「重馬場大好き」 |
今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。8月27日(日)のレースです。
8月27日(日)新潟5R 芝1200m 優勝 1:10.3(晴・良)
ニシノコデマリ 牝
父:スウェプトオーヴァーボード母:ニシノツインクル
母父:ヨハネスブルグ
好スタートから逃げるのかと思いましたが、同じく好スタートのタガノヒバナに前を譲り2番手からの競馬になりました。スローペースのレースでしたが特に掛かる様子もなく、直線に入ってからは逃げるタガノヒバナをとらえるだけのレースでした。直線での走りはなかなか迫力がありました。豪快な走り方をしますね。
血統的にはマイル以下が適正距離だと思います。血統で目につくのはDamascusの4×5×5のクロスですかね。Damascusは1967年のプリークネスステークス、ベルモントステークスを勝った二冠馬ですが、血統はスタミナ豊富です。このクロスがあることでMr. Prospectorのクロスや深部で成立しているNasrullahのクロスにより強化されたスピードを維持するスタミナを保っているのだと思います。このレースでもラスト3F34.8秒と全体の2番目の上りをみせていますし、ここら辺が好位からレースを進めていてもスピードの持続力があるところかな、と思います。
8月27日(日)小倉5R 芝2000m 優勝 2:03.6(晴・良)
バブリーバローズ 牡
父:ステイゴールド母:バブリームード
母父:クロフネ
スタートは普通でしたが、あえて中団から進めようとして(掛かろうとしていたから?)浜中俊騎手が抑えていましたね。道中はレースの流れに乗っていましたね。3コーナー辺りから徐々に進出をし始め、4コーナー出口では先頭に並んでいましたね。直線の追い比べでは粘るナリタブルーを競り落として優勝したが、もしかして鞭は入れてないですかね。
血統的には父ステイゴールドに母父クロフネの馬力を入れた配合ですかね。母母はスタミナ系ですし、切れるスピードに欠けると思います。そのため今回のようなレース展開がバブリーバローズには会うのかな、と思います。距離はもっと長くても問題ないでしょう。
8月27日(日)札幌5R 芝1200m 優勝 1:11.6(晴・良)
ベルーガ 牝
父:キンシャサノキセキ母:アドマイヤライト
母父:Kris S.
出遅れましたが、内枠添いに上がっていき中団からの競馬になりました。ペースも遅かったのか、上がっていった分道中やや掛かり気味でしたが、J.モレイラ騎手がうまく抑えていましたね。馬込みに入れたのもよかったと思います。そのまま馬群の中で待機して4コーナーではJ.モレイラ騎手がうまく外に出して直線に入りましたが、弾けるように一気に突き抜けました。強かったですね。
血統的にはHail to Reasonのクロスもあってスピードを強化していますし、深部にはNasrullahのクロスもみられます。クロスはありませんがスピードを維持するスタミナ血統もありますね。もう少し早いペースでのレースが観てみたいです。
未勝利戦
8月27日(日)新潟1R ダート1200m 優勝 1:12.6(晴・稍重)
タマモアモーレ 牡
父:サウスヴィグラス母:チャームダンス
母父:アフリート
スタートは普通でしたが、その後のダッシュがつきませんでした。武藤雅騎手が押して押してなんとか好位につくことができました。その後は流れに乗ってレースを進めていました。直線に入ってからは気を抜かないように完全に抜け出した後も鞭を入れていました。最終的には6馬身差の勝利。初戦1番人気13着の悔しさを晴らしましたね。
父サウスヴィグラスはダートの短距離で活躍した競走馬でした。ダート適正はもちろんあると思いますが、注目はMr. ProspectorのクロスがあることですでにNasrullahのクロスが成立していることになるのですが、他にも深部でNasrullahのクロスが多くみられていることです。これが吉(スピード強化)とでるか凶(故障)とでるか。適正距離は長くても1600mまでと考えます。
8月27日(日)新潟2R 芝1000m 優勝 0:55.8(晴・良)
ピカピカ 牝
父:トーセンホマレボシ母:ダンゼロゴールド
母父:Danzero
直線1000mのレース。スタートは普通でしたが、その後は馬場のよい外へ外へと移動をしながら走っていました。前目で競馬をしていたので、先頭を行くフォレストガーデンをみながらレースを進めることができました。鞭か入ってからはも一生懸命走っていましたし、馬体を併せ気味に走って勝負根性で抜け出しましたね。
父トーセンホマレボシに母父Danzeroのスピードをいれた配合ですし、Mr. Prospectorのpクロスでスピードを強化していますね。Kaoru Starという馬のクロスも発生していますが、血統をみてみるとスタミナタイプの馬かな、と思うので、その血統の影響を考えれば1600m~2000mでも走れそうな気はします。
8月27日(日)小倉1R 芝1200m 優勝 1:09.2(晴・良)
フランシスコダイゴ 牡
父:ヨハネスブルグ母:セレスティアル
母父:アグネスタキオン
好スタートから好位につけてレースを進めていましたね。やや行きたがっているところもみられましたが、荻野極騎手が何とか抑えていました。4コーナーではもう待てないといった様子で先頭にたちましたが、直線で抜け出した後も最後までしっかり走ることができていました。
父ヨハネスブルグに母父アグネスタキオンのスタミナと軽さを入れた配合になっていますかね。SecretariatとMill Reefが5代目にいることでNasrullahとPrincequillo組のクロスが成立してスピードとスタミナを強化しているのが良いですね。落ち着いてレースを進めることができるようになれば1600mでも問題ないのではないでしょうか。
8月27日(日)札幌1R 芝1800m 優勝 1:51.5(曇・良)
トーセンアンバー 牝
父:ディープインパクト母:ワルツオブキャット
母父:Songandaprayer
スタートはあまりよくありませんでしたが、内枠が幸いして1コーナーを曲がるときには4番手につけてレースを進めることができました。やや行きたがる面がありましたが、横山和生騎手がうまく折り合いをつけていたと思います。4コーナーを曲がるときも内ラチにぴったりついてまわっていましたね。直線ではバリエンテとラソワドールの空いた隙間に突っ込み抜け出して、優勝しました。横山和生騎手の好騎乗も勝利の大きな要因ですね。
血統的にはスピードとスタミナがバランスよく配合されていると思いますが、ややスピードが勝った印象でしょうか。1600m~2000mが適正距離でしょうか。
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