のいうことをきき、いつでも周りの馬に惑わされず自身のペースで走ることができるその気性こそが一番の強みだとおもいます。
今週の天皇賞春でサトノダイヤモンドとの再戦が楽しみです。
いつも結果論的な血統考察でありますが、こうして要因を考えていくのは面白いですね。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
クラシックの時から、母父サクラバクシンオーが話題となり長距離適正に不安が騒がれていましたが、見事菊花賞を勝ち、その後も昨年の天皇賞春やジャパンカップ、今年に入ってもGⅠに昇格した産経大阪杯での優勝と現役馬のトップとして活躍しています。
今回はキタサンブラックの血統について考えていきたいと思います。
キタサンブラック
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
Lyphard 4×4 Northern Dancer 5×5×5 のインブリードを持っています。
ブラックタイドはディープインパクトの全兄にあたり、スピードが勝った中距離馬であると考えます。
さてサクラバクシンオーですが、父にサクラユタカオーを持ちます。
サクラユタカオーの血統をみるとNasrullah3×4を持っておりスピードを意識した血統になっています。が、もう一つ注目したいのが、サクラユタカオーの3代前にHyperionがいることです。これは簡単に説明するとスタミナを持つ血統なのですが、次に母のサクラハゴロモに目を向けると、4代前にもHyperionがいます。
またサクラハゴロモの母方に注目すると5代前にBull Dogというアメリカ血統の馬がいるのですが、ブラックタイドの父であるサンデーサイレンスを遡っていくと、Blue Larkspurという馬がいたり、Sir Gallahad(Bull Dogと同じ血統)がいます。
これらHyperionのクロスやBull Dog、Blue Larkspurのアメリカ血統のクロスがあるとスピードを維持するためのスタミナが強化されると考えられています。
さらに細かく見ていくとLyphardの4×4のインブリードがあることは先ほど触れましたが、この血統にはCourt Martialという馬の血が含まれています。これはスピードをもつLady Josephineという血統とHyperionと相性のよいSon-in-Lawという血統が入っています。このクロスがありHyperionが加わることで、よりスピードを維持するためのスタミナが強化されていると考えられます。
ブラックタイド(ディープインパクト)のスピードをサクラバクシンオーのスピードで支え、そのスピードを維持するためのスタミナをHyperionやBull Dog、Blue Larkspurの血統が支えていると考えることができます。
これらの特徴がうまく表出されたのがキタサンブラックという馬なんだと思います。
しかし天皇賞春の3200mは決して適正距離ではないと思います。
3200mでもしっかり走れているのは、気性の素直さがあるからだと思います。
この馬のセールスポイントは最後まで一生懸命走ることですが、道中騎手のいうことをきき、いつでも周りの馬に惑わされず自身のペースで走ることができるその気性こそが一番の強みだとおもいます。
今週の天皇賞春でサトノダイヤモンドとの再戦が楽しみです。
いつも結果論的な血統考察でありますが、こうして要因を考えていくのは面白いですね。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
2017年4月24日月曜日
マイラーズC(GⅡ) レース回顧
配当はつかなかったですが、とりあえず当たりは当たりです(;^ω^)
逃げたのはサンライズメジャー。前半3F35.3秒での逃げをヤングマンパワー、フィエロ、クルーガーが追う展開。その後ろにエアスピネル、イスラボニータがつけ、ブラックスピネルはさらにその後ろからのレースでした。
地震が予想したペースより少し速いペースでしたが、大きく違ったのはブラックスピネルが逃げなかったことです。馬なりでスタートを出していき、やや後方からの競馬で結果的に最後届かずの4着となり、結果論でいえばやはり逃げてほしかったというのが本音です。
勝ったイスラボニータはC.ルメール騎手の好騎乗もありました。大外枠からの競馬も道中インに入れ、最後の直線で他馬の間を縫うように抜け出しました。JRAの発表だとC.ルメール騎手は最後の直線コースで外側に斜行したことについて戒告を受けたそうですが、レース内容を見てみると好騎乗だったと言えるでしょう。
エアスピネルは好位からの競馬で力を出し切った内容だったのではないでしょうか。常に力を出し切る優等生ではありますし、今後はGⅠでも楽しめる馬だと思いますが、勝つためにはあと一歩、何かひとつ足りないですね。今回も掛かる面を見せていましたが、操縦性は良さそうなので、大逃げを打っても面白いかもです。
