第34回 マイルチャンピオンシップ(GⅠ)結果
京都競馬場 芝1600m 1:33.8(晴・稍重)
1着 ペルシアンナイト2着 エアスピネル
3着 サングレーザー
8着 ◎ レッドファルクス
…またハービンジャー産駒( ゚Д゚)
この秋のGⅠでハービンジャー産駒が爆発してますね。しかも京都で…。
本命にしたレッドファルクスは良い位置でレースを進めたと思いますし、直線であとは伸びるだけ、という展開でしたが伸び切れませんでした。結果的にやはり距離が長かったということでしょうか。
勝ったペルシアンナイトは強かったと思いますが「M.デムーロが勝った!」という印象が強いです。スタートは良かったですが、大外枠の距離損を考慮してなのか後方に下げましたね。そのまま後方に位置して3,4コーナーも無理に距離を詰めようとはせず内をまわってきました。直線に入るとペルシアンナイトの周りにスペースができていましたね。他の馬は追いこもうと外に出していたので、前に壁もできず絶好の追いだしができました。追い出されてからは脚を伸ばして、勝利をほぼ手中に入れていたエアスピネルをハナ差とらえて優勝しました。最初にも言ったように強かったと思いますが、鞍上のM.デムーロ騎手の力も大きかったと思います。
血統
父はハービンジャーは今秋秋華賞、エリザベス女王杯、このマイルCSと京都競馬場で大爆発しています。秋華賞は重馬場、マイルCSは稍重と渋った馬場で勝っています。エリザベス女王杯は良馬場でしたが馬場が痛んでいたので力のいる馬場だったことを考えると軽い馬場ではなかったと考えます。血統全体的にはスピード優位の中距離馬というイメージですが、Northern DancerのクロスがあることでHyperion、Traceryといったスタミナ血統がクロスしていますし、Vaguely NobleにもHyperion、Donatelloといったスタミナ血統があります。Wishing WellにもHyperionのクロスがありますし、このような重石が効いた血統背景があって馬力の必要な馬場でも問題なく走れる力強さを示したのだと思います。
しかし悔しかったのはエアスピネルですね…強い内容だったと思うのですが運がないのでしょうか…。せひGⅠをいずれ勝ってほしいと思います。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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