きんもくせい特別(2歳500万円以下)結果
(11月4日(土)福島競馬場 芝1800m 1:51.8(小雨・良))
1着 レーツェル2着 ラスエモーショネス
3着 スーサンドン
レーツェルがデビュー2連勝を決めました。
スタートは普通でしたね。積極的に逃げようとはしませんでしたが、好位はキープしようとする北村宏司騎手の意思は見えたように思います。5頭の先団の中でも後方の外目につけてレースを進めました。道中は外目で掛かる心配もありましたが、北村宏司騎手騎手がうまく抑えていたと思います。3,4コーナーでは先頭を射程圏内に入れていましたが、ややズブかったのか4コーナーをまわりながら鞭を入れていましたね。直線に入って追われるとジリジリと脚を伸ばしていましたね。スローペースだった分どの馬にも脚は残っていましたが、最後は先頭を行くラスエモーショネスをハナ差とらえて優勝しました。
それではレーツェルの血統について触れます。
レーツェルについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑧」で触れています。父マンハッタンカフェのスピードに母父Monsunのスタミナを入れた配合といえますが、父マンハッタンカフェもスタミナ優位の競走馬なので全体的にはもちろんスタミナ優位になります。母ミスティーク2の中ですでにTourbillonのクロスがありますがAllegedがいることでさらにTourbillonが追加されています。またこのAllegedとGraustarkの間でRibotのクロスが成立していますし、Mosellaとの間ではHyperionのクロスが成立してスタミナを強化しています。さらにいえばAllegedとSanta Lucianaとの間にはLady Josephineの血を含んだHyperionとのクロスが成立しておりスタミナと同時にスピードも引き継がれていますね。
最初にいったように全体的にはスタミナ優位の血統背景だと考えるので、もっと距離が延びて良いと考えています。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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