2017年8月15日火曜日

2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑲ 8月12日(土)勝ち上がり馬

「落馬した…」

今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。8月12日(土)のレースです。

8月12日(土)新潟5R 芝1800m 優勝 1:48.5(曇・稍重)

サクステッド    牡 

父:タートルボウル
母:メガクライト
母父:アグネスタキオン

好スタートから好位につけレースを進めました。外枠だったのでそのまま外を行きましたね。途中やや行きたがる様子をみせましたが、吉田隼人騎手が抑えるとそれにしがって走ることができていました。4コーナーから徐々に進出して直線に入るところでは手ごたえ良く先頭に並びかけていきました。そのままの手ごたえで先頭に立ち、鞭を入れて後続を突き放して優勝しました。競馬の内容としては良かったのではないでしょうか。レースセンスもよいと思います。
血統的にはスピードやスタミナを強調した血統ではなくバランス重視の血統のように思います。距離も2000m前後が適正距離だと考えますし、今回のような好位からレースを進め、スピードを維持する展開が向くような気がします。

8月12日(土)小倉5R ダート1000m 優勝 1:01.1(晴・良)

 ヒロシゲゴールド     牡

父:サウスヴィグラス
母:エフテーストライク
母父:ブラックタキシード

スタートは普通でしたが、押して好位からの競馬になりました。4コーナー出口では先頭に取りつく勢いでしたが、直線に入ってすぐに差を付けられてしまいました。しかしそこからでしたね!少し外に出して追い始めるとグングン前を行くペガッソとの差を縮めていきました。ゴールではハナ差差し切っての優勝でした。
父サウスヴィグラスからやはりダート適正が高い印象を受けますが、やはりダートは走りますね。母父ブラックタキシードによりスタミナが強化されたと考えられるので、距離を伸ばしても問題ないと思います。今回のレースを観る限り、距離をのばしてもう少し道中のんびりと行ける方がよさそうに考えます。

8月12日(土)札幌5R 芝1500m 優勝 1:32.5(雨・重)

ハイヒール     牝

父:トーセンホマレボシ
母:ドリームスケイプ
母父:エルコンドルパサー

スタートは普通でした。藤岡康太騎手が少し押していくと4番手の好位からレースを進めることができました。直線に向くまでに徐々に進出してレースの流れに乗っていたように思います。直線では前を行くサヤカチャンをしぶとく伸びてとらえました。切れるとう感じではありませんでしたが、雨が降っての重馬場ということも大きく影響していたと思います。そういう意味では力のいる馬場でもしっかり走れてということですね。
血統ではノーザンテースト3×3、Northern Dancer4×4×5、Mr. Prospector4×5と濃いクロスが目立つのが特徴ですね。Mr. Prospectorのクロスはありますが、全体的にはスタミナタイプではないでしょうか。母父エルコンドルパサーがいることでもスタミナがあることがわかると思いますし、洋芝適正もあるのではないでしょうか。今回は1500mでのレースでしたが、2000m以上でも走れるのではないでしょうか。


未勝利戦

8月12日(土)新潟1R 芝1800m 優勝 1:48.8(雨・良)

ロードトレジャー     牡

父:プリサイスエンド
母:マツリダワルツ
母父:チーフベアハート

スタートは良くなかったですね。しかしその後のダッシュがよく中団につけることができましたが、そのまま行きたがる様子をみせました。M.デムーロ騎手が何とか抑えて外に位置しましたが好位からレースを進めることができました。直線に向いてからはタイミングを図る様子でしたが、鞭が入ってからはしぶとく伸びてバテる様子をみせませんでした。
血統的にはスピードもスタミナも効果的に強化しているように思います。聞きなれないGold Diggerのクロスがありますが、Nasrullahが含まれていますし、同じくクロスになっているSecretariatにもNasrullahがあります。加えてこのSecretariatにはスタミナを伝えるPrincequilloが入っていますし、リアルシャダイもいます。このように考えるとクラシックディスタンスも問題ないと思いますし、今後の活躍も期待できるのではないでしょうか。

8月12日(土)新潟2R 芝1200m 優勝 1:09.8(雨・良)