プロディガルサンは見せ場なく終わりましたが、ラスト3Fは32.9秒としっかり伸びていました。京都競馬場は逃げ・先行が有利と言われているので東京競馬場だと馬券的には面白いかもしれません。
さて来週は天皇賞・春。
ここはキタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強対決に注目が集まりますね。
来週も楽しみです。
2017年4月21日金曜日
マイラーズC(GⅡ) 予想
今週は京都競馬場で行われるマイラーズCの予想をします。
出走頭数も少ないのでしっかりと当てたいところです。
(いつも当てたいとは思っていますが…(;´・ω・))
マイラーズC 京都競馬場 芝1600m外
2コーナーのポケットからスタートし、3コーナーまで直線コースとなっている。
向正面半ばから3コーナー半ばにかけて約400mかけて4mほど上がり、その後は一気に下り、その勢いを保ちつつゴールまで駆け抜けるコース。
逃げるのはおそらく押し出されてブラックスピネル。その後ろをエアスピネル、イスラボニータ、ヤングマンパワーあたりがつける展開か。
前半3F35.5~36.0秒を考えています。同コースで行われた京都金杯ではペイシャフィリスが前半3F33.9秒で逃げ、昨年のマイルCSではミッキーアイルが34.2秒と速いペースで逃げましたが、今回はそこまで飛ばす馬はいないと考えています。
実績から
フィエロ
エアスピネル
ブラックスピネル
イスラボニータ
が有力と考えています。
本命イスラボニータ
昨年のマイルCS2着馬。大外枠は気になりますが、レースセンスはよくペースが速くなっても遅くなっても好位につけてレースを運べそうです。2番手からの競馬もあり得ますが、京都競馬場での成績もよく期待したいところです。
対抗エアスピネル
前走東京新聞杯で3着と残念な結果になりましたが、敗因はスローペースでしょう。スローでも折り合っていたのは収穫。今回はもう少しペースが速くなると思いますし、京都金杯を勝った同じ舞台で再度期待したいです。
単穴ブラックスピネル
東京新聞杯ではスローの逃げで見事優勝。京都金杯でもエアスピネルの2着とペースの違うレースで好成績を収めているのは立派です。
その分今回は勝つためにどのようなレース運びをするのかが課題。逃げもできるし、差しもできる。ペースに合わせてレースを運ぶことができ、鞍上のM.デムーロ騎手の判断が大きく左右するレースではないでしょうか。
連穴プロディガルサン
この馬は取り捨てが難しい馬ですが、ペースに関わらず前半3F37.0秒台以上で行くことが好走の条件です。変にポジションを取ろうとして自身のペースを乱したら上位には来ないと思います。今回積極的に逃げる馬がいないレースで東京新聞杯の様にスローになったら最後に追い込んでくる可能性がありますし、脚質的に少頭数なのもこの馬には良いでしょう。勝つまでは難しいかもしれませんが押さえにはしたいです。
<最終予想>
単勝:⑪
馬連:⑪流しー④⑦⑧
3連単:⑪④流しマルチー⑦⑧
出走頭数も少ないのでしっかりと当てたいところです。
(いつも当てたいとは思っていますが…(;´・ω・))
マイラーズC 京都競馬場 芝1600m外
2コーナーのポケットからスタートし、3コーナーまで直線コースとなっている。
向正面半ばから3コーナー半ばにかけて約400mかけて4mほど上がり、その後は一気に下り、その勢いを保ちつつゴールまで駆け抜けるコース。
逃げるのはおそらく押し出されてブラックスピネル。その後ろをエアスピネル、イスラボニータ、ヤングマンパワーあたりがつける展開か。
前半3F35.5~36.0秒を考えています。同コースで行われた京都金杯ではペイシャフィリスが前半3F33.9秒で逃げ、昨年のマイルCSではミッキーアイルが34.2秒と速いペースで逃げましたが、今回はそこまで飛ばす馬はいないと考えています。
実績から
フィエロ
エアスピネル
ブラックスピネル
イスラボニータ
が有力と考えています。
本命イスラボニータ
昨年のマイルCS2着馬。大外枠は気になりますが、レースセンスはよくペースが速くなっても遅くなっても好位につけてレースを運べそうです。2番手からの競馬もあり得ますが、京都競馬場での成績もよく期待したいところです。
対抗エアスピネル
前走東京新聞杯で3着と残念な結果になりましたが、敗因はスローペースでしょう。スローでも折り合っていたのは収穫。今回はもう少しペースが速くなると思いますし、京都金杯を勝った同じ舞台で再度期待したいです。
単穴ブラックスピネル
東京新聞杯ではスローの逃げで見事優勝。京都金杯でもエアスピネルの2着とペースの違うレースで好成績を収めているのは立派です。
その分今回は勝つためにどのようなレース運びをするのかが課題。逃げもできるし、差しもできる。ペースに合わせてレースを運ぶことができ、鞍上のM.デムーロ騎手の判断が大きく左右するレースではないでしょうか。
連穴プロディガルサン
この馬は取り捨てが難しい馬ですが、ペースに関わらず前半3F37.0秒台以上で行くことが好走の条件です。変にポジションを取ろうとして自身のペースを乱したら上位には来ないと思います。今回積極的に逃げる馬がいないレースで東京新聞杯の様にスローになったら最後に追い込んでくる可能性がありますし、脚質的に少頭数なのもこの馬には良いでしょう。勝つまでは難しいかもしれませんが押さえにはしたいです。
<最終予想>
単勝:⑪
馬連:⑪流しー④⑦⑧
3連単:⑪④流しマルチー⑦⑧
2017年4月16日日曜日
皐月賞(GⅠ) レース回顧
69年ぶりの牝馬による皐月賞制覇ならず…。
ファンディーナの敗因は入れ込みもあるでしょうが、もしかしたら距離が長いのかもしれません。
スタート良く3、4番手につけましたがレースの全体の流れが前半3F35.0秒と速い入りになりました。前走のフラワーCでは前半3F36.5秒を2番手で追走しての勝利だったのですが、距離が200m伸びたうえにペースがこれだけ早く先行していたのですから、最後の直線でさらに突き放すのは困難だったと思います。次走が気になるところですが、個人的にはNHKマイルCが面白いと思っています。
勝利したアルアインもファンディーナと同じような位置にいましたが、前走の毎日杯のレース全体の流れが前半3F35.2秒だったので、ペース的には同じような流れだったのだと思います。
2着のペルシアンナイトはM.デムーロ騎手の好騎乗でしょう。
特に遅い流れでもないレース半ばで押し上げていくのはかなり勇気のいる判断と行為だったと思います。
カデナもその後を追うようにあがっていきましたが、カデナの血統のブログでも書いたように、この馬は切れを活かす競馬より、先行して押し切る形が良いのではないかと考えていたので、スタートして最後方近くまで下げたとき残念に思いました。
3着には善戦マンのダンビュライトが入りました。
地味な感じの馬ですが、ダービーでも面白い存在になるのではないでしょうか。
さて次のダービーに向けて、注目したいのはレイデオロとスワーヴリチャードです。
レイデオロは休み明けを使ってのさらなる良化を期待したいです。しかし、脚質が追い込みなので個人的には本命にしづらいです。
それ以上に期待したいのはスワーヴリチャードです。四位騎手が乗り続けるなら、おそらく共同通信杯のように中団より前目につけてレースを進めるだろうし、また内枠を引いたらかなりチャンスがあるのではないかと思います。
あとはどんなレースでも上位にくるダンビュライトにも注目したいですね。
ファンディーナの敗因は入れ込みもあるでしょうが、もしかしたら距離が長いのかもしれません。
スタート良く3、4番手につけましたがレースの全体の流れが前半3F35.0秒と速い入りになりました。前走のフラワーCでは前半3F36.5秒を2番手で追走しての勝利だったのですが、距離が200m伸びたうえにペースがこれだけ早く先行していたのですから、最後の直線でさらに突き放すのは困難だったと思います。次走が気になるところですが、個人的にはNHKマイルCが面白いと思っています。
勝利したアルアインもファンディーナと同じような位置にいましたが、前走の毎日杯のレース全体の流れが前半3F35.2秒だったので、ペース的には同じような流れだったのだと思います。
2着のペルシアンナイトはM.デムーロ騎手の好騎乗でしょう。
特に遅い流れでもないレース半ばで押し上げていくのはかなり勇気のいる判断と行為だったと思います。
カデナもその後を追うようにあがっていきましたが、カデナの血統のブログでも書いたように、この馬は切れを活かす競馬より、先行して押し切る形が良いのではないかと考えていたので、スタートして最後方近くまで下げたとき残念に思いました。
3着には善戦マンのダンビュライトが入りました。
地味な感じの馬ですが、ダービーでも面白い存在になるのではないでしょうか。
さて次のダービーに向けて、注目したいのはレイデオロとスワーヴリチャードです。
レイデオロは休み明けを使ってのさらなる良化を期待したいです。しかし、脚質が追い込みなので個人的には本命にしづらいです。
それ以上に期待したいのはスワーヴリチャードです。四位騎手が乗り続けるなら、おそらく共同通信杯のように中団より前目につけてレースを進めるだろうし、また内枠を引いたらかなりチャンスがあるのではないかと思います。
あとはどんなレースでも上位にくるダンビュライトにも注目したいですね。
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