2017年5月30日火曜日

POG2017に向けて血統考察⑧ ワイプティアーズ

※写真の仔馬は下記の馬とは何も関係ありません。イメージです。


POG2017 血統の気になる馬⑧

ワイプティアーズ 牡

父:ダイワメジャー
母:ナミダガキラリ
母父:Fusaichi Pegasus
Halo:3×5  Hail to Reason:4×4  Northern Dancer:4×5
のクロスを持っています。

ダイワメジャー産駒の活躍はすごいですね。今年のクラシックでもレーヌミノルが桜花賞を勝ちましたし、昨年はメジャーエンブレムがNHKマイルを勝っています。
今年の2歳馬からもGⅠで勝つ活躍する馬が出てきてもおかしくないですね。

ダイワメジャーは父にサンデーサイレンス、母にスカーレットブーケを持ち、Almahmoud:4×5  Lady Angela:4×5  Royal Charger:5×5のクロスを持っています。 Almahmoudは父にMahmoudを持ちますが、このMahmoudはNasrullahの母Mumtaz Begumの4分の3同血に当たりますので、スピードの下地はある血統になりますし、もう一つクロスになっているRoyal ChargerはNasrullahの4分の3同血です。
このような血統背景があり、ダイワメジャーはマイラーとしてのスピードを手に入れたのだと考えます。

ダイワメジャーとの配合を考えるときにはこのスピードを活かすことを考える必要があるのですが、レーヌミノルは母父にタイキシャトルがいて、Halo:3×4のクロスになるのですが、Haloを遡るとRoyal Chargerがいます。また、母母の血統を遡るとBold Rulerがいてその父がNasrullahになりますし、Princely Giftの父もNasrullahになります。
スタミナを持つ血統も持っているのですが、このような背景がありそれがより強く遺伝されたことでレーヌミノルはスピードが勝った馬になったのではないでしょうか。

メジャーエンブレムは血統をみると面白いというか、不思議です。
母父にオペラハウスを持ち、その父はSadler's Wellsです。また母父にはRainbow Questがいてスタミナ十分な血統背景があります。しかし活躍したのは1600m戦でした。一瞬のスピードはないが、スピードを持続するスタミナが豊富だったのだと結果的に思いますし、気性が穏やかならば2000m~2400mでも結果を残せたかもしれない、と思いました。

さて、話を戻してワイプティアーズですがHalo:3×5、Hail to Reason:4×4のクロスがあるということでRoyal Chargerのクロスが成立しています。また母父にFusaichi Pegasusがいて、Mr. Prospector、Danzigとスピードを持つ血統を持っています。これだけ見るとスピードが突出した産駒が生まれそうですが、さらに期待したいのは母母母の血統を遡るとNasrullahと相性のよいスタミナ血統のPrincequilloの血があることも確認できますし、母母母母の血統にはさらにRoyal Chargerがまたいます。

ダービーは距離的に難しいかもしれませんが、皐月賞や朝日杯フューチュリティSでは楽しめるのではないでしょうか。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2

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