2017年11月24日金曜日

血統予想 第37回 ジャパンカップ(GⅠ)


1着賞金3億円!ジャパンカップですね!近年は外国馬の出走も少なくなり日本馬の戦いの様相が強いですが、それでも外国馬を軽視するのは禁物ですし、3歳馬と古馬との戦いも楽しみな一戦ですね!(^◇^)

第37回 ジャパンカップ(GⅠ)

11月26日(日) 東京競馬場 芝2400m

スタンド前からスタートし1コーナー半ばまで平坦。向正面半ばまで2mほど下り、丘を登って降りた後の3コーナー半ばからはじわじわと上り続け、最後の直線半ばで一気に2mほどを駆け上がりゴール。
最後の直線が525.9mと長いので、差し、追い込みも届くイメージがあると思います。

東京競馬場ついてはJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

東京競馬場の芝・ダートの状況についてもJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

近走の成績から取りあげたいのは
シュヴァルグラン
レイデオロ
ギニョール
キタサンブラック
ソウルスターリング
マカヒキ
サトノクラウン

正直レイデオロ、キタサンブラック、サトノクラウンは強いです。この壁を破るのは困難ですが、あえて別の馬を狙ってみます!

血統予想本命

ギニョール 牡5

本命はギニョールです。
昨年、今年とバイエルン大賞(GⅠ芝2400m)を優勝している競走馬です。2000m~2400mのレースを主戦にしており、距離自体は問題ないと思います。枠も2枠3番とよいところに入りましたね。

それではギニョールの血統をみていきましょう。

父Cape Crossはマイル戦を主戦としたスピード優位の競走馬でした。それを母父Monsunのスタミナが支えることでギニョールは中長距離で結果を残していると考えます。Northern Dancerのクロスでスタミナを強化して、Never Bend(父Nasrullah)のクロスでスピードを強化しています。が、それだけでは終わりません。まずギニョールの血統の深部ではHyperionのクロスが多く成立しています。Northern DancerにもHyperionの血が入っているのですが、別にFair Trialという馬のクロスが深部でみられています。Fair TrialにはHyperionの血は入っていないのですが、Lady Josephineというスピードを持つ血統が含まれており、Hyperionと一緒になるとスピードとスタミナを強化する傾向があります。
次にNever BendのクロスがあることでTourbillonのクロスとLa Troienneのクロスが成立しスタミナとパワーを強化しているのですが、他の血統をみるとTourbillonの血が他にも3本は含まれています。
ギニョールの血統を全体的にみると日本でもそのスピードを発揮しているDanzigやNasrullahという血統を持ち、そのスピードを支えるスタミナもあると思います。また現在のやや荒れた東京競馬場の馬場でも十分こなせるパワーもあると考えます。最近のジャパンカップで外国馬が好走する姿はみられていませんが、ギニョールの実績とこのような血統背景を考えるとぜひとも期待したいです。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年11月22日水曜日

血統を考える~父ステイゴールド×母父メジロマックイーンの黄金配合~


黄金配合

~父ステイゴールド×母父メジロマックイーン~

11月19日(日)京都3R2歳未勝利戦でゴールドフラッグが勝ちました。デビュー5戦目での勝利でしたが、全兄にGⅠ6勝のゴールドシップがいることでも知られていますし、今後期待が高まる競走馬ですね。ゴールドシップといえば父ステイゴールド×母父メジロマックイーンの黄金配合が有名です。
ブログでも何度か上げましたが、黄金配合を持った馬にはゴールドシップをはじめ、オルフェーヴル、ドリームジャーニーといったGⅠを複数勝利している中長距離で活躍した競走馬がいます。
今日はその黄金配合について触れてみたいと思います。

黄金配合の血統(血統表①)



ここで注目したいのは日本が産んだ名馬メジロマックイーンです。
メジロマックイーンは菊花賞や天皇賞(春)といった長距離のGⅠを勝ったステイヤーです。それではまずメジロマックイーンの血統をみてみましょう。

