第37回 ジャパンカップ(GⅠ)
11月26日(日) 東京競馬場 芝2400m
スタンド前からスタートし1コーナー半ばまで平坦。向正面半ばまで2mほど下り、丘を登って降りた後の3コーナー半ばからはじわじわと上り続け、最後の直線半ばで一気に2mほどを駆け上がりゴール。最後の直線が525.9mと長いので、差し、追い込みも届くイメージがあると思います。
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近走の成績から取りあげたいのは
シュヴァルグラン
レイデオロ
ギニョール
キタサンブラック
ソウルスターリング
マカヒキ
サトノクラウン
正直レイデオロ、キタサンブラック、サトノクラウンは強いです。この壁を破るのは困難ですが、あえて別の馬を狙ってみます!
血統予想本命
ギニョール 牡5
本命はギニョールです。
昨年、今年とバイエルン大賞(GⅠ芝2400m)を優勝している競走馬です。2000m~2400mのレースを主戦にしており、距離自体は問題ないと思います。枠も2枠3番とよいところに入りましたね。
それではギニョールの血統をみていきましょう。
父Cape Crossはマイル戦を主戦としたスピード優位の競走馬でした。それを母父Monsunのスタミナが支えることでギニョールは中長距離で結果を残していると考えます。Northern Dancerのクロスでスタミナを強化して、Never Bend(父Nasrullah)のクロスでスピードを強化しています。が、それだけでは終わりません。まずギニョールの血統の深部ではHyperionのクロスが多く成立しています。Northern DancerにもHyperionの血が入っているのですが、別にFair Trialという馬のクロスが深部でみられています。Fair TrialにはHyperionの血は入っていないのですが、Lady Josephineというスピードを持つ血統が含まれており、Hyperionと一緒になるとスピードとスタミナを強化する傾向があります。
次にNever BendのクロスがあることでTourbillonのクロスとLa Troienneのクロスが成立しスタミナとパワーを強化しているのですが、他の血統をみるとTourbillonの血が他にも3本は含まれています。
ギニョールの血統を全体的にみると日本でもそのスピードを発揮しているDanzigやNasrullahという血統を持ち、そのスピードを支えるスタミナもあると思います。また現在のやや荒れた東京競馬場の馬場でも十分こなせるパワーもあると考えます。最近のジャパンカップで外国馬が好走する姿はみられていませんが、ギニョールの実績とこのような血統背景を考えるとぜひとも期待したいです。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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