2017年11月7日火曜日

11月3日(金)第22回 KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)も振り返ってみた!


第22回 KBS京都賞ファンタジーステークス(GⅢ)結果

(11月3日(金)京都競馬場 芝1400m 1:22.9(晴・良))

1着  ベルーガ
2着  コーディエライト
3着  アマルフィコースト

ベルーガがデビュー2連勝で重賞を勝ちました。
スタートは普通でしたね。積極的に好位を取ろうとはせず後方からレースを進めました。道中も後方3,4番手でリズムよく走っていたと思います。3コーナーに入ってもそのままのポジションで進めていき、4コーナー半ばから追い始めましたね。直線に入って外から追いこんできましたが良い伸びを見せていましたね。ゴール前では2着コーディエライトに1/2馬身差をつけて優勝しました。

惜しかったのは3着アマルフィコーストでしょうか。直線では伸びていましたが、馬込みを縫うように走っていたので、まっすぐ走れてスピードに乗っていれば勝ち負けできていたと思います。

それではベルーガの血統について触れます。

ベルーガについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉔ 8月27日(日)勝ち上がり馬」で触れています。
父キンシャサノキセキのスピードに母父Kris S.のスタミナを入れた配合でしょうか。Hail to Reasonのクロスでスピードを強化し、Kris S.とサンデーサイレンスがいることで米国スタミナ血統のクロスが成立しスタミナも強化されています。Northern Dancerのクロスがあることでもスタミナは強化されていると思います。父キンシャサノキセキは短距離で活躍した競走馬だったので、1600mまでは問題ないと思います。ただ父キンシャサノキセキはスピードよりスタミナ優位の血統背景をしていると考えています。このスタミナ血統の影響が強く出ると中距離でも走れるのではないかと考えます。



参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

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