メジロマックイーンの血統(血統表②)

赤…Tourbillon系
青…La Troienne系
緑…Hyperion系とDonatello系

現在の主流血統であるNorthern DancerやHail to Reason等の血は流れていません。
メジロマックイーンのステイヤーとしてのスタミナを支えたのは、My Babuに流れるTourbillon、Blue Eyed Momoに流れるLa Troienne、Alycidonに流れるHyperionとDonatelloだと思います。血統全体をみてもスタミナにスタミナを加えた背景になっています。

これを踏まえたうえで黄金配合を焦点を絞ってみていきましょう。
黄金配合の肝は母父メジロマックイーンと父母ゴールデンサッシュと考えます。
下記はメジロマックイーンとゴールデンサッシュの血統を並べたものです。

メジロマックイーンとゴールデンサッシュの血統(血統表③)

赤…Tourbillon系
青…La Troienne系
緑…Hyperion系とDonatello系

こうしてみるとTourbillonのクロス、HyperionとDonatelloのクロスがあることがわかります。これが黄金配合の良さなのだと考えます。

血統表①をもとにまとめると父父サンデーサイレンスのスピードを上記のTourbillonのクロス、HyperionとDonatelloのクロスによるスタミナが支えている血統背景になっています。これが父ステイゴールドと母父メジロマックーンの、すなわち黄金配合の血統背景になっています。

これだけでもよい血統になっているのですが、メジロマックーンの血統を最大限活かすにはBlue Eyed Momoに流れるLa Troienneの血も活用することが求められます。それを考えると母母の血統にLa Troienneの血が流れているものが良いと思いますし、さらに言えばサンデーサイレンスに流れるRoyal Chargerと3/4同血のNasrullahのスピード血統も入っている母母血統の方がよりよいのではないでしょうか。

このように考えるとステイゴールドの死が惜しいと感じますし、この黄金配合の血を引いた牝馬がこの血を絶やさずに繋げていってほしいと思います。

参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年11月19日日曜日

第34回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)  血統予想結果


第34回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)結果

京都競馬場 芝1600m 1:33.8(晴・稍重)

1着     ペルシアンナイト  
2着     エアスピネル  
3着     サングレーザー  

8着     ◎ レッドファルクス

…またハービンジャー産駒( ゚Д゚)
この秋のGⅠでハービンジャー産駒が爆発してますね。しかも京都で…。
本命にしたレッドファルクスは良い位置でレースを進めたと思いますし、直線であとは伸びるだけ、という展開でしたが伸び切れませんでした。結果的にやはり距離が長かったということでしょうか。

勝ったペルシアンナイトは強かったと思いますが「M.デムーロが勝った!」という印象が強いです。スタートは良かったですが、大外枠の距離損を考慮してなのか後方に下げましたね。そのまま後方に位置して3,4コーナーも無理に距離を詰めようとはせず内をまわってきました。直線に入るとペルシアンナイトの周りにスペースができていましたね。他の馬は追いこもうと外に出していたので、前に壁もできず絶好の追いだしができました。追い出されてからは脚を伸ばして、勝利をほぼ手中に入れていたエアスピネルをハナ差とらえて優勝しました。最初にも言ったように強かったと思いますが、鞍上のM.デムーロ騎手の力も大きかったと思います。

それではペルシアンナイトの血統を見ていきましょう。

血統


父はハービンジャーは今秋秋華賞、エリザベス女王杯、このマイルCSと京都競馬場で大爆発しています。秋華賞は重馬場、マイルCSは稍重と渋った馬場で勝っています。エリザベス女王杯は良馬場でしたが馬場が痛んでいたので力のいる馬場だったことを考えると軽い馬場ではなかったと考えます。血統全体的にはスピード優位の中距離馬というイメージですが、Northern DancerのクロスがあることでHyperion、Traceryといったスタミナ血統がクロスしていますし、Vaguely NobleにもHyperion、Donatelloといったスタミナ血統があります。Wishing WellにもHyperionのクロスがありますし、このような重石が効いた血統背景があって馬力の必要な馬場でも問題なく走れる力強さを示したのだと思います。

