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今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。9月2日(土)のレースです。
9月2日(土)新潟5R 芝1400m 優勝 1:23.0(晴・良)
ランスマン 牡
父:ダイワメジャー母:ラフアップ
母父:クロフネ
スタートは普通でしたが、やや押していったのか中団前目からの競馬になりました。4コーナーでは外に出し追い出し始めました。内田博幸騎手の追い出しや鞭に応えるように最後までバテずにしっかり走り、アタマ差しっかりダノンスマッシュを差し切りました。
父ダイワメジャーは重い馬場では成績が良くありませんでしたので、その欠点を補うのに母父クロフネの力強さを入れるのは良いと思います。また母母フレンドレイはデインヒルのスピードがありますが、その他はスタミナ血統が多く含まれているので、ここら辺が活かされると2000mでも走れるのではないでしょうか。
9月2日(土)札幌5R 芝1500m 優勝 1:32.9(曇・良)
スズカフェラリー 牝
父:スズカフェニックス母:スズカフォイル
母父:フレンチデピュティ
スタートは普通でしたが、馬群が詰まったせいか少し抑え後方からの競馬になりました。道中は常に行きたがっていましたが、福永祐一騎手が何とか抑えていましたね。3コーナー辺りから進出をし始め(というか抑えるのをやめたら上がっていった?)、4コーナー出口では先頭に並びました。直線では力強く抜け出して最後までバテずに走り抜けました。
父スズカフェニックスは高松宮記念(GⅠ芝1200m)に勝った1200m~1600mで活躍した競走馬ですが、血統をいると決して短距離馬というわけは無さそうです。スズカフェニックスの母父にFairy King(全兄にSadler's Wells)がいることからもわかるのではないでしょうか。そんなことを考えると配合によっては中長距離も走れる馬が出てきそうですね。さてスズカフェラリーですが、単純に考えると父スズカフェニックスに母父フレンチデピュティの力強さを入れた配合になっています。そのため重馬場でも走れるのではないでしょうか。問題は適正距離です。父スズカフェニックス自身の短距離適性が反映されると1600mまでかな、と思いますが、ちゃしぶ的には2000mでも問題ないと思います。そう考える根拠は先ほどいったFairy Kingの血が含まれていたり、母側にもスタミナ血統がの含まれていることです。力強い走法からダートでも面白いかもしれないですね。
未勝利戦
9月2日(土)新潟1R ダート1800m 優勝 1:56.6(曇・良)
グラファイト 牡
父:エイシンフラッシュ母:クラリスピンク
母父:ネオユニヴァース
スタート出遅れて、中団後方外からレースを進めました。向正面に入るところから徐々に進出を始めて4コーナー出口には先頭を射程圏内にとらえる好位につけていました。直線では外に出さず馬と馬の間の隙間に入ってインから伸びてきました。操縦性が良いですね。
父エイシンフラッシュは一瞬の切れを発揮して日本ダービー、天皇賞・秋のGⅠ2勝した競走馬です。そのイメージからするとダートが走れる産駒がでるのはイメージがつかないかもしれないですね。自分もイメージできません…(^-^;
考えるならば母父ネオユニヴァースの母ポインテッドパスの重石と母母チャーミングクリスの重石がダートも走れる力強さを与えているのだと思います。心配な点は、父エイシンフラッシュの切れは薄れているのかもしれない、ということですかね。
9月2日(土)新潟2R 芝2000m 優勝 2:01.8(曇・良)レコード
オウケンムーン 牡
父:オウケンブルースリ母:ムーンフェイズ
母父:エリシオ
スタートは普通でしたが、やや後方からの競馬になりました。1コーナーまでに行きたがり前目につけ、1コーナーをまわるときには好位につけることができました。直線に向くまでは北村宏司騎手がうまく抑えて3番手を位置してレースを進めていました。直線に向いてからは弾けるように抜け出しましたね。
父オウケンブルースリは菊花賞(GⅠ芝3000m)を勝った中長距離で活躍した競走馬です。スタミナは十分にあると思うのですが、母父にエリシオがいることでよりスタミナ色が強くなった印象を受けます。血統の深部ではNasrullahやRoyal Chargerのスピード血統がみられますがやはり全体的にはスタミナ系の血統と考えます。…がレコード勝ち!やや掛かりながらもバテずに最後まで走れたのはスタミナのおかげだと考えますが、レコードで走り抜けるスピードは、先ほど述べた深部のスピード血統がうまく伝わったということでしょうか。東京競馬場のような広い競馬場がレースをしやすそうな印象を受けますね。
9月2日(土)小倉2R 芝2000m 優勝 2:01.2(晴・良)
シャルドネゴールド 牡
父:ステイゴールド母:セルフプリザヴェーション
母父:Lion Heart
好スタートから好位3番手でレースを進めました。道中もうまくレースの流れに乗っていました。4コーナー途中で逃げたダンツタイヨウとスリーケープマンボがバテて早めに先頭に立ったのは誤算だとは思いますが、直線ではウォルビスベイを競り落として優勝しました。
父ステイゴールドのスタミナに、母父に含まれているStorm Cat、Mr. Prospector、Hail to Reason、Nasrullahなどのスピード血統が入っているのは良いと思います。Hail to Reasonのクロスがあるのもいいですね。距離はクラシックディスタンスでも問題ないと考えますし、デビュー戦の勝馬ロックディスタウンが札幌2歳S(GⅢ)を勝ったことを考えると今後期待したいですね。
9月2日(土)小倉3R ダート1000m 優勝 1:00.6(晴・良)
ペガッソ 牡
父:ノボジャック母:レディジュエル
母父:エルハーブ
スタートからダッシュよく3番手につけてレースを進めました。そのまま直線に入り追われて鞭が入ると反応良く抜け出して、ソリストサンダーの追撃を振り切り優勝しました。
父ノボジャックはダートの短距離で活躍した競走馬でした。母父エルハーブは英ダービー(GⅠ芝2400m)にも勝った欧州で活躍した競走馬なので、父ノボジャックのスピードににスタミナをいれた配合になっています。母父エルハーブにはRivermanとSecretariatがおりNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立していますし、父ノボジャックにはSir GaylordがいてこれにもNasrullahと4分の3同血のRoyal ChargerとPrincequilloがいるのでよりスピードよスタミナが強化されています。このように考えると芝でも走れるのではないでしょうか。
9月2日(土)札幌1R ダート1700m 優勝 1:45.7(曇・良)
ハヤブサレジェンド 牡
父:ヘニーヒューズ母:イチゴイチエ
母父:マンハッタンカフェ
好スタートから最内枠ということもありほぼ馬なりで逃げる展開になりました。ひきつけての逃げになりましたが、ペースを乱すことなく最後までほぼ一定のスピードで逃げて勝つことができました。
父ヘニーヒューズのスピードに母父マンハッタンカフェのスタミナを入れた配合でしょうか。こちらもダート戦での勝利になりましたが、初戦の芝でのレースを観る限り再度芝のレースを使っても面白いかもしれないですね。兄にダイシンサンダー(父アドマイヤムーン)がおり芝短距離を主戦としているオープン馬がいます。ダイシンサンダーと比較すると父ヘニーヒューズはアドマイヤムーンよりも短い距離で活躍しましたが、ダイシンサンダーは父にアドマイヤムーンを迎えることでMr. Prospectorのクロスが成立し、スピードが強化されたのだと思います。 ハヤブサレジェンドは単純に父ヘニーヒューズのスピードに母父マンハッタンカフェのスタミナを入れたと考えてよいと思うので、兄ダイシンサンダーよりは距離の融通はききそうです。
9月2日(土)札幌2R 芝2000m 優勝 2:05.2(曇・良)
マイハートビート 牡
父:ゼンノロブロイ
母:トゥーピー
母父:Intikhab
スタートは普通でしたね。馬なりで行き、後方2番手からの競馬になりました。向正面でも馬なりでレースを進め、3コーナーに入るあたりからC.ルメール騎手が押してポジションを上げていきました。ややズブいところは見せましたがエンジンが掛かってからはスピードに乗ってポジションを上げ、4コーナー出口では先頭を射程圏内に入れていました。直線に入ってからもしっかり伸びていましたね。最後は余裕をもってゴールしました。
兄にサトノラーゼン(日本ダービー2着)がおり、今後も期待されているのではないでしょうか。兄サトノラーゼンは父ディープインパクトでマイハートビートと異なるのは父母の血統だけです。両馬ともHail to Reasonのクロスがありスピードを強化していますが、マイハートビートはこの異なる4分の1の血統でMr. Prospectorのクロスが成立しておりさらにスピードを強化しています。血統的には弟のマイハートビートの方が魅力的に思えます。札幌競馬場の洋芝よりも芝の硬いコースの方がよりスピードを活かせるのではないでしょうか。
母:トゥーピー
母父:Intikhab
スタートは普通でしたね。馬なりで行き、後方2番手からの競馬になりました。向正面でも馬なりでレースを進め、3コーナーに入るあたりからC.ルメール騎手が押してポジションを上げていきました。ややズブいところは見せましたがエンジンが掛かってからはスピードに乗ってポジションを上げ、4コーナー出口では先頭を射程圏内に入れていました。直線に入ってからもしっかり伸びていましたね。最後は余裕をもってゴールしました。
兄にサトノラーゼン(日本ダービー2着)がおり、今後も期待されているのではないでしょうか。兄サトノラーゼンは父ディープインパクトでマイハートビートと異なるのは父母の血統だけです。両馬ともHail to Reasonのクロスがありスピードを強化していますが、マイハートビートはこの異なる4分の1の血統でMr. Prospectorのクロスが成立しておりさらにスピードを強化しています。血統的には弟のマイハートビートの方が魅力的に思えます。札幌競馬場の洋芝よりも芝の硬いコースの方がよりスピードを活かせるのではないでしょうか。
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