セイウンリリシイ     牝

父:ダイワメジャー
母:コーンドリー
母父:Indian Charlie

スタートはそんなによくありませんでしたが、その後のダッシュよく逃げる形になりました。内枠が幸いした感じですかね。そのまま直線に入っても最後までしっかり走ることができていましたね。雨が降っていた中だったので、気持ちも切れずに走れたことはこの馬の強さを表していると思います。
父ダイワメジャーはスピード馬ですが、母コーンドリーにもNasrullahなどのスピード血統が多く含まれています。このような背景を考えると1600mまでが適正距離だと考えますし、成長するにつれてこのスピード血統が活かされてくると活躍するのではないかと考えます。

8月12日(土)小倉1R 芝1200m 優勝 1:11.0(晴・良)

ニコルハイウェイ     牡

父:ブラックタイド
母:リアクションレート
母父:スウェプトオーヴァーボード

スタートは良くありませんでしたね。そのまま中団からの競馬になりました。4コーナーから進出していき、直線に向いてから外に出して追いました。ゴール手前でギリギリ差し切りましたね。
血統的にはもう少し距離があっても良いと思いますし、今回のレースを観る限りでもやはり距離があった方がレースがしやすそうに思いました。1600m~2000mでも走れるのではないでしょうか。

8月12日(土)小倉2R 芝1800m 優勝 1:48.9(晴・良)

シャルルマーニュ     牡

父:ヴィクトワールピサ
母:エイブルアロー
母父:サクラバクシンオー

好スタートから好位につけレースを進めました。3番手で折り合っていましたね。4コーナーから進出して先頭に並ぶと、あとは突き放してゴールしました。3戦目とということもあって競馬が上手になっていますね。
血統的には父ヴィクトワールピサにすでにHaloのクロスがありますし、母父サクラバクシンオーということでスピードタイプの馬の様な印象を受けますが、スタミナもある血統になっています。母エイブルアローの中にMill ReefとSecretariatでNasrullahとPrincequillo組のクロスができていますし、父ヴィクトワールピサの中にある5代目Bustedもスタミナたっぷりの血統です。このような背景があり今回のような1800mのレースもしっかり走れるのだと思います。この馬も成長していくと面白い存在になると思います。

8月12日(土)札幌1R ダート1700m 優勝 1:44.9(雨・稍重)

サージュミノル      牡

父:エンパイアメーカー
母:マウンテンミステリー
母父:Mt. Livermore

スタートはそんなに良くありませんでしたが、出鞭と内枠を活かして逃げる形をとることができました。道中は外にハヤブサレジェンドが馬体を併せる形でレースを進めていましたし、そのまま直線でのたたき合いになりましたが勝負根性をみせてクビ差でてゴールしました。稍重で足抜きもよかったのかレコード勝ちでしたね。どのような状況でもレコードで走れるということはそれだけ能力が高いということだと思います。
血統的に目立つのはクロスの種類が多くみられることでしょうか。Mr. Prospector、Northern Dancer、In Reality、Wild Risk、Buckpasserと5種類のクロスがありますが、これらによって強化されるのはスタミナでしょうか。この場合スタミナというよりは力強さに活かされているように思います。芝からダートのレースに変わり、レコードを出すほどのレースをしているのでやはり今後もダート路線がいいでしょうね。

8月12日(土)札幌2R 芝1800m 優勝 1:52.8(雨・稍重)

サダムラピュタ     牡 

父:マンハッタンカフェ
母:アートスタジオ
母父:Bernardini

スタートはやや出遅れ加減でしたが、ダッシュよく2番手につけ1コーナーをまわっていきました。しかしその後は中団までポジションを下げました。「下げた」というよりは「下がった」という感じでしょうか。その後ポジションを上げるのにかなり押していました。4コーナー出口では何とか先頭に取りつき、そのままジワジワと突き放して優勝しました。
血統的にはスタミナタイプだと思います。父マンハッタンカフェは天皇賞・春、有馬記念、菊花賞と長距離のGⅠで活躍した長距離馬でしたが、さらにスタミナを強化している印象を受けます。もちろんスピードも強化されているのですが、それでもスタミナ色が強いと思います。スタミナが豊富なので今回の様に早い段階で追って行っても最後までバテないのだと思います。スピードの持続力で勝負する形がこの馬のスタミナを活かせると思います。

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