しかし悔しかったのはエアスピネルですね…強い内容だったと思うのですが運がないのでしょうか…。せひGⅠをいずれ勝ってほしいと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年11月18日土曜日

11月18日(土)第22回 東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)の振り返り


第22回 東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)結果

(11月18日(土)東京競馬場 芝1800m 1:46.6(曇・良))

1着  ワグネリアン
2着  ルーカス
3着  シャルルマーニュ

ワグネリアンが無傷の3連勝を飾りました。
スタートは良かったですね。その勢いで好位にも付けそうでしたが、鞍上の福永祐一騎手が意識して後方に下げたように見えました。掛かりそうだったのか、切れを活かすために下げたのか…。これから相手が強化されることを考えると追い込み一辺倒の競馬だけでなく、ある程度好位につけての競馬もできるようにしていく必要があると考えます。
幸い前半1000m58.5秒とハイペースだったので、結果的に位置取りも良かったのだと思いますが、今後に向けてはやや心配が残りました。
しかし、結果だけ見るとやはり『強い!』という内容でしたね。最後の直線でも素晴らしい脚をみせてくれました。今のところワグネリアンがクラシック戦線では中心となりそうですね。

2着のルーカスも頑張ったと思います。全兄にモーリスがいる期待馬ですね。新馬戦から一気の相手強化でしたが力は示したと思います。モーリスが4歳以降に力をつけてきたことを考えると今後の成長が期待できますが、長い目で見ていきたいですね。

それではワグネリアンの血統について触れます。

ワグネリアンの血統については「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑫」「9月16日(土)野路菊ステークス(OP)も振り返ってみた!」で触れています。何度も言うように切れのある脚が最大の武器だと思います。しかし追い込み一辺倒では、これから相手が強くなっていく中で『届かず!』ということが出る可能性があります。そのため先ほども言ったようにある程度好位からの競馬も覚えていく必要があります。加えて、少頭数の競馬しか経験していないのも気になるところです。多頭数のレースになり、相手が強化された中で追い込み一辺倒が通じるのか。強い馬とは思いますが、まだまだ楽観視はできないと思います。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

2017年11月17日金曜日

血統予想 第34回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)


歴戦の古馬と勢いのある3歳馬、スプリントからの挑戦と面白いメンバーとなりましたね!

第34回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)

11月19日(日) 京都競馬場 芝1600m

直線半ばからスタートしほぼ平坦で約400mを走り1コーナーへ。そのまま1,2コーナーをまわって向正面へ。向正面半ばから3コーナー初めまでに約4mほどの丘を上り、そのまま3コーナー終わりまでに一気に下る。その後は平坦な4コーナーをまわり、最後の直線約400mを走りゴール。

京都競馬場ついてはJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)

京都競馬場の芝・ダートの状況についてもJRAのホームページでご覧ください。
(↑クリックするとJRAのホームページに行きます。)


血統予想本命

レッドファルクス 牡6

本命はレッドファルクスです。
スプリンターのイメージがありますが、安田記念(GⅠ芝1600m)では3着に好走しています。追い込み脚質は気になりますが魅力は十分あります。

それではレッドファルクスの血統をみていきましょう。

レッドファルクスの血統については「第51回 スプリンターズステークス(GⅠ) 血統予想結果」にあります。そこにもあるように血統全体的にはマイルを得意としても不思議ない血統背景になっていると思いますが、父スウェプトオーヴァーボードの産駒にスプリンターが多いのも事実です。しかし、現在京都の馬場は開催が続いていて荒れた馬場になっています。そこを考えると父スウェプトオーヴァーボードにあるTourbillonの3本のクロスがあることが魅力です。この重石があることで今の京都の馬場も十分こなせると思います。また安田記念を3着した実績もあるので1600mをこなせるスタミナもあると考えます。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

お子さんへのプレゼント