第22回 東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)結果
(11月18日(土)東京競馬場 芝1800m 1:46.6(曇・良))
1着 ワグネリアン2着 ルーカス
3着 シャルルマーニュ
ワグネリアンが無傷の3連勝を飾りました。
スタートは良かったですね。その勢いで好位にも付けそうでしたが、鞍上の福永祐一騎手が意識して後方に下げたように見えました。掛かりそうだったのか、切れを活かすために下げたのか…。これから相手が強化されることを考えると追い込み一辺倒の競馬だけでなく、ある程度好位につけての競馬もできるようにしていく必要があると考えます。
幸い前半1000m58.5秒とハイペースだったので、結果的に位置取りも良かったのだと思いますが、今後に向けてはやや心配が残りました。
しかし、結果だけ見るとやはり『強い!』という内容でしたね。最後の直線でも素晴らしい脚をみせてくれました。今のところワグネリアンがクラシック戦線では中心となりそうですね。
2着のルーカスも頑張ったと思います。全兄にモーリスがいる期待馬ですね。新馬戦から一気の相手強化でしたが力は示したと思います。モーリスが4歳以降に力をつけてきたことを考えると今後の成長が期待できますが、長い目で見ていきたいですね。
それではワグネリアンの血統について触れます。
ワグネリアンの血統については「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑫」「9月16日(土)野路菊ステークス(OP)も振り返ってみた!」で触れています。何度も言うように切れのある脚が最大の武器だと思います。しかし追い込み一辺倒では、これから相手が強くなっていく中で『届かず!』ということが出る可能性があります。そのため先ほども言ったようにある程度好位からの競馬も覚えていく必要があります。加えて、少頭数の競馬しか経験していないのも気になるところです。多頭数のレースになり、相手が強化された中で追い込み一辺倒が通じるのか。強い馬とは思いますが、まだまだ楽観視はできないと思います。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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