「あの馬が…来る!…はずなんだけど…。」 |
今週も2歳戦の新馬戦、未勝利戦を振り返っていきます。8月6日(日)のレースです。
8月6日(日)新潟5R 芝1800m 優勝 1:50.4(晴・良)
ロックディスタウン 牝
父:オルフェーヴル母:ストレイキャット
母父:Storm Cat
すたーとは普通でした。そのまま馬なりで中団からという感じでしたが、行きたがる面も見せましたね。馬込みに入れていたことで、掛かるような様子は見せませんでした。C.ルメール騎手の好騎乗だったと思います。4コーナーから直線に向いてからはちょっとびっくりの内容でしたね。よほどC.ルメール騎手は自信があったのか、直線半ばになっても前が開くのを余裕をもって待っていたようにでした。余裕をもって外に出し残り200mから追い出しにかかりましたが、鞭は使っていないように見えました。そのまま4分の3馬身の着差をつけてゴール。着差以上の完勝でしたね。
血統では父オルフェーヴルのスタミナに母父Storm Catのスピードを入れた配合になっていますが、それでもスタミナが勝っているかな、と思います。父オルフェーヴルが持つサンデーサイレンス(遡るとRoyal Chargerがいる)の血に母側のSecretariat、Mr. Prospectorが持つNasrullahの血がどれほどスピードをもたらすかが今後の注目点でしょうか。距離はクラシックディスタンスでも問題ないでしょう。
8月6日(日)新潟6R 芝1400m 優勝 1:23.7(晴・良)
ニシノウララ 牝
父:リーチザクラウン母:パラディナ
母父:Rahy
好スタートを決め、2番手からレースを進めることができました。やや掛かり気味だったのか野中悠太郎騎手が少し抑えているようにもみえましたが、ほぼ問題ない程度だったと思います。直線で抜け出してからはもう安心してみていられましたね。最後気を抜かないように鞭を入れているところもよかったと思います。ただもう少し速いペースでのレースが観てみたいですね。
血統的には短距離馬だと思います。パッと見距離の融通が効きそうですが、Blushing Groom、Haloのクロスがあったり、Secretariat、Seattle SlewがいたりとNasrullahやRoyal Chargerのスピード血統が多く含まれています。この辺りがニシノウララのスピードを支えていると考えます。1600mまでならそれなりに活躍するのではないでしょうか。
8月6日(日)小倉5R 芝1800m 優勝 1:51.0(雨・良)
キボウノダイチ 牡
父:バゴ母:ラクスクライン
母父:ステイゴールド
スタートは普通で中団からレースを進めました。折り合いもついてレースの流れに乗って走ることができていたと思います。4コーナーでも理想的に上がっていきました。抜け出したのち、ゴール前でハナ差まで詰め寄られましたが、しのぎ切りましたね。
血統的にはスタミナは十分あると思います。Mr. Prospectorのクロス、Haloのクロスと Blushing Groomのスピードがどの程度キボウノダイチのスピードを底上げするかがポイントだと思いