2017年10月31日火曜日

10月28日(土)萩ステークス(OP)も振り返ってみた!


萩ステークス(OP)結果

(10月28日(土)京都競馬場 芝1800m 1:49.7(雨・重))

1着  タイムフライヤー
2着  オーデットエール
3着  リュクスポケット

タイムフライヤーが勝ちました。
スタートは普通でしたが、馬なりに任せてし後方2番手からの競馬になりましたね。前半1000mが1分ちょうどだったので、馬場を考えるとやや速いペースだったでしょうか。そのまま後方でレースを進め、3,4コーナーではポジションを上げていましたが、後方2番手は変わりありませんでした。直線では大外に出して追いこんできました。初戦もそうでしたが、スピードに乗ると素晴らしい伸びを見せますね。最後までバテずに4馬身差をつけて優勝しました。初戦同様馬場が渋る中でのレースでしたが、ものともしませんでした。

それではタイムフライヤーの血統について触れます。

タイムフライヤーについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉙ 9月16日(土)勝ち上がり馬」で触れています。Hail to Reasonのクロスがあることでスピードが強化されています。加えてNasrullahや3/4同血のRoyal Chargerも深部にあり、これによってもスピードが強化されていると考えます。またHyperionのクロスも深部で多く見られており、スタミナを強化していますね。Lyphardのクロスがあるのもよいと思います。レースをみる限り瞬発力ではなく、良い脚を長く使うタイプですかね。先ほどもいいましたが、スピードに乗ってからの伸びは素晴らしいですね。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

10月28日(土)第6回 アルテミスステークス(GⅢ)も振り返ってみた!


第6回 アルテミスステークス(GⅢ)結果

(10月28日(土)東京競馬場 芝1600m 1:34.9(雨・良))

1着  ラッキーライラック
2着  サヤカチャン
3着  ラテュロス

ラッキーライラックが重賞勝ちを収めました。
スタートは一番良かったですね。好位3,4番手につけましたが、やや行きたがったでしょうか。鞍上の石橋脩騎手が抑えていましたね。しかしそのままの位置をキープしつつ3,4コーナーをまわり直線に入りました。直線で一度石橋脩騎手が後ろを振り返るシーンがありましたが、何かあったんですかね?しかし、その後前を向いて追い出し始めるとしっかりと脚を伸ばして3/4馬身抜け出して優勝しました。抜け出す時の脚は速かったですね。瞬発力があるタイプでしょうか。

それではラッキーライラックの血統について触れます。

ラッキーライラックについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉒ 8月20日(日)勝ち上がり馬」で触れています。やはりスピードタイプではないと思います。深部ではLa TroienneのクロスやHyperionのクロスがあり、さらにはメジロマックイーン、ゴールデンサッシュ、Distorted Humorの間でTourbillonのクロスも成立しています。このような血統背景を考えると1600mのレースで勝ってはいますが、適距離ではないと思いますし、それほど能力が高いのかな、と思います。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年10月30日月曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㊸ 10月28日(土)勝ち上がり馬


今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。10月28日(土)のレースです。

10月28日(土)東京4R ダート1400m 優勝 1:25.0(曇・良)

プロミストリープ      牝 

父:ヘニーヒューズ
母:プロミストスパーク
母父:フジキセキ

スタートは普通でしたがその後のダッシュがつかず、押してポジションを取りに行きました。外目の3番手に位置して3,4コーナーをまわりそのまま先頭をいく2頭の1馬身後ろに位置して直線に入りました。直線に入ると余裕たっぷりに前との差を詰め、並びかけてから追い出すと一気に抜け出しました。その後は後続との差を広げるばかりでしたね。9馬身差をつけて優勝しました。完勝ですね。
父ヘニーヒューズのスピードに母父フジキセキのスタミナを入れた配合でしょうか。 Raise a Nativeのクロスでスピードを強化していますね。母側にMr. Prospector、サンデーサイレンス、Nijinskyがいることで米国スタミナ血統がクロスしています。またNorthern DancerとノーザンテーストがいることでLady Angela(父Hyperion)のクロスが発生しており、スタミナを強化しています。こう考えるとダートでも走れる背景はあると思いますが、芝でも走りもみてみたいですね。


10月28日(土)東京5R 芝1600m 優勝 1:35.5(曇・良)

リリーノーブル        牝

父:ルーラーシップ
母:ピュアチャプレット
母父:クロフネ

スタートは良かったですね。そのまま馬なりで内をみながらポジションを下げましたね。好位4,5番手につけましたが道中は行きたがる面も見せていましたね。内田博幸騎手がうまくなだめてレースを進めていたと思います。掛からないことを優先していたせいか、4コーナーをまわるときには先団にいながらも7,8番手の位置にいました。直線に入ってから外目に進路をとり追い出すと反応良く、というか解放されたという感じで一気に抜け出しました。そのままバテることなく3 1/2馬身差をつけて優勝しました。
父ルーラーシップに母父クロフネの力強さを入れた配合ですかね。ルーラーシップは元もスタミナが勝った血統背景と考えていますが、そこにスピードではなく力強さをいれたばかりでなく、ノーザンテーストのクロスがあることでLady Angela(父Hyperion)が4本あることになり、さらにスタミナを強化しています。中長距離が主戦場となりそうですね。


10月28日(土)京都4R ダート1200m 優勝 1:13.0(曇・重)

ロードエース       牡

父:エーシンフォワード
母:エーシンパナギア
母父:エイシンサンディ

スタートは良かったですが、やや伸びあがったようなスタートでしたかね。その分ダッシュがつきませんでしたが、押して先頭に立った後2番手に抑えました。3,4こーなをまわるときにも前を射程圏内にいれたまま2番手を走り、4コーナーを出る時には先頭に並びかけていましたね。直線に入って追われると抜け出しましたが、後ろからペルペトゥオに追われる展開になりました。きつい展開だったとは思いますが、最後まで抜かせることはなかったですね。1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
父エーシンフォワードはマイルCS(GⅠ芝1600m)に優勝したマイラーですね。そこに母父エイシンサンディのスタミナを入れた配合でしょうか。Storm Catのクロス、Hail to Reasonのクロスによりスピードを強化していますし、 Secretariat、Secrettame(父Secretariat)、RivermanがいることでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立してスピードとスタミナを強化しています。適正距離は1600m~1800mという感じがしますが、芝でも走れるのではないでしょうか。


10月28日(土)京都5R 芝1800m 優勝 1:50.6(曇・稍重)

スーパーフェザー      牡 

父:ディープインパクト
母:オーサムフェザー
母父:Awesome of Course

スタートは普通でしたね。そのまま中団外目につけてレースを進めました。3コーナーに入るあたりから押してポジションを上げていきましたね。それでも4コーナー出口ではまだ前との差はある感じでした。直線に入って外に出して追い出すと反応良く伸びて一気に前をとらえました。最後は余裕を持っていたので少し詰め寄られましたが、クビ差先着することができました。
父ディープインパクトに母父Awesome of Courseのスタミナを入れた配合でしょうか。Lyphardのクロスがあることでスピードを強化しているといえます。Lyphardの産駒にはクラシックディスタンスも走れる競走馬が多く考えれば、スタミナも強化されているといってもよいかもしれません。血統を全体的にみるとHail to Reason、Northern Dancer、Blushing Groom、Mr. Prospectorと現在主流血脈とする血統がすべて含まれている感じですが、注目はBurghclere、Last Featherという主流血脈を含まない血統でしょうか。この2つの血統によりHyperion、Donatelloのクロスが成立しており、スタミナを強化しています。このような主流血脈でない血統が、主流血脈の特性を支えることになるのですが、Lyphardのクロスがあることを考えるとNorthern Dancer系の特徴が強く出る可能性があるでしょうか。


未勝利戦

10月28日(土)東京1R ダート1400m 優勝 1:26.7(曇・良)

イサチルルンルン        牝

父:パイロ
母:テンセイフジ
母父:ハウスバスター

スタート良く好位の外3、4番手につけることができましたね。3,4コーナーも外目をまわり4コーナー出口では先頭に並ぶ位置にいました。直線に入ってから半ばまでは持ったままで先頭に並んでいましたが、追い出すとじわじわと脚を伸ばし抜け出しました。外からリードザウインドが迫ってきましたが、最後まで粘りこんで優勝しました。
父パイロ、母父ハウスバスターともスピードのある馬ですね。Nasrullahのクロスも深部で成立していますね。この血統で特徴として挙げたいのはTourbillonです。A.P. Indy、Big Dreams、シンボリルドルフ、オトギバナシにこのTourbillonの血が流れておりクロスが成立しています。NasrullahのスピードをTourbillonのクロスで強化したスタミナで支えています。よく考えられている血統だと思います。今回の走りを見る限り1600mまでが適正距離でしょうか。


10月28日(土)東京2R 芝1600m 優勝 1:35.1(曇・良)

アンブロジオ       牡

父:ローズキングダム
母:アンティフォナ
母父:Songandaprayer

スタートは良かったですね。先団にはつけていましたが、外枠からの発走だったので内をみながらレースを進めていました。内の馬とは離れた外をまわっていたのですが、3コーナーに入るときに内によるとやや掛かり気味になり一気に3番手まで上がっていきましたね。そのため鞍上のC.ルメール騎手も押さえて3番手をキープしていました。4コーナー出口では先頭を射程圏内にいれて直線に入りました。直線半ばから追われると脚を伸ばししっかり前をとらえて、2馬身の差をつけて優勝しました。切れるというよりは長く良い脚を使うタイプでしょうか。
父ローズキングダムのスタミナに母父Songandaprayerのスピードを入れた配合でしょうか。母父SongandaprayerにはRaise a Nativeクロス、Nasrullahのクロスがありスピード血統になっていると思います。それに父ローズキングダムにもあるNasrullahともクロスをつくり、3/4同血Royal Chargerもいることでスピードを強化していますね。父ローズキングダムは2歳時には朝日杯フューチュリティS(GⅠ芝1600m)に優勝したスピードを持ち、3歳時にはジャパンC(GⅠ芝2400m)に優勝したスタミナも持っています。母アンティフォナはスピード優位の血統背景となっているので、適正距離は1600m~2000mではないでしょうか。


10月28日(土)東京3R 芝2000m 優勝 2:03.4(曇・良)

ジェネラーレウーノ      牡

父:スクリーンヒーロー
母:シャンハイロック
母父:ロックオブジブラルタル

スタート良く先頭に立ちましたね。積極的に逃げるという感じではなく、仕方なく逃げたという感じですね。そのまま単騎で逃げる形になりましたがやはりというか前半1000m1.04.01とスローな流れになりました。こうなると前残りのレースになりますね。直線に入ると余力十分な感じで、追われるとしっかり足を伸ばしました。後続から追ってくる馬もなく、2着アイリッシュクライに2馬身の差をつけて優勝しました。逃げたにもかかわらずらラスト3F34.1秒と最速での上りになったところ、力があるということをしめしたのではないでしょうか。
父スクリーンヒーローのスタミナに母父ロックオブジブラルタルのスピードを入れた配合でしょうか。DanzigのクロスとHail to Reasonのクロスによりスピードを強化し、His Majestyのクロスでスタミナを強化しています。 ここで注目したいのがDanzigのクロスとHis Majestyのクロスを成立させているAmerifloraとデインヒルの存在です。どちらもジェネラーレウーノの3代目にいるのですが、3/4が同じ血統になっています。残り1/4の血統にAmerifloraにはSwaps(父父Hyperion)が、デインヒルにはBuckpasserがいます。これによりノーザンテーストとHyperionのクロスをつくることになり、サンデーサイレンスやRobertoと米国スタミナ血統のクロスが成立します。すごく面白い血統になっていると思いますが、主流血脈が主なのが気になる点ですね。


10月28日(土)京都1R ダート1800m 優勝 1:53.9(雨・重)

コマビショウ       牡

父:エンパイアメーカー
母:サウンドバイト
母父:ホワイトマズル

スタートは普通でしたね。ダッシュがつきませんでしたが、押して中団までポジションを上げ、内枠を活かし1コーナーのコーナーリングで好位3,4番手につけてレースを進めました。ポジションが落ち着いてからは流れに乗って走っていたと思います。コーナーリングがうまいのか、3,4コーナーでも3番手に変化はありませんでしたが前との差をつめ、4コーナー出口では先頭を射程圏内にいれて直線に入りました。直線に入って先頭を行くシゲルホウレンソウの内のスペースに突っ込んで追われると、反応良く一気に抜け出しましたね。あとは後続との差を広げるばかりで8馬身差をつけて優勝しました。強い内容だったと思います。
父エンパイアメーカーに母父ホワイトマズルの力強さを入れた配合ですかね。父エンパイアメーカーはMagicとSex AppealがいることでBuckpasserのクロスが成立しています。
これによりLa Troienneのクロスと米国スタミナ血統のクロスが成立しています。またkの米国スタミナ血統をもつIn Realityのクロスもあり、これらの影響が父エンパイアメーカーにでてダートでの活躍をもたらしたのだと考えます。この血統背景に母父ホワイトマズルのHyperionやDonatelloという欧州のスタミナ血統のクロスが追加され、さらに力強さを加えたと考えます。連闘での芝からダート変わりという厳しい条件だったと思いますが、今回のレースからもやはり主戦場はダートになるのではないでしょうか。


10月28日(土)京都2R 芝1400m 優勝 1:24.3(雨・稍重)

 ロードラナキラ       牡

父:ロードカナロア
母:エンジェリックレイ
母父:ダイワメジャー

やや立ち上がりながら立ち遅れてスタートしましたかね。中団後方からの競馬になりました。道中も落ち着いて走っていたと思います。3,4コーナーにかけて徐々に進出しながら直線に入りました。直線では外に持ち出して追い出すと良い反応を見せましたね。しかし内に行こうとしてまっすぐに走っていませんでしたね。M.デムーロ騎手も内に行かないよう右鞭で追っていました。クビ差差し切っての優勝でしたが、まっすぐに走っていればもっと余裕をもって勝っていたと思います。
相対的に言って父ロードカナロアのスピードに母父ダイワメジャーのスタミナを入れた配合といえるでしょうか。Mr. ProspectorのクロスやHaloのクロスがあることでスピードを強化していますね。また母エンジェリックレイのノーザンテーストと父ロードカナロアのNorthern DancerがいることでHyperionのクロスが成立しています。適正距離は1600m前後ではないでしょうか。


10月28日(土)京都3R 芝2000m 優勝 2:05.6(雨・稍重)

ケイティクレバー       牡

父:ハービンジャー
母:モルトフェリーチェ
母父:ディープインパクト

スタートは良い方でしたね。それ以上にスタート後のダッシュが良く、内枠ということもありすんなり逃げる形になりました。少し行きたがる様子もあったのか鞍上の小林徹弥騎手も抑えていたように見えます。しかし、前半1000m1.04.08というスローな流れでしたので、あえて小林徹弥騎手がスローに落とすために抑えたのかもしれませんね。単騎で逃げたまま内ラチ沿いを走り直線に入りました。直線に入ってから追われると後続との差を広げるばかりでしたね。4馬身差をつけて優勝しました。
父ハービンジャーのスタミナに母父ディープインパクトのスピードを入れた配合でしょうか。父ハービンジャーのスタミナはHyperion、Donatelloという欧州のスタミナ血統のクロスがあることが血統背景としていえると思います。ここに母父ディープインパクトを迎えることで、さらに同様のクロスが発生し強化していると考えます。あとは深部にあるHail to ReasonやNasrullahのクロスがどの程度スピードを強化するかが課題になると思います。ハービンジャー産駒ということで稍重の馬場も味方したのかもしれません。


10月28日(土)新潟2R ダート1800m 優勝 1:55.4(曇・良)

マイネルサリューエ      牡

父:ネオユニヴァース
母:エーピーサルート
母父:エーピーダンサー

スタートは良かったと思います。積極的に前に行くことはなく、後方からの競馬になりました。向正面に入ると徐々にポジションを上げていきましたね。3コーナー手前ではすでに先団につけていましたね。一旦スピードを緩めたようにみえましたが、3,4コーナーをまわりながら再度ポジションを上げ、4コーナー出口では先頭から1馬身後ろの位置にまで上がっていました。直線に入って追われるとしぶとく伸びました。内にショウナンマリブと馬体を併せてたたき合いになりましたね。最後はクビ差抜け出して優勝しました。
父ネオユニヴァースのスタミナに母父エーピーダンサーのスピードを入れた配合でしょうか。父母ポインテッドパスと母父エーピーダンサー、父父母Wishing Wellの間でHyperionのクロスが多くみられますね。課題はスピードだと思いますがMr. Prospectorのクロスで強化しています。これがどのくらい影響をもたらすかが課題だと思いますが、今回のレースを観る限りスタミナ優位だと思います。


10月28日(土)新潟5R 芝1400m 優勝 1:22.7(曇・良)

モデレイト       牝

父:ダノンシャンティ
母:ヒシカルメン
母父:ロックオブジブラルタル

出遅れましたね。しかしダッシュよく中団の外につけることができました。その後向正面の間に一気にポジションを上げて2番手の位置で3コーナーに入りました。そのまま4コーナーに入り押しながら直線に入りました。直線に入って追われると内に逃げたベルウッドキングと馬体を併せてたたき合いになりました。最後は競り勝ち 1 1/4馬身差をつけて優勝しました。スタミナにものをいわせた勝利でしたね。
父ダノンシャンティに母父ロックオブジブラルタルのスピードを入れた配合ですね。Haloのクロスでスピードを強化していますし、深部ではHyperionのクロスやLa Troienneのクロスもありスタミナも強化しています。適正距離は1600m前後でしょうか。


10月28日(土)新潟6R 芝1800m 優勝 1:48.6(曇・良)

 ナラトゥリス      牝

父:ルーラーシップ
母:イストワール
母父:サンデーサイレンス

スタートは良かったですが、積極的に前に行くことはなかったですね。外枠ということもあったのでしょうが、馬なりで行き中団の外につけました。道中も流れに乗って入っていたと思います。3,4コーナーでも外をまわり直線に入りました。直線半ばから追われると反応良く脚を伸ばしました。先頭に抜け出してからもバテることなく最後まで走り2馬身s名をつけて優勝しました。
父ルーラーシップのスタミナに母父サンデーサイレンスのスピードを入れた配合といえるでしょうか。Hail to Reasonのクロスでスピードを強化していますし、深部では米国スタミナ血統のクロスやHyperionのクロスもみられています。距離は2000m以上でも問題ないと思います。思ったより切れ脚があるな、という印象を受けました。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年10月29日日曜日

第156回 天皇賞(秋)(GⅠ)  血統予想結果

第156回 天皇賞(秋)(GⅠ)結果

東京競馬場芝2000m 2:08.3(雨・不良)

1着    キタサンブラック
2着    サトノクラウン
3着    レインボーライン

13着    ◎ ネオリアリズム

…モウイイ_| ̄|○
本命にしたネオリアリズムですが、スタートは普通でしたね。内枠ということもあり好位3~5番手からレースを進めていたと思います。鞍上のA.シュタルケ騎手がやや抑えている感じだったので少し掛かり気味だったのでしょうか。それでも良い位置からレースを進めていたように思います。しかし4コーナーを少し下がり気味にまわるともう見せ場はありませんでした。不良馬場が響いたのか、+16Kgが響いたのか…。馬場が渋っても問題ないと思っていましたが、予想以上に堪えたのかもしれません。そういう意味では3着に来たレインボーラインは血統背景が重すぎて軽視したのですが、結果不良馬場が味方したのだと思います。

勝ったキタサンブラックはもう強かったとしか言いようがありません。強い馬ですね。キタサンブラックにしても珍しくスタートが悪かったですね。出遅れて後方からの競馬になりました。しかし迷うことなくすぐに鞍上の武豊騎手は内に入れましたね。結果これが好判断になったのだと思います。今日のこれまでの東京のレースでは馬場が悪いこともあり、内をあけて競馬をするレースが多かったですが、出遅れたことのマイナスを最小限にするためには内に入れて少しでも経済コースを通る必要がありました。しかし内は馬場が悪い。この辺りは武豊騎手の経験とキタサンブラックの力を信じた騎乗だったのだと思います。3コーナーのコーナーリングではあいた内を上がっていき、4,5番手まで上がっていきました。4コーナーでも最内を通り直線に向いた時には先頭に並んでいましたね。追い出して先頭に抜け出すと、今度は少しでも馬場の良い外に持ち出していきました。最後はクビ差まで詰め寄られましたが、完勝といってもよい内容ですね。このような騎乗は様々なアクシデントを予想していなければできないと思います。武豊騎手のプロ魂を見たレースだったと思います。

それではキタサンブラックの血統を見ていきましょう。

血統


キタサンブラックの血統については「血統を考える キタサンブラック」で述べていますが、適正距離は2000m前後だと考えます。これ以上の距離をしっかり走れているのは気性の素直さだと考えますが、血統を根本に説明するならばNorthern Dancerのクロスとノーザンダンサー、そしてBurghclereがいることでHyperionのクロスが多く含まれていることが主な要因といえるでしょうか。キタサンブラックという馬を簡単に説明するならば、スピードはサクラバクシンオーから引き継ぎ、それをHyperionのスタミナで支えている競走馬ということになると思います。
あとジャパンCと有馬記念で引退とのことですが、最後まで良い走りを見たいですね。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
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   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
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2017年10月27日金曜日

血統予想 第156回 天皇賞(秋)(GⅠ)

「当てる!!」

秋の王道である中長距離3冠レース第1冠天皇賞(秋)!3歳馬も参加しており、GⅠの中のGⅠといってもよいメンバーがそろっていますね。今からレースが楽しみです。…が、また雨模様でしょうか(; ・`д・´)

第156回 天皇賞(秋)(GⅠ)

10月29日(日) 東京競馬場 芝2000m

1コーナーと2コーナーの間の外にある芝2000m専用のスタート地点からスタート。2コーナーまでが短く、内枠の馬が先手を取りやすい。スタートして向正面半ばまで約2mを下り、コブを超える。3コーナー半ばから徐々に上りになり、最後の直線で残り約400mから100mほどで約2mの上りを一気に駆け上がり、最後約300mは平坦なコースを走りゴール。

東京競馬場ついてはJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

東京競馬場の芝・ダートの状況についてもJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

最近の成績から気になるのは
サクラアンプルール
サトノクラウン
ネオリアリズム
リアルスティール
キタサンブラック
ソウルスターリング

JRAの調教映像をみて気になるのは
サクラアンプルール
ネオリアリズム
リアルスティール
ヤマカツエース
ソウルスターリング
サトノアラジン


そして血統も考慮して本命にしたのは…

血統予想本命


父:ネオユニヴァース
母:トキオリアリティー
母父:Meadowlake

本命はネオリアリズムです。
昨年夏からの力の付け方は目を見張るものがありますし、今年に入って香港で行われたクイーンエリザベス二世C(GⅠ芝2000m)にも優勝し、充実しての参戦になります。

それではネオリアリズムの血統をみていきましょう。

天皇賞(秋)当日は馬場が渋ってのレースになると予想していますが、それでも走れる血統背景だと考えます。父ネオユニヴァースに母父Meadowlakeのスタミナを入れた配合となっているでしょうか。父母ポインテッドパスもHyperionのクロスがあり、またTudor Minstrel(Hyperion、Lady Josephineがある)やDonatello、Wild Riskといったスタミナ血統があり、馬場が渋っても走れる背景があります。さらに父父サンデーサイレンスと母父Meadowlakeがいることで米国スタミナ血統のクロスも成立しています。切れる脚はないとは思いますが、先行タイプですし、今回内枠からの発走もプラスに働くと思います。


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2017年10月26日木曜日

10月22日(日)なでしこ賞(2歳500万円以下)も振り返ってみた!


なでしこ賞(2歳500万円以下)結果

(10月22日(日)京都競馬場 ダート1400m 1:23.4レコード(雨・不良))

1着  ハヤブサマカオー
2着  オーロスターキス
3着  ユニオンローズ

ハヤブサマカオーが勝ちました。
スタートは普通でしたが、その後のダッシュよくダートコースに入ってから先頭に立って逃げる形になりました。特に掛かっていたようには見えなかったのですが、前半3F34.3秒と速いペースでの逃げになりましたね。不良馬場ということでしたが足抜きが良い馬場だったのでしょうか。そのまま馬なりで直線に入りましたが余裕がありましたね。残り200mから追い出すと脚を伸ばし後続との差を広げ、4馬身差の圧勝でした。

それではハヤブサマカオーの血統について触れます。

ハヤブサマカオーについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑯」で触れています。父シニスターミニスターの産駒はダートで活躍していますが、母父Medaglia d'OroにもLalun、My BabuといったTourbillonの血を引いた馬のクロスがみられており、父母Sweet MinisterにもNever Bend(母Lalun)がいることでダート適性を高めていると考えます。Mr. Prospectorのクロスによりスピードも高めていますし、さらにいえばMr. ProspectorとNijinskyの間で米国スタミナ血統のクロスが成立しているもの良いですね。今後もダートを主戦場として活躍してほしいと思います。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
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   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

10月22日(日)くるみ賞(2歳500万円以下)も振り返ってみた!


くるみ賞(2歳500万円以下)結果

(10月22日(日)東京競馬場 芝1400m 1:29.3(雨・不良))

1着  モルトアレグロ
2着  ココロノイコロ
3着  マイティーワークス

モルトアレグロが勝ちました。
スタートは良かったですね。やや行きたがっていたようにも見えましたが、吉田隼人騎手がうまく抑えて好位3~5番手でレースを進めていました。3,4コーナーでは他の馬と同様に少しでも馬場の良い外目を走ろうとしていましたが、それでも直線は内を狙うような形になりました。直線に入り追われると先頭を行くセイウンリリシイをとらえようと追われていました。伸びるというよりはバテなかったというべきでしょうか。力尽きて下がってきたセイウンリリシイをとらえると、外にココロノイコロと馬体を併せてたたき合いになりました。最後はクビ差退けて優勝することができました。力強い走りだったと思います。


それではモルトアレグロの血統について触れます。

モルトアレグロについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑤」「血統予想 第49回 函館2歳ステークス(GⅢ)」で触れています。これまでも触れているようにNasrullahとPrincequilloを組とするクロスが多くみられており、スピードとスタミナを強化していますね。また父SpeightstownにはMr. ProspectorとBuckpasserがいて米国スタミナ血統がクロスしていますし、母Mo Chuisleにはスタミナ十分なVaguely Nobleの血も流れています。全体的にはスピード血統だと思いますが、これだけのスピードを支えるスタミナ血統が含まれていることが良いですね。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年10月25日水曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㊷ 10月22日(日)勝ち上がり馬



今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。10月22日(日)のレースです。

10月22日(日)東京4R 芝1400m 優勝 1:29.1(雨・不良)

ハーグリーブス      牡 

父:エンパイアメーカー
母:プレシャスライフ
母父:タイキシャトル

スタートは良かったですね。ダッシュもよく外枠ではありましたが2,3番手からレースを進めることができました。4コーナー出口では馬場のよい外をまわりながらも先頭と並ぶ位置にいましたね。直線半ばから追われると内にロードハナブサ、外にオメガラヴィサンと馬体を併せたたき合いになりました。最後にはたたき合いを制し、オメガラヴィサンにクビ差抜け出して優勝しました。
父エンパイアメーカーのスタミナに母父タイキシャトルのスピードを入れた配合ですね。Mr. Prospector、Halo、Storm Catというスピード血統があります。これを支えるように、父エンパイアメーカーにはBuckpasser4×5のクロスがあり、Nijinskyがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立していますね。ちなみにMr. Prospectorにも米国スタミナ血統は含まれています。別のところの深部ではHyperionのクロスも成立していますね。父エンパイアメーカーはもともと重めの血統をしていますし、母父タイキシャトルはダートでも成績を残していました。こう考えるとダートでも走れると思いますし、今回の不良馬場もこのような背景があり走れたのだと思います。


10月22日(日)東京5R ダート1600m 優勝 1:38.8(雨・不良)

グラスチャンプ        牡

父:シニスターミニスター
母:リアルファッション
母父:キングカメハメハ

スタートは良かったですね。大外枠だったこともあり内の様子を見ている様子もあったと思いますが、そのまま外を走り4,5番手につけてレースを進めていました。3,4コーナーでも外をまわり4コーナー出口では先頭に並ぶ形になっていました。直線半ばまでは持ったままでしたね。余裕があったように見えましたし、追われるとすんなり抜け出しました。ロイヤルジュビリーが後ろから追ってきましたが、差は詰まることなく1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
父シニスターミニスターに母父キングカメハメハのスピードを入れた配合といえますかね。これまでも言っているようにシニスターミニスターの産駒はダートで活躍する馬が多くいるのでグラスチャンプもダート適正があると考えてよいと思います。またその血統背景として考えると、シニスターミニスターの父父A.P. IndyにはMy CharmerとBusandaがいることでLa Troienneの血がクロスしていますし、父母Lovlier LindaにはTourbillonの血が流れていますが、グラスチャンプの母父キングカメハメハにもTourbillonの血がありクロスしています。ちなみにキングカメハメハにはトライマイベスト(母Sex Appeal)を通してLa Troienneの血も流れています。このような背景を考えるとやはりダート適正は高いと考えます。



10月22日(日)京都4R ダート1400m 優勝 1:25.5(雨・不良)

アントーニオ        牡

父:ハードスパン
母:ラヴァリーノ
母父:Unbridled's Song

スタートは普通でしたが、その後のダッシュが良かったですね。好位の2番手につけてレースを進めました。そのまま2番手で3,4コーナーもまわり直線に入りました。直線に入って追われると、先頭を行くリーガルリリーをすぐに抜き先頭に立ちました。抜け出した後も追われるたびにグングン伸び6馬身差をつけて優勝しました。
中距離適性を高めたような血統背景ですがスピード血統は多く含まれていますね。 Mr. ProspectorのクロスとRaise a Nativeのクロスがあることでスピードを強化しています。またMr. Prospector、Nijinsky、Robertoがいることで米国スタミナ血統がクロスしています。DarbyvailとShadeedの間でMy Babu(父父Tourbillon)のクロスがあるのもよいですね。ダートを主戦場として2000mまでは問題ないのではないでしょうか。


10月22日(日)京都5R 芝2000m 優勝 2:12.9(雨・不良)

グレイル      牡 

父:ハーツクライ
母:プラチナチャリス
母父:ロックオブジブラルタル

スタートは普通でした。馬なりに走らせ中団からの競馬になりましたね。向正面に入ると外をまわりポジションを上げ、3番手に位置しました。そのまま先頭を射程圏内に入れながら、3,4コーナーをまわり直線に入りました。直線に入るとグレイルを真ん中に5頭が横に並び追い比べとなりました。バテることなく走り、最後ストーミーバローズにクビ差競り勝ち優勝しました。
父ハーツクライのスタミナに母父ロックオブジブラルタルのスピードを入れた配合ですね。ビユーパーダンスとデインヒルの間にBusanda(母母La Troienne)のクロスがありますね。またWishing Well、トニービン、デインヒル、Be My GuestがいることでHyperionのクロスが多く成立しており、中にはLady Josephineというスピードを持つ血統とHyperionが組みをつくりクロスが成立しているのが良いですね。


10月22日(日)新潟5R 芝1400m 優勝 1:25.4(雨・重)

ダイシンステルラ      牝 

父:ダイシンオレンジ
母:ダイシンモード
母父:マイネルラヴ

スタートは良かったと思います。無理に押していくことはせず馬なりで進みに後方からのレースとなりました。3コーナーに入る前には外から徐々にポジションを上げ、3,4コーナーをまわり直線にはいる時には先頭に並びかける勢いで射程圏内にいれていました。直線に入り外目から追い出すと3頭の競り合いから抜け出し、1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
父ダイシンオレンジはダートの中距離で活躍した競走馬でした。その血統背景として母母キヤツトロンシヤンの重石(Swaps、AlycidonにあるDonatello、Hyperionの存在)が効いているのだと考えます。そこに母ダイシンモードを迎え、Mr. Prospectorのクロスによりスピードが強化され、Buckpasserによりスタミナと力強さが強化されています。またSecretariatのクロスがあることでスピードとスタミナも強化されていますね。今回は芝でのレースでしたがダートでも走れそうな血統背景になってりうと思います。1600m~2000mが適正距離ではないでしょうか。


未勝利戦

10月22日(日)東京1R ダート1600m 優勝 1:38.9(雨・不良)

ジュンパッション        牡

父:クロフネ
母:トリプレックス
母父:サンデーサイレンス

好スタートから最初は先頭に立ちました。外からチャンピオンノホシが抜いて逃げに行ったので、2,3番手からの競馬になりました。道中もレースの流れに乗っていたと思います。4コーナー出口では並びかけていましたね。直線に入ると外にワンダーツーと馬体を併せ追い比べになりました。ワンダーツーの方が余裕を持っていたように見えましたが、抜かせることなく最後までバテずに走り、クビ差抑えて優勝しました。
父クロフネの力強さに母父サンデーサイレンスのスピードを入れた配合でしょうか。5代目までにクロスはないですが、Roberto、サンデーサイレンス、Buckpasserがいることで米国スタミナ血統がクロスしていますね。父クロフネはダートで圧倒的な強さを見せた競走馬でしたので、このような血統背景があることを考えるとやはりダート適正は高いと考えます。


10月22日(日)東京2R 芝2000m 優勝 2:08.2(雨・不良)

 カフジバンガード      牡

父:ハービンジャー
母:エミリア
母父:サンデーサイレンス

スタートは良かったですね。内枠ということもあり好位2番手からレースを進めました。道中も折り合って走っていたと思います。3コーナーからポジションを上げ、早めに先頭を射程圏内に抑えると、そのまま先頭を行くミレフォリウムにプレッシャーをかけながら直線に入りました。直線に入って追われると一気に抜け出しましたね。最後までバテることなく6馬身差をつけて優勝しました。
父ハービンジャーに母父サンデーサイレンスのスピードを入れた配合でしょうか。Hasili、Hoist the FlagがいることでTourbillonのクロスが成立していますね。また同じくHasiliとWishing Well、GuapaがいることでHyperionのクロスも成立しています。His Majesty、Tom RolfeというRibot系のスタミナ血統もあり、スタミナ優位の血統背景になっていると考えます。もちろん不良馬場でも走れるパワーの要因にもなっていると考えます。切れる脚は持っていないと思うので、今回の様に早め先頭から粘りこむ競馬が合っていると思います。先週の秋華賞を勝ったディアドラも父ハービンジャーでしたが、ハービンジャー産駒がズブズブの重馬場ででてきたら要注意ですね。


10月22日(日)東京3R 芝1800m 優勝 1:55.5(雨・不良)

ヴォウジラール      牡

父:ハーツクライ
母:レジェンドトレイル
母父:フレンチデピュティ

スタートは良かったですね。掛かりそうだったのか、内田博幸騎手が抑えて中団まで下げレースを進めました。それでも道中は掛かる様子をみせることなく、流れに乗っていたと思います。3,4コーナーで押してポジションを上げつつ直線に入りました。直線では外に出そうとしましたが2頭ほど馬がおり出すことができず、しかし前にいる2頭の間にスペースができると迷わず突っ込みました。外にワタシヲマッテルと馬体を併せてたたき合いになり、抜け出してからはバテることなく最後までしっかり走り優勝しました。
父ハーツクライに母父フレンチデピュティの重さを入れた配合ですね。Bold Ruler(父Nasrullah)のクロスがあるのとNasrullahの3/4同血Royal Chargerがいることでスピードを強化していますね。Wishing Well、トニービン、ハッピートレイルズが深部でHyperionのクロス、しかもLady Josephineのスピードと一緒にクロスしているのが良いですね。全体的にバランスが良い血統背景になっていると思います。


10月22日(日)京都1R ダート1400m 優勝 1:25.7(雨・不良)

タイガートゥーレ       牡

父:キャプテントゥーレ
母:コンフィデンシャル
母父:Fusaichi Pegasus

スタートは良かったと思いますが、押してもダッシュがつきませんでしたね。それでもダートコースに入って、道中は4,5番手でレースを進めました。道中はその位置をキープしていましたが、かなりズブイのか太宰啓介騎手は終始追い通しだったように見えました。4コーナーの勝負どころでは前に離されないように外をまわりながら鞭が入っていました。直線に入ると前を射程圏内に入れて懸命に追われていました。最後までバテることなく1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
父キャプテントゥーレのスタミナに母父Fusaichi Pegasusのスピードを入れた配合といえるのかもしれませんが、キャプテントゥーレにもスピード血統は入っています。Haloのクロスとロイヤルスキーのクロスがあることでスピードが強化されていると考えます。ここでロイヤルスキーに注目するとその血統背景はNasrullah3×4、Tourbillon4×5のクロスがあります。Nasrullahのクロスによりスピードが強化され、Tourbillonのクロスによりスタミナが強化されています。そしてタイガートゥーレ全体の血統をみると母母母父のStalwartにもTourbillonの血が流れているのがわかります。インブリードによるスピード強化をTourbillonのクロスにより支えている背景になっています。よい血統だと思います。しかし今回のレースではかなりズブイ面を見せていましたし、まだまだ課題が多いですね。


10月22日(日)京都2R ダート1800m 優勝 1:53.6(雨・不良)

キーフラッシュ       牡

父:ストロングリターン
母:サザンレイスター
母父:サザンヘイロー

スタート良く押していき、内枠ということもあり逃げる展開となりました。道中は後ろにピタッと付かれてプレッシャーの掛かる展開でしたが、自分のペースで走れていたと思います。直線に入って追われると、後ろからサンライズナイトが追ってきましたが、差が詰まることはなく1 1/4馬身差(2着はダージリンクーラー )をつけて優勝しました。
父ストロングリターンのスピードに母父サザンヘイローのスタミナを入れた配合でしょうか。特徴はMr. ProspectorのクロスとHail to Reasonのクロスがあることでスピードが強化されていることと、Mr. Prospector、Halo、Roberto、Buckpasser、Nijinskyがいることで米国のスタミナ血統がクロスを成立させていることです。これだけスタミナ血統がクロスしていることが不良馬場でもしっかり走れた要因になっているのではないでしょうか。


10月22日(日)京都3R 芝1600m 優勝 1:40.6(雨・不良)

ヴァルディノート       牡

父:ヨハネスブルグ
母:シシリアンブリーズ
母父:ゼンノロブロイ

スタートは良かったと思います。道中は中団からの競馬になりましたが、途中掛かっていたのか不利を受けたのか一度C.ルメール騎手が手綱を引いて下がる場面がありましたね。そのようなこともあり一時後方3番手に位置していましたが、3コーナーから押しポジションを上げていき、4コーナー出口では外をまわりながら先団につけることができました。直線に入って追われるとしっかり足を伸ばし、抜け出してからは後続との差を広げるばかりで8馬身差をつけて優勝しました。
父ヨハネスブルグのスピードに母父ゼンノロブロイのスタミナを入れた配合でしょうか。Mr. Prospectorのクロスによりスピードを強化していますね。またMr. ProspectorとRoberto、Haloがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立していますし、父母父父Damascusと母母父母父Never BendによりTourbillonのクロスもありスタミナが強化されています。適正距離は2000m前後でしょうか。


10月22日(日)新潟1R 芝1600m 優勝 1:36.4(雨・稍重)

ロードイヒラニ      牡

父:ロードカナロア
母:レディカーニバル
母父:Giant's Causeway

一番スタートが良かったですね。そのまま先頭に立って逃げました。4コーナーまわって直線に入るまで自分のペースで逃げていたと思います。直線半ばで追われると後続との差は詰まることはなくそのまま逃げ切って優勝しました。
父ロードカナロアにさらに母父Giant's Causewayのスタミナを入れた配合ですかね。Storm Catのくろすがあることでスピードを強化していますね。注目は母母ヴァージニーがスタミナ血統であることです。2代目にあるキングカメハメハ、レディブラッサム、Giant's Causeway、ヴァージニーという血統背景の中一番スタミナがある血統を持っています。このスタミナ血統が重要な背景になっていると思います。距離はマイルが適正距離ではないでしょうか。


10月22日(日)新潟2R ダート1200m 優勝 1:12.9(雨・稍重)

カクリョウ       牡

父:ロードアルティマ
母:オレンジジャスミン
母父:Masterclass

スタート良く押して逃げましたね。内枠だったこともよかったと思います。先頭に立って逃げたまま4コーナーまで行きました。直線に入って追われてからもしっかり伸びていました。外からコスモビスティーが差を詰めてきて馬体を併せてのたたき合いになりましたが、ハナ差退けて優勝しました。
父ロードアルティマは芝の短距離で活躍した競走馬で、その産駒は中央ではやはり芝短距離で若干成績を残しています。ロードアルティマが種牡馬となったのはその血統が良いからだと思います。血統だけでいえば大物が出ても不思議ない血統背景となっていますね。カクリョウはBold Ruler(父Nasrullah)のクロスがあることでスピードを強化していますね。またTom Foolのクロスがあり、Buckpasserがいること、Mr. Prospectorがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立しています。さらに母父MasterclassにはLa Troienneの血をひくMr. Busherがおり、同じくLa Troienneの血を引くBuckpasserがいることでクロスが成立しています。しっかり走れる血統背景は持っていると思います。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年10月24日火曜日

10月21日(土)アイビーステークス(OP)も振り返ってみた!



アイビーステークス(OP)結果

(10月21日(土)東京競馬場 芝1800m 1:51.4(雨・不良))

1着  コスモイグナーツ
2着  シャルルマーニュ
3着  タニノフランケル

コスモイグナーツが勝ちました。
スタート良かったですね。スタート後は柴田大知騎手が押して先手を主張し逃げる形になりました。単騎の逃げでしたが1000m通過が1.02.03と不良馬場にしてはやや速いペースだったのではないでしょうか。そのまま4コーナーをまわり他の馬が馬場の良い外に出すところを、逃げるコスモイグナーツは内ラチ沿いを進み逃げ込みを図りました。それが功を奏しハナ差ではありますが逃げ切ることができました。

それではコスモイグナーツの血統について触れます。

コスモイグナーツについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑦」で触れていますが、スタミナ優位の血統背景ですね。父エイシンフラッシュのスピードに母父スペシャルウィークのスタミナを入れた配合になっています。母ナパはNijinskyの4×5のクロスを持っており、またサンデーサイレンス、Buckpasserがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立しています。またサンデーサイレンスとセントクレスピンの間ではHyperionのクロスも成立していますしね。このような血統背景があり、その影響がでていたからこそ不良馬場を走れたのだと考えます。やはりスタミナ勝負に持っていく展開の方がコスモイグナーツには合っていそうですね。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㊶ 10月21日(土)勝ち上がり馬

「だんだん寒くなってきましたね。」

今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。10月21日(土)のレースです。

10月21日(土)東京4R 芝1600m 優勝 1:37.9(雨・重)

デルタバローズ     牡 

父:Into Mischief
母:Sweet Seventeen
母父:ハードスパン

好スタートから先頭に立つ勢いでしたね。しかし福永祐一騎手が抑え2番手からレースを進めました。常に先頭を行くレアバードを射程圏内にいれながら走っていましたね。重馬場を気にしてか、4コーナーの周りながら直線では外目に出して追い出しにかかりました。鞭は使わなかったですかね。追い出して抜け出すと後続との差を広げて危なげなく優勝しました。
父Into Mischiefは中距離を主戦場とする血統背景の様に思います。それに母父ハードスパンのスピードを入れた配合でしょうか。母母母ピッコロプレイヤーにはLa Troienneのクロスがあり、父母父Tricky CreekにはHyperionのクロスがあったりなど、主流血脈を支える様々な血統のクロスも持つ競走馬の集めたような配合になっていますね。主流血脈ではHaloやHail to Reasonのクロスが観られますが、深部ではNasrullahのクロスも多くみられています。距離は1600m~2000mが適正距離ではないでしょうか。ダートも面白いかもしれませんね。


10月21日(土)東京5R 芝2000m 優勝 2:07.5(雨・重)

オブセッション        牡

父:ディープインパクト
母:パーシステントリー
母父:Smoke Glacken

スタートはそんなに良くありませんでしたかね。内ラチ沿いの中団後方からの競馬になりました。道中は重馬場ということもあってか、それともズブイのかC.ルメール騎手がやや押しながら位置をキープしていたと思います。3コーナー過ぎから馬群の中を進みポジションを上げていましたね。4コーナーでは少しでも馬場の良いところを通ろうと他の馬が外目に行くところを、内をついてポジションを上げ、直線にはいる時にはほぼ先頭に並ぶ位置にいました。直線にはいって追い出すとしぶとく伸びていましたね。内にラムセスバローズと馬体を併せ叩き合いになりました。最後は1/2馬身抜け出して優勝しました。
父ディープインパクトに母父Smoke Glackenのスピードを入れた配合です。Mr. Prospectorクロスがありスピードが強化されていますが、サンデーサイレンスとの間にはBlue Larkspur、Bull Dog、Sir Gallahad(Bull Dogと同血)という米国スタミナ血統のクロスも成立しています。母方にはNijinskyもいるのでここでも米国スタミナ血統のクロスが成立していますね。このような背景があり重馬場でも走れる力強さがあるのだと思います。



10月21日(土)京都4R 芝1400m 優勝 1:24.3(雨・稍重)

ナディア        牝

父:ノヴェリスト
母:カスクドール
母父:ダンスインザダーク

スタートは普通でしたね。押していきましたが中団からの競馬になりました。向正面で徐々にポジションを上げて先団後方につけると、そのまま3,4コーナーをまわってきました。直線に向いて追われると、外から反応良く伸びてきました。並ぶことなく一気に抜け出して優勝しました。
父ノヴェリストのスタミナに母父ダンスインザダークのスピードを入れた配合でしょうか。と、いってもダンスインザダークは菊花賞を勝ったステイヤーでもあるので課題はスピードということになるでしょうか。スピードを視点に見ていくとダンスインザダークのHail to Reason(父父Royal Charger)、キュンティアのMill Reef(父父Nasrullah)の3/4同血クロスがあります。父ノヴェリストの深部にもNasrullahはあるのでそこでもクロスは成立していますね。しかしナディアの特徴はやはりスタミナです。サンデーサイレンスがいてNijinskyのクロスがあることで米国スタミナ血統のクロスが成立しています。またMonsunとDarshaanの間ではTourbillonのクロスが成立していたり、もっと見ていくとHyperionのクロス、Princequilloのクロス、単独でもスタミナ十分なGraustarkのクロスも見て取れます。このような血統背景で1400mという決して適距離とは言えない条件で切れを見せて勝ったのはちょっとものが違うと思います。稍重の馬場が合っていたとも考えられますが、クラシックに向けて有力だと思いますし、期待したいですね。


10月21日(土)京都5R 芝1600m 優勝 1:38.8(雨・重)

カツジ      牡 

父:ディープインパクト
母:メリッサ
母父:ホワイトマズル

スタートは少し遅れた感じだったでしょうか。しかしダッシュよく先団後方につけることができました。5,6番手でレースを進め、3,4コーナーでも好位にいましたね。外に出そうとしていましたが、フタをされて直線に入りました。直線に入り、スペースができたところに出して追い始めると、脚を伸ばして抜け出してきました。そのまま1 1/2馬身の差をつけて優勝しました。
父ディープインパクトのスピードに母父ホワイトマズルのスタミナを入れた配合ですね。ホワイトマズルの産駒をみるとアサクサキングス、スマイルトゥモロー、イングランディーレ、ニホンピロアワーズ等がいてスタミナと力強さをもつ産駒が特徴の様に考えます。その要因となった血統にホワイトマズルの母父であるEla-Mana-Mouに含まれるAlycidon(父Donatello、母父Hyperion)のクロスがあることやハイハツト(父Hyperion、母父Donatello)の存在が大きいと思います。スピードを持つFair Trial(母母Lady Josephine)のクロスがあることも魅力ですね。
このような血統を持ち、Lyphardのクロスがあります。このLyphardにもHyperionやFair Trialがおり、スピードとスタミナを強化していますね。距離はもっと伸びても問題ないとおもいます。



未勝利戦

10月21日(土)東京1R ダート1400m 優勝 1:25.5(雨・不良)

トキノメガミ        牝

父:トビーズコーナー
母:マーベラスローズ
母父:ブライアンズタイム

ポンッとスタート良く先頭に立ちましたが、外からマナマカニが逃げを主張したので内ラチ沿いにつけ2、3番手からレースを進めました。道中は少し行きたがっているようにも見えましたが、野中悠太郎騎手がうまく抑えてレースをしていたと思います。直線に入ると先頭を行くマナマカニの内のスペースにひるまず突っ込んでいき追い出しました。追い出すとしっかり足を伸ばしていましたね。最後ユメイチズが差を詰めてきましたが、クビ差しのぎました。
父トビーズコーナーは種牡馬として日本では地方競馬で活躍する産駒を出していますね。トビーズコーナーの母Brandon's RideにはTourbillonのクロスもありますし、スタミナのあるPrincequilloのクロスもみられます。また深部にはLa Troienneの血を引くStrikingがいるのですが、母母マーベラスクインは同じくLa Troienneの血を引くBusandaがいることでクロスを成立させています。またマーベラスクインにはダートもこなせる力強さを持つチヤイナロツクもあります。このような血統背景の上に母父ブライアンズタイムがいるのでダート適正は高いのではないでしょうか。


10月21日(土)東京2R ダート1600m 優勝 1:36.6(雨・不良)

マリームーン       牝

父:カジノドライヴ
母:クラウンアスリート
母父:アフリート

スタート良く、やや押していくとダッシュよく先頭に立ちました。そのまま競りかけられることなく、1馬身差を保ちながら逃げて直線に入りました。後ろからデルマシャンパンが追ってきましたが、マリームーンは余裕がありましたね。持ったままでも差が詰まることはありませんでしたし、追い出されると脚を伸ばし逆に差を広げました。6馬身差をつけて優勝しましたね。
父カジノドライヴに母父アフリートのスピードを入れた配合ですね。Mr. Prospectorのクロスによりスピードが強化されており、またSecretariatのクロスがあること、Blushing Groom、Bold ReasoningがいることでNasrullahのクロスも成立していますね。My Charmer、BusandaがいることでLa Troienneのクロスも成立しておりパワーも強化されていますかね。父カジノドライヴがダートで活躍していたことを踏まえると、この血統背景からもダート適正は高いと思います。今レースはデビュー4戦目でしたが、ダートが初めてでこれだけの競馬をみせたことからも、主戦場はダートになるでしょうね。



10月21日(土)東京3R 芝1400m 優勝 1:23.4(雨・重)

ラストプリマドンナ      牝

父:ダイワメジャー
母:シルクプリマドンナ
母父:ブライアンズタイム

スタートはあまりよくありませんでしたね。その語はダッシュが良かったのと、やや掛かり気味だったこともあってか、外から3番手までポジションを上げていきました。そのまま直線に入り馬場の良い外に持ち出すと持ったままで先頭に並んでいました。追い出しにかかるとしっかり脚を伸ばし、抜け出して優勝しました。
父ダイワメジャーのスピードに母父ブライアンズタイムの力強さを入れた配合でしょうか。Hail to Reasonのクロスによりスピードが強化されていますが、血統背景を見るとダート適正が高いように考えます。まずAlmahmoudのクロスがあることでスタミナが強化されています。Almahmoudの父はスタミナのあるMahmoudになりますね。またLady Angelaのクロスもありますが、この血統にはHyperion、Traceryというスタミナがある血統が含まれています。しかもノーザンテーストはLady Angela2×3のクロスをもっていることからもダートをこなせるスタミナ、力強さを持っていると考えます。しかも母父はブライアンズタイム。今回芝でのレースでしたが、重馬場という力がいる状態だったのでこの血統背景が活きたのだと思いますし、であればダートでも十分走れると考えます。


10月21日(土)京都1R ダート1400m 優勝 1:26.3(雨・重)

 エスシーハンコック      牝

父:ダイワメジャー
母:アグネスカルミア
母父:ケイムホーム

スタートはあまりよくありませんでしたね、しかもダッシュもつかず最後方からの競馬になりました。ダートコースに入ってから徐々にポジションを上げていきましたが、3コーナーに入ってから森裕太朗騎手が押してポジションを上げていきましたね。1頭だけ違う勢いで上がっていき、4コーナー出口では先団を射程圏内にいれていました。直線に入り外からさらに追われるとさらにしぶとく脚を伸ばして、ゴールではクビ差前を行くピッパをとらえて優勝しました。
父ダイワメジャーに母父ケイムホームのスピードを入れた配合でしょうか。Northern Dancerのクロスがあることでスタミナが強化されていますが、スピード血統であるNasrullahのクロスも見られていますね。距離は1600m前後が適正距離かなと思います。今回はスタミナを活かしたレースになりましたが、理想としては先行して早め抜け出して粘りこむ展開が良いのではないでしょうか。



10月21日(土)京都2R ダート1200m 優勝 1:12.6(雨・重)

 コウエイアンカ       牡

父:プリサイスエンド
母:カノヤトップレディ
母父:キングヘイロー

スタートは普通でしたが、押して前につけましたね。4,5番手からレースを進めていましたが、3コーナーに入るあたりから松山弘平騎手が押してポジションを上げ、3コーナー途中ではすでに先頭に立っていましたね。そのまま4コーナーをまわり直線に入りました。追い出してからもしかり伸びて後続を突き放しました。3馬身差をつけて優勝しました。
父プリサイスエンドのスタミナに母父キングヘイローのスピードを入れた配合でしょうか。Mr. Prospectorのクロスがあることでスピードが強化されていますね。適正距離は1600mまでとは思います。父プリサイスエンドの母Preciselyと母カノヤトップレディの母母ラディカルチックはスタミナ血統なので、これがどの程度活きるかがポイントだと思います。


10月21日(土)京都3R 芝1800m 優勝 1:51.3(雨・稍重)

アドマイヤアルバ       牡

父:ハーツクライ
母:エリドゥバビロン
母父:Bernstein

スタートは一番良かったですね。先頭に立つ勢いでしたが、外からシメイ、内からダノンテアトロが前にいったので、アドマイヤアルバはその後ろに形になりました。やや行きたがるそぶりも見せていましたが、川田将雅騎手がうまく抑えていたと思います。3,4コーナーにかけて徐々に進出し始め、4コーナー出口では外目から先頭に並びかけるような位置にいました。直線に入ると内にダノンテアトロと馬体を併せて追い比べになりました。しかし余裕がありましたね。手ごたえに余裕がありましたし、抜け出すと1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
父ハーツクライのスタミナに母父Bernsteinのスピードを入れた配合でしょうか。ビユーパーダンスとLa Affirmedの間でLa Troienneの血をひくBusandaのクロスが成立しており力強さが強化されていると考えます。これの血統背景もあり稍重馬場も走れたのだと思います。距離は2000m~2400mが適正距離でしょうか。


10月21日(土)新潟2R ダート1800m 優勝 1:54.5(曇・良)

タイキフェルヴール      牡

父:フリオーソ
母:アッシュベリー
母父:Any Given Saturday

スタートはやや出遅れたかな、と思いましたが、北村友一騎手が追って先団につけることができました。道中は先団の内3、4番手につけてレースを進めていましたね。そのまま最後の直線に入りましたが、前は2頭が壁になり横にはゴッドスパロウがいて抜け出すところがありませんでしたが、前の2頭トゥンバドーラとリベリュールの間を割って抜け出してきました。抜け出してからは後続を突き放すだけの競馬になりましたね。9馬身の差をつけて優勝しました。強かったと思います。
父フリオーソはダートで活躍した競走馬でしたが、母父にAny Given Saturdayを迎えスピードを入れた配合になりましたかね。Mr. Prospectorのクロス、Nashua(父Nasrullah)のクロスがあることでスピードを強化していますね。今回が初のダートでしたがこれだけの競馬ができるのであれば、ダート適性が高い馬なのだと思います。


10月21日(土)新潟5R 芝1200m 優勝 1:09.9(曇・良)

キングキングキング       牡

父:キングズベスト
母:アドマイヤアロング
母父:スペシャルウィーク

スタートは良かったですね。無理に押していくことはせず中団からの競馬になりました。3,4コーナーでは徐々に前との差を詰め、4コーナー出口では5,6番手まで上がっていました。直線に入り追われるとしっかり反応して一気に先頭をとらえて抜け出しました。抜け出すとあとは後続との差を広げるだけでしたね。3馬身の差をつけて優勝しました。
父キングズベストのスピードに母父スペシャルウィークのスタミナを入れた配合でしょうか。Mr. Prospectorのクロスによりスピードは強化されていますが、母アドマイヤアロングはBuckpasserのクロスを持っていることで、米国スタミナ血統のクロス、La Troienneクロスが成立しています。さらにNijinsky、My Charmerがいることでさらに米国スタミナ血統のクロス、La Troienneクロスが追加されています。また父母AllegrettaにはDonatello、Hyperionというスタミナ血統があるのですが、スペシャルウィークにあるセントクレスピンにもDonatello、Hyperionがありクロスを成立させています。このように考えると1200mという距離は短すぎるように思います。中長距離でも走れる血統背景だと思うので、距離をのばしてのレースを観てみたいですが、Mr. Prospectorのクロスの影響が強く出ているのかもしれませんね。




参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年10月22日日曜日

第78回 菊花賞(GⅠ)  血統予想結果

第78回 菊花賞(GⅠ)結果

京都競馬場芝3000m 3:18.9(雨・不良)

1着    キセキ
2着    クリンチャー
3着    ポポカテペトル

16着    ◎ ウインガナドル

いつもの言い訳を聞いてください…<(_ _)>
本命にしたウインガナドルはスタート良く逃げましたが、1周目のスタンド前の直線にはいる時にはマイスタイルに前を譲っていましたね。そのまま2番手でレースを進めていました。素人目ですが力んで走っていたのか、それとも不良馬場が走りづらかったのか、なんかぎこちない走り方のように見えました。もう3,4コーナーでは力なく下がっていきました。そのまま直線では見せ場なく16着となりました。

勝ったキセキはスタートは良くなく後方からの競馬になりました。そのままレースをすすめて3,4コーナーでは押してポジションを上げていましたね。直線では大外から力強く伸びてきて優勝しました。

それではキセキの血統を見ていきましょう。

血統


父ルーラーシップのスタミナに母父ディープインパクトのスピードを入れた配合といえます。しかし、不良馬場をこなした血統背景を考えるとまずHyperionのクロスが挙げられると考えます。トニービン、ノーザンテースト、ディープインパクト等にこの血が流れており、深部で多くのクロスを成立させています。またTourbillonのクロスがあることも不良馬場をこなした血統背景にあると思います。ロンドンブリッジにその血が流れていますし、キセキの父父キングカメハメハのMill PrincessからもTourbillonの血が流れています。
このように考えると不良馬場を走れて不思議はない説明はつきますが、しかし基本的に父ルーラーシップ、母父ディープインパクトという血統で不良馬場を問題なくこなせる競走馬がでてくるとは考えづらいです。と、すればキセキという馬には上記で示したクロスの影響が強く出ているのか、それとも他馬との力関係が大きく突き抜けているのか、のどちらかだと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
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2017年10月20日金曜日

血統予想 第78回 菊花賞(GⅠ)

「いつか当たるよね…きっと」

一番強い馬が勝つといわれる菊花賞が今週行われますね。ダービー上位馬がいない中で、秋華賞同様混戦模様です。もちろん今週の予想は菊花賞!それでは予想です(^◇^)

第78回 菊花賞(GⅠ)

10月22日(日) 京都競馬場 芝3000m

外回りを使用するコース。向正面3コーナー近くの丘の半ばからスタートし、3コーナー序盤までで約2mほどを上る。そこから3コーナー終わりまでに一気に4mほどを下り、勢いをつけて直線へ。この3コーナーにある丘だけが起伏があるところで、あとはほぼ平坦なコース。2週目の3コーナーにあるこの丘を再度上り、下りの勢いをつけてゴールを目指すコース。

京都競馬場ついてはJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

京都競馬場の芝・ダートの状況についてもJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

血統から気になるのは
ウインガナドル
スティッフェリオ
クリンチャー
ベストアプローチ

JRAの調教映像をみて本命にしたのは…

血統予想本命


父:ステイゴールド
母:タイムフェアレディ
母父:メジロマックイーン

本命はウインガナドルです。
父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの黄金配合ですね。オルフェーヴルやゴールドシップ、ドリームジャーニーがこの配合になりますね。

それではウインガナドルの血統をみていきましょう。

さきほども言ったように父ステイゴールド、母父メジロマックイーンの黄金配合です。この血統の特徴は父母ゴールデンサッシュと父母メジロマックイーンの間でHyperionのクロスとTourbillonクロスがあることですかね。これによりスタミナが強化されています。母母トキファイターにもTourbillonの血が流れていますしね。全体的にスピード感がない血統かもしれないですが、スタミナはありますし、馬場が渋っても問題なく走れる血統背景だと考えます。
菊花賞当日は稍重~重馬場を想定しています。そういう意味ではスティッフェリオも本命候補としてかなり迷ったのですが、JRAの調教映像をみるとウインガナドルの動きがよくみえたのでこちらを上位としました。

ウインガナドルを本命にし、スティッフェリオ、クリンチャー、ベストアプローチを含めたワイドも面白いかな、と思っています。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年10月19日木曜日

10月15日(日)もみじステークス(OP)も振り返ってみた!


もみじステークス(OP)結果

(10月15日(日)京都競馬場 芝1400m 1:23.4(雨・稍重))

1着  ダノンスマッシュ
2着  アーデルワイゼ
3着  ナムラバンザイ

ダノンスマッシュが勝ちました。
スタート良く先頭に立ちましたが、内からナムラバンザイが先手を主張し、リンガラポップスも前にいったので、福永祐一騎手は抑えて3番手から競馬を進めましたね。道中、前を行く2頭との差は広がりましたが、3番手は変わらず自分のペースで走っていたと思います。直線に入るまでそのまま慌てることなく3番手でレースを進めていました。直線に入って追い出し始めると、稍重の馬場も関係なくスピードに乗って一気に前を行くナムラバンザイをとらえました。抜け出した後は突き放すだけでしたね。3馬身差をつけて優勝しました。

それではダノンスマッシュの血統について触れます。

ダノンスマッシュについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉝ 9月24日(日)勝ち上がり馬」でも触れています。そこでは「母スピニングワイルドキャットの血統にはすでにRobertoのクロスがあるので、この影響がでるとダートでも走れる可能性はあると考えます。距離適正は1200m~1600mでしょうか。」といいました。改めて血統を確認しましたが、やはりMr. ProspectorとRobertoのクロスがあることが目につきますね。Mr. Prospectorのクロスによりスピードを、Robertoのクロスがあることで馬力を強化していると考えます。その影響もあって稍重の馬場でもあれだけ走れたのだと思います。またMr. Prospectorのクロスにより早熟性も懸念しますが、Mr. ProspectorとRobertoの間で米国のスタミナ血統がクロスすることにもなります。このように考えるとダートでも走れる可能性はやはりあるのかなと考えます。もちろん芝でもこれだけの競馬を見せているので今後の活躍も期待できると思います。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
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   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
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2017年10月18日水曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㊵ 10月15日(日)勝ち上がり馬


今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。10月15日(日)のレースです。

10月15日(日)東京3R 芝1600m 優勝 1:40.8(雨・重)

オハナ        牝

父:ディープインパクト
母:ハウオリ
母父:キングカメハメハ

好スタートでしたが、じっくり中団に控えての競馬になりましたね。道中も掛かる様子もなく良いリズムで走っていたと思います。4コーナーを外目に出して、そのまま直線に入りました。直線半ばで鞭が入ると反応良く伸びましたね。ゴールまでは前を行くライレローズをクビ差差し切って優勝しました。
父ディープインパクト、母父キングカメハメハの現在の日本の主流な血統背景ですね。母母にノースフライトがいるのがポイントです。ノースフライトがいることで狙いたいのはHyperion、La Troienne、Tourbillonというところでしょうか。父ディープインパクトがいることでHyperionのクロスは成立していますし、La Troienneも母父キングカメハメハがいることでクロスが発生しています。距離は2000mでも問題ないと思います。

ちなみに、上記の3点のクロスが同時に成立することを考えるとメジロマックイーンの血を引くオルフェーブルとの配合が面白いかな、と考えます。


10月15日(日)東京4R 芝1800m 優勝 1:51.9(雨・重)

ギャンブラー      牡 

父:ハービンジャー
母:アイアムマリリン
母父:マンハッタンカフェ

スタートは良かったですね。ダッシュがつかないタイプなのか石橋脩騎手が押して4、5番手からレースを進めました。4コーナーから進出してポジションを上げ、直線に入るときにいは外から先頭に並ぶ勢いでした。直線半ばまでは持ったままうちの馬と馬体を併せていましたが、追い出すと脚を伸ばして先頭に抜け出しました。そのまま後続を突き放した優勝しました。
父ハービンジャーはもともと血統的に重いイメージを個人的に持っているのですが、母父にマンハッタンカフェを迎えることでさらに重くなった気がします。馬力型というんでしょうか。そのため今回のような重馬場でも問題なく走れたのだと思います。課題はスピードですね。スタミナはあるので2000m以上でも問題ないと思います。


10月15日(日)京都4R ダート1200m 優勝 1:12.8(雨・稍重)

クレヴァーパッチ        牡

父:ハードスパン
母:トーコーユズキ
母父:ディープインパクト

スタート良く内枠を活かして逃げる形を取りました。鞍上の武豊騎手も先頭に立つとそのまま行き過ぎないようにやや抑えると馬もすぐに対応しました。そのまま自分のペースで走っていたように思います。ペースは速すぎず遅すぎずでしょうか。そのまま先頭で直線に入りました。外からスリーチェイサーが追いこんできましたが、鞭が入るとさらに脚を伸ばして馬体を併せることなく、逆に突き放して優勝しました。
父ハードスパンのスピードに母父ディープインパクトのスタミナを入れた配合でしょうか。NijinskyがいることでサンデーサイレンスやRobertoとの間に米国スタミナ血統のクロスが成立していますね。これによりダート適正が高まっていると考えます。距離は1600mでも走れると思います。


10月15日(日)京都5R 芝1800m 優勝 1:51.0(雨・稍重)

フォックスクリーク      牡 

父:ディープインパクト
母:クロウキャニオン
母父:フレンチデピュティ

スタートは良かったですね。そのまま先団につけましたが外枠ということもあり、内から4頭目の外側を走る形になりました。その後徐々に隊形が崩れ、道中は4、5番手からレースを進めました。直線にはいる時には先頭を射程圏内に入れていましたね。直線に入るとそのまま外に位置して追い出しました。抜け出したと同時に外からドラセナ、内からニシノキントウンが追いこんできましたが、前を譲ることなく2着ドラセナに1/2馬身差をつけて優勝しました。
父ディープインパクトに母父フレンチデピュティの力強さを入れた配合ですね。渋った馬場でも問題なく走れた血統背景に母父フレンチデピュティの存在に要因があることは言うまでもないでしょうか。母母クロカミにはNijinskyがいてサンデーサイレンスと米国スタミナ血統のクロスが成立していますし、深部ではありますがHail to Reasonのクロスも成立しスピードの強化をしていると思います。ここに力強さを入れたのが母父フレンチデピュティであり、どのような馬場でも能力を発揮できるような血統背景になっています。距離はクラシックディスタンスでも問題ないと思います。


10月15日(日)新潟5R ダート1200m 優勝 1:14.3(曇・稍重)

ドゥリアリティ      牝 

父:スターリングローズ
母:ヒシラスティ
母父:フサイチコンコルド

スタートは良かったですね。芝コースからのスタートでしたがダッシュもつき2、3番手からの競馬になりました。3、4こーなにかけて徐々にポジションを上げ、4コーナー出口では先頭に並んで直線に入りました。直線で鞭が入ると反応良く抜け出して、そのまま危なげなくゴールしました。
父スターリングローズはダートのマイル前後の距離で活躍した競走馬でした。母父にフサイチコンコルドを迎えることで、元々Tom Foolのクロスがあることに加え、BuckpasserとNijinskyがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立しています。これによりダート適性がより高まっているように考えます。距離はもっと伸びてもよいと思います。



未勝利戦

10月15日(日)東京1R 芝1400m 優勝 1:23.5(雨・稍重)

 ハウナニ       牝

父:ロードカナロア
母:ユキチャン
母父:クロフネ

スタートは良かったですね。そのままダッシュをつけ5、6番手からレースを進めました。道中馬込みからの競馬でしたが落ち着いて走っていたと思います。4コーナーをまわって直線では外に出して追い出しました。決して切れるというわけではないですが、ジワジワと力強く脚を伸ばしゴール前ではきっちり抜け出して優勝しました。
父ロードカナロアに母父クロフネの力強さを入れた配合ですね。深部ではスピード血統と組になっているHyperionとのクロスもみられます。距離は1600m~2000mが適正距離でしょうか。今回の走りをみても、もう少し距離が伸びても問題ないと思います。


10月15日(日)東京2R ダート1600m 優勝 1:36.9(雨・不良)

モリトユウブ       牡

父:アグネスデジタル
母:パールイアリング
母父:スペシャルウィーク

スタート良く先頭に立ちましたね。逃げたくなかったのか、ペースを落とそうとしたのか、内田博幸騎手は抑えましたね。そこを内からトーセンヴィータが先頭に立ちその直後につけレースを進めました。道中はそのままの位置でレースの流れに乗り、4コーナー出口では先頭を行くトーセンヴィータに並びかけて直線に入りました。直線半ばまでは持ったままでトーセンヴィータと馬体を並べていました。追い出して鞭が入ると反応良く伸びましたが、トーセンヴィータも抜かせずゴール前まで馬体を併せてたたき合いになりました。際どかったですが、何とかハナ差退けて優勝しました。
父アグネスデジタルのスピードに母父スペシャルウィークのスタミナを入れた配合ですね。父アグネスデジタルは芝、ダート両方のGⅠに勝った競走馬で、配合によって芝を適正が高い競走馬になるか、ダート適正が高い競走馬になるかが分けられる種牡馬ではないでしょうか。現に産駒をみても芝で活躍したり、ダートで活躍したりと重賞レベルで活躍する競走馬が多くみられます。ではモリトユウブはどちらかというとダート適正優位の競走馬だと考えます。Mr. Prospectorとマルゼンスキーによる米国スタミナ血統のクロス、ノーザンテースト、ノースフライト、セントクレスピンによるHyperionのクロスがあることがそう考える根拠です。距離は2000mに延びても問題ないと思います。


10月15日(日)京都1R ダート1200m 優勝 1:14.8(小雨・稍重)

タガノアム      牝

父:ハードスパン
母:スパニッシュソウル
母父:フジキセキ

ゲートが開いた瞬間走ろうとして躓いて出遅れましたね。しかしその後の舵手がよく先団に後方につけることができました。道中は馬群がバラけて縦に長くなり、後方3番手からの競馬になりました。行きたがっている面も見え、福永祐一騎手も押さえながらレースを進めていましたね。4コーナーを内の最短距離を走って直線に向き追い出し始めると反応良く伸びました。前が壁になり外に出す不利はありましたが、ゴール前ではしっかりとらえて優勝しました。
父ハードスパンに母父フジキセキのスタミナを入れた配合でしょうか。京都4Rで同じ父を持つクレヴァーパッチが優勝していますが、大きな違いはクレヴァーパッチは米国スタミナ血統のクロスを持ち、タガノアムはMr. Prospectorというスピード血統をもつことでRaise a Nativeのクロスが成立しています。そう考えるとタガノアムはクレヴァーパッチよりスピード能力はあるが、ダート適正は低いとなります。あくまでこの2頭を比較すると、ということです。今回のレースはスタート直後の躓きに直線の不利とありましたので、スムーズな競馬ができればもっと走れると思います。


10月15日(日)京都2R ダート1800m 優勝 1:56.3(小雨・稍重)

ブルヴェルソン       牡

父:ダイワメジャー
母:キューティゴールド
母父:フレンチデピュティ

スタート良く先頭に立つ勢いでしたが、内に2頭馬を並べていたこともあり1コーナーのコーナーリングで3番手につけてレースを進めることになりました。道中も流れに乗って走っていました。3、4コーナーにかけて徐々に前との差を詰め、4コーナー出口では先頭に並んで直線に入りました。直線に入って追い出すとしぶとく伸びて、カレンガリアードとのたたき合いになりましたがバテることなく競り落とすとゴールまで走り抜けました。
父ダイワメジャーに母父フレンチデピュティの力強さを入れた配合ですかね。ノーザンテーストのクロスがあることでHyperionの血を含むLady Angelaが4本あることになり、スタミナを強化することになります。またダート適正をさらに高めることにもなりますし、今回のダートをこなした要因にもなっていると考えます。


10月15日(日)京都3R 芝1600m 優勝 1:35.7(雨・良)

メガリージョン        牡

父:キングカメハメハ
母:サンクスノート
母父:サクラバクシンオー

スタートは普通でしたが、その後行きたがっていましたね。鞍上の福永祐一騎手も抑えていましたが、3コーナー前にはもう抑えられず先頭に立っていましたね。そのまま先頭で4コーナーをまわり直線に入りました。外からロードマドリードが追いこんできましたが、メガリージョンも追われると馬体を併せることなく、着差は縮まらずゴールしました。
父キングカメハメハに母父サクラバクシンオーのスピードを入れた配合ですね。母父サクラバクシンオーのスピードはNasrullahのクロスによるものだと思いますが、深部でこのNasrullahのクロスが成立しています。Mill Reef、SecretariatがいることでNasrullahとPrincequillo組のクロスもありスピードを支えるスタミナも強化しています。1200m~1400mの方がレースはしやすそうですが、距離適正は1600mまででしょうか。


10月15日(日)新潟1R ダート1200m 優勝 1:13.2(曇・稍重)

ラフィングマッチ       牡

父:タイキシャトル
母:シアージュ
母父:Raven's Pass

好スタートからそのまま先頭に立りました。内にロータスクイーンがいて馬体を並べて逃げる展開になりました。3コーナー前にはラフィングマッチが1馬身ほど前に出て逃げていましたが、そのままの形態で直線に入りました。直線に入って追い出され逃げ込みを図りました。外からカミノコ、モアイが追いこんできましたが、最後まで粘りこむことができました。
父タイキシャトルのスピードに母父Raven's Passのスタミナを入れた配合でしょうか。NijinskyとMr. Prospectorがいることで米国スタミナ血統がクロスしていますし、深部ではHyperionのクロスもありますね。これらのクロスの影響が出れば距離はもう少し長くても問題ないと思います。


10月15日(日)新潟2R 芝2000m 優勝 2:02.0(曇・良)

レノヴァール      牡

父:ハーツクライ
母:データ
母父:Roy

スタート良く1コーナーをまわるときには3~5番手につけてレースを進めていました。そのままリズムよく走っていたと思います。3、4コーナーにかけてポジションを上げ、4コーナー出口では鞭を入れながら先頭に並んで直線に入りました。内にタガノバルバドスと馬体を併せながら追い比べになりましたね。ゴール前では競り勝って1 1/4馬身差をつけて優勝しました。
父ハーツクライのスタミナに母父Royのスピードを入れた配合です。深部では米国スタミナ血統やCourt Martialのクロスが成立しており、スピード、スタミナとも強化していますが、基本父と母の能力をそのまま受けついでいる競走馬と考えます。それでもスタミナ優位かなと考えます。切れを活かすのではなく、今回のレースの様に我慢比べのレースの方が合っていると思います。


10月15日(日)新潟3R 芝1000m 優勝 0:56.1(曇・良)

アーヒラ       牝

父:スウェプトオーヴァーボード
母:エイシンルンナ
母父:エイシンワシントン

スタート良く先団につけました。そのまま外目外目に移動し馬場の良いところを走っていいましたね。最後はクラウンチャンプとの追い比べになりましたがハナ差で優勝することができました。
父スウェプトオーヴァーボードのスピードに母父エイシンワシントンを入れた配合です。エイシンワシントンは芝の短距離で活躍したスピード馬でしたが、その血統背景は現在主流とする血統はほとんど入っていません。このような血統を持つ馬が母父にいるのは面白いですね。母父エイシンワシントンを中心にして考えるとスピード血統と組みになっているHyperionのクロスもありますし、DamascusのクロスがあることでTourbillonのクロスも成立しています(5代目にいるAmbiorixにもTourbillonが入っています)。さらにアーヒラの配合としては目立ちませんがPrincequilloの血も多く含まれていますし、La Troienneの血も含まれていて、主流血脈の特徴を活かすための血脈が盛りだくさんですね。このように考えるとアーヒラはスウェプトオーヴァーボードにあるエンドスウィープの特徴の特徴を伸ばす配合になっていると考えます。とすると1600mまでは走れると思いますし、これだけ重い血統があることを考えるとダートでも走れる力強さがあるとも考えます。こおのような血統が活躍してほしいと考えますし、繁殖牝馬になっても次世代への継手として期待したいですね。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
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2017年10月17日火曜日

10月14日(土)紫菊賞(2歳500万以下)も振り返ってみた!


紫菊賞(2歳500万以下)結果

(10月14日(土)京都競馬場 芝2000m 2:00.4(曇・良))

1着  マイハートビート
2着  トゥザフロンティア
3着  ドンアルゴス

マイハートビートが接戦をものにしました。
スタートは普通でしたが、ポジションを取りに行こうとはしませんでしたね。馬なりのまま走らせ最後方からの競馬になりました。道中も最後方を走っていましたね。離れすぎないようにしていましたし、4コーナー出口では団子状態になっていましたが最後方は変わりなりませんでした。直線に入って内に突っ込み、壁になったので外に出して追われると反応良く一気に伸びました。トゥザフロンティアも外に馬体を併せてたたき合いになりましたが、一瞬切れ味で前にでるとそのリードをゴールまで守ることができました。


それではマイハートビートの血統について触れます。

マイハートビートについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉕ 9月2日(土)勝ち上がり馬」でも触れています。一瞬の切れはMr. Prospectorのクロスがあることでスピードが強化されたのかな、と思います。あとマイハートビートの特徴としてBuckpasser、Nijinsky、サンデーサイレンスがいて米国スタミナ血統のクロスが成立していることです。これによりスタミナが強化され、中距離でもMr. Prospectorのスピードを活かすことができるのだと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
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10月14日(土)プラタナス賞(2歳500万以下)も振り返ってみた!


プラタナス賞(2歳500万以下)結果

(10月14日(土)東京競馬場 ダート1600m 1:36.2レコード(曇・良))

1着  ルヴァンスレーヴ
2着  ソリストサンダー
3着  フィールシュパース

ルヴァンスレーヴがデビュー2連勝を決めました。
スタートはやや出遅れましたが、初戦に比べれば全然良いスタートが切れましたね。先団の後方につけてレースを進めました。そのまま3コーナーに入り、4コーナー出口にかけて徐々にポジションを上げていきました。直線で4頭並びの一番外に持ち出すと手ごたえ抜群でしたね。結局持ったままレコード勝ちになりました。モノが違いますね。

それではルヴァンスレーヴの血統について触れます。

ルヴァンスレーヴについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑳ 8月13日(日)勝ち上がり馬」で触れています。再度血統を確認してみるとダート適正を高めている背景があります。La Troienneです。La Troienneはクロスをすることでその影響力を残してきたのですが、ルヴァンスレーヴの血統をみるとMy Charmer、Francis S.、プレイメイトにLa Troienneの血が流れています。これにより、パワーと底力を強化させていることがダート適正を高めているのかな、と考えます。またHyperionクロスも深部で多くみられています。この辺りもダート適正を高めているのだと思います。デビュー戦では「ぜひ芝での走りも観てみたいですね。」といいましたが、このような背景を考えるとダート適正が高いのかもしれませんね。
今回の勝ち方もまだまだ底をみせていないレース内容でしたので、これからのレースも楽しみですね。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
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2017年10月16日月曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㊴ 10月14日(土)勝ち上がり馬



今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。10月14日(土)のレースです。

10月14日(土)東京4R ダート1400m 優勝 1:24.1(曇・不良)

ダークリパルサー      牡 

父:ハードスパン
母:エミネントシチー
母父:ブライアンズタイム

好スタートから内枠を活かして逃げました。常にオレノマニラが直後につける展開でしたが、先頭を保ってそのまま直線に入りました。直線に入っても余裕がありましたね。追い出しをギリギリまで待っているように見えました。後ろからアルクトス、ミヤギウイングが迫ってきましたが、着差以上の完勝だったと思います。
父ハードスパンのスピードに母父ブライアンズタイムの力強さを入れたダート適正を高くした配合ですね。Robertoのクロスがあること、さらに母エミネントシチーはFlower Bowl、Traffic Judgeに含まれるAlibhaiがいることでHyperionのクロスが成立しており、この点もダート適性を上げていると考えます。半兄にダートを主戦場としてGⅠも多数勝っているエスポワールシチーもいますし、距離は2000mでも問題ないのではないでしょうか。


10月14日(土)東京5R 芝1600m 優勝 1:37.3(曇・稍重)

マウレア        牝

父:ディープインパクト
母:バイザキャット
母父:Storm Cat

好スタートから好位につけましたが、前が狭くなったのか後ろに下げる(下がった?)姿がありましたね。それでも中団から馬群の中から落ち着いて走っていたと思います。4コーナーをまわりながら徐々に進出をし、直線では外に出そうとしていましたが、進路がありませんでしたね。それでも前が開いて追われると、、馬と馬の間をから脚を伸ばして反応良く抜け出しました。ちょっとモノが違う感じでしたね。
父ディープインパクトのスタミナに母父Storm Catのスピードを入れた配合でしょうか。深部でNasrullahやRoyal Chargerがいることでスピードを強化しているように思えますが、それ以上にサンデーサイレンスとStorm Birdがいることで米国スタミナ血統がクロスしていることの方に目が行きます。全姉に桜花賞を勝ったアユサンがいることで1600mがベストの様に思えますが、2000mまでなら問題ないのではないでしょうか。3歳牝馬だけであれば、2400mでも勝負できると思います。

10月14日(土)京都4R ダート1800m 優勝 1:54.3(曇・良)

ライジングドラゴン        牡

父:カネヒキリ
母:ゴッドビラブドミー
母父:ブライアンズタイム

一番スタートが良かったですね。先頭に立ちましたが、内枠から先頭を伺う馬がいたのでそちらに先頭を譲って3番手からの競馬になりました。3コーナーから4コーナーにかけて徐々に進出し、4コーナー出口では先頭に並んで直線に入りました。直線に入って追われ、内にいるレッドアルディを競り落とすとそのまま抜け出して独走態勢になりました。最後グレートタイムがすごい脚で迫ってきましたが、1 1/2馬身差まで詰め寄るのがやっとでしたし、ライジングドラゴンは余裕を持ってゴールしていましたね。
父カネヒキリはダートで活躍した競走馬でしたが、血統からみるとDeputy Ministerの重い血が影響したのだと考えます。ここに母父ブライアンズタイムの力強さを入れることで、よりダート適正を高めたような配合になっています。またMr. Prospector、Hail to Reasonのクロスがあることでスピードを強化していますね。全体的に主流血脈が目に移りますが、Deputy Minister、Kelley's Dayという重石を置いたところが良い点だと思います。今後もダートが主戦場となるのではないでしょうか。


10月14日(土)京都5R 芝1200m 優勝 1:10.0(雨・良)

ロンロネオ      牡 

父:Elusive Quality
母:カタウォール
母父:Street Cry

スタートはやや遅れ気味でしたがその後のダッシュよく先団の後方からレースを進めることができました。3コーナー、4コーナーでは先頭を射程圏内に入れ、直線に入るときには外に出していましたね。直線に入って追われると最初は反応はいまいちでしたが、鞭が入ると一気に脚を伸ばして前をとらえましたね。3/4馬身差をつけて優勝しました。
父Elusive Qualityのスピードに母父Street Cryのスピードをさらに入れた形ですね。またMr. Prospectorのクロスがあることで早熟性が高まるのではないかと考えます。そこを基本にしつつ、さらに血統背景を見ていくと面白いです。まずSecretariatのクロスがあること、またRivermanがいることでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立しています。さらに詳細は省きますが、スピード血統と組みになっているHyperionがクロスになっていたり、米国スタミナ血統がクロスしていたりと、父と母の血統を細部まで考えたような配合になっています。先ほども言ったように基本早熟性が高い配合だとは思いますが、このような血統背景がどこまで活きるかで、競走馬として活躍できる期間や今後の成長にも影響すると考えます。



未勝利戦

10月14日(土)東京1R ダート1400m 優勝 1:25.6(曇・不良)

カナメ        牡

父:メイショウボーラー
母:メイショウカガリビ
母父:シンボリクリスエス

スタートは良かったと思います。他の馬のダッシュが良く、置いて行かれそうになりましたが、北村宏司騎手が押して前目にポジションをとろうとしていましたね。それでも中団外目からの競馬になりました。3、4コーナーではポジションを上げて4コーナー出口では先頭を社計県内に入れていましたね。直線に入り外から追い出すと内にノーボーダーと馬体を併せ追い比べになりました。最後は1 1/4馬身抜け出して優勝しましたね。
父メイショウボーラーのスピードに母父シンボリクリスエスのスタミナを入れた配合ですね。父メイショウボーラーはフェブラリーS(GⅠダート1600m)に優勝し、芝短距離でも活躍した競走馬です。産駒も父同様ダート、芝とも短距離で活躍していますね。母父シンボリクリスエスを迎えたことでスタミナ強化していますが、Halo、Hail to Reasonのクロスがあることでスピードも強化されていると考えます。個人的に注目したのは父メイショウボーラーの4代目にSearchingがいること、母メイショウカガリビの4代目にSeattle Slew(母My Charmer)がいることです。これによりLa Troienneのクロスが深部で成立しており、切れる脚はなくとも底力とパワーが強化されています。これによりダート適正が強化されていると考えられます。距離は1600m~2000mが適正距離ではないでしょうか。



10月14日(土)東京2R 芝1600m 優勝 1:36.4(曇・稍重)

サトノテラス       牡

父:オルフェーヴル
母:サトノアマゾネス
母父:デインヒル

スタートは良かったですね。そのまま2番手につけましたが、行きたがっていたのか、ペースが速いと判断したのか、C.ルメール騎手が抑えて3、4番手からレースを進めました。3、4コーナーで進出し4コーナー出口では先頭に並んでいましたね。直線に入って手ごたえに余裕がありましたが、プタハを内に馬体を併せ追い比べになりました。プタハがばてたところに後ろからブショウが凄い脚で迫ってきましたが、クビ差抑えて優勝しました。
父オルフェーヴルのスタミナに母父デインヒルのスピードを入れた配合ですね。メジロアサマ、Buckpasserがいることで深部でLa Troienneのクロスが成立していますし、ノーザンテースト、Flower BowlがいることでHyperionのクロスも成立し、スタミナも強化されています。またHyperionのスタミナをスピードに活かすことができる血統(Lady Josephine)もデインヒルの中に含まれています。半兄に朝日杯フューチュリティS(GⅠ芝1600m)に優勝したサトノアレス(父ディープインパクト)がいますが、父がオルフェーヴルになったことでスタミナがあるタイプになったと考えます。2000m以上でも走れるスタミナはあると思います。



10月14日(土)東京3R 芝1800m 優勝 1:51.2(曇・稍重)

キングスヴァリュー      牡

父:キングカメハメハ
母:アートプリンセス
母父:Officer

スタートは良かったですね。そのまま馬なりで中団につけてレースを進めました。馬群の中からのレースになりmしたが、落ち着いて走っていたと思いますし、流れにも乗っていたと思います。3、4コーナーで徐々に進出し4コーナー出口では先団をとらえられる位置にいました。直線に入って半ばまでは行き先がなく前が開くのを待っていましたが、スペースが開いて鞭が入ると一気に前をとらえて抜け出し、優勝しました。
父キングカメハメハのスタミナに母父Officerのスピードを入れた配合といえますが、全体的に主流血脈とそれ以外の血脈のバランスが良いのがいいですね。Mr. Prospectorのクロスがあることでスピード強化しています。それだけでなくSex Appeal、Seattle Slew(母My Charmer)がいることでLa Troienneのクロスが成立し、またSex Appeal、Nijinskyがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立することで、Mr. Prospectorのスピードを支えるスタミナを強化していると考えます。Mr. Prospectorのクロスがあることで早熟性が高まる可能性はありますが、母父に主流血脈を主としないOfficerという重石を置くバランス感覚が良いと感じます。


10月14日(土)京都1R ダート1400m 優勝 1:27.0(曇・良)

ビコーズオブユー       騸

父:ダイワメジャー
母:アンシャンタン
母父:Unbridled's Song

スタートは普通でしたが、その後のダッシュよく先団につけてレースを進めました。外から一度先頭に立ちましたが、内にいるコラードが3コーナー前に先頭に立ち、ビコーズオブユーは外に合わせる形で走っていました。4コーナー出口では先頭に立って直線に入りました。外々をまわってのレースでしたが、直線に入っても手ごたえがありましたね。ダンツタイヨウが後ろから迫っていましたが、最後まで抜かせず粘りこみました。
父ダイワメジャーに母父Unbridled's Songの重石をおいた配合でしょうか。母父Unbridled's SongにはMr. Prospectorの血が流れていますが、それを受けるKillaloe、Gana Facilという血統が重くUnbridled's Songに受け継がれています。しかし母母Celtic MelodyにはMr. ProspectorやNasrullahといったスピード血統が多く含まれています。母父にUnbridled's Songがダートでも走れる力強さを得られている血統背景であると考えます。


10月14日(土)京都2R 芝1200m 優勝 1:09.1(曇・良)

ラブカンプー        牝

父:ショウナンカンプ
母:ラブハート
母父:マイネルラヴ

スタート良く先頭に立ちました。内からガウルが並んできたので先頭を譲ろうと川田将雅騎手が抑えようとしましたが、ラブカンプーが行きたがって止まらない感じでしたね。そのまま先頭に立ち単騎で逃げる展開になりました。速いペースでの逃げでしたが、直線に入ってもバテることなく後続を突き放して完勝でした。
父ショウナンカンプに母父マイネルラヴという共に芝1200mのGⅠを勝った馬同士の配合になっていますね。父父サクラバクシンオーもスプリンターズS(GⅠ芝1200m)を連覇した快速馬でした。そのスピードはNasrullahのクロスから受け継がれたものでしょう。しかしそのスピードはHyperionのクロスやBull Dogのクロスがあったことで支えられたのだと思います。ラブカンプーもNasrullahのクロスがありますし、Nijinsky、Buckpasser、Seattle Slew(母My Charmer)がいることで米国スタミナ血統がクロスしていますし、La Troienne系の血統のクロスもあり、スピードを支える下地はあります。と、考えるとラブカンプーも短距離を主戦場とする可能性が高いと思われます。


10月14日(土)京都3R 芝2000m 優勝 2:01.2(曇・良)

エタリオウ       牡

父:ステイゴールド
母:ホットチャチャ
母父:Cactus Ridge

スタートで出遅れましたね。かなり離された最後方からの競馬になりました。向正面で集団の後方につけることができました。前半1000m1.01.5とややペースが流れた展開でしたが、その後全体のペースが落ちた3コーナー辺りから仕掛けて追い出しを開始しました。そのままの勢いて捲っていき、4コーナー出口では先頭に並んで直線に入りました。そこから追い出すとしぶとく伸びましたね。外からムーンレイカーが伸びてきて馬体を併せる形になりましたが、そこからが勝負強かったですね。一気に抜かれるかと思いましたが、そこからさらに伸びて逆に3/4馬身差をつけて優勝しました。
父ステイゴールドのスタミナに母父Cactus Ridgeのスピードを入れた配合ですね。しかし課題はスピードでしょうか。深部ではNasrullahのクロスがありますし、Royal Chargerのクロスもみられますがそれでもスタミナが勝っていると思います。今回のレースの内容は必ずしも会心の内容ではないと思いますが、自分から仕掛けていき他の馬に脚を使わせスタミナ勝負に持っていく形が合っていると思います。



10月14日(土)新潟2R ダート1800m 優勝 1:56.9(晴・稍重)

ロージズキング      牡

父:ロージズインメイ
母:ドリーミングバード
母父:フォーティナイナー

スタート良く先頭に立つ勢いでしたが、内枠にいたクリノヒビキが先手を取りロージズキングは2番手からレースを進めました。道中もレースの流れに乗って入っていたと思います。4コーナー出口では先頭に並んで直線に入りました。直線に入って追われると脚を伸ばしていましたが、外からマイネルサリューエが体を併せてきてたたき合いになりました。最後の最後までたたき合いになり何とかクビ差抜け出して優勝しました。
父ロージズインメイのスタミナに母父フォーティナイナーのスピードを入れた配合でしょうか。Raise a Nativeのクロスでスピードを強化し、深部では米国スタミナ血統やHyperion、Princequilloのクロスによってもスタミナが強化されています。主流血脈だけでなくそれ以外の血脈もバランスよく配合されていると思います。欲を言えば、主流血脈であるMr. ProspectorやHail to Reasonのクロスによるスピード強化があると良いのかな、と思いました。というように課題はやはりスピードということになりますね。


10月14日(土)新潟5R 芝1400m 優勝 1:22.1(晴・良)

ケワロス       牝

父:ダイワメジャー
母:フェアリーワルツ
母父:Lear Fan

スタートは普通でしたね。スピードに乗って先団までポジションを上げましたが、やや掛かり気味でもあったのか、菱田裕二騎手が抑えるシーンもありました。前に行く馬が多い中、馬込みの中で6番手くらいでレースを進めていましたかね。4コーナーをまわりながらより先団に近づき、直線に入るときには外目に出して前に並ぶ位置にいました。追われて脚を伸ばしてファストライフをゴール前で何とかとらえて優勝しました。
父ダイワメジャーのスピードに母父Lear Fanの重さを入れた配合でしょうか。重さの原因はRobertoなのでダートでも適応できる可能性はありますね。半兄にダートや芝のマイルで活躍したオーロマイスターがいるのですが、大きな違いは父母母の血統ですね。簡単に言うとオーロマイスターの父母母は欧州血統が主で、ケワロスの父母母は米国血統が主になっており、この米国血統の部分が母フェアリーワルツと多くの米国血統のクロスを成立させています。おそらく距離適性はマイル前後だと思いますが、スピードの持続力はケワロスの方が上かな、と思います。ただ馬場が渋るとキツイかなとも思います。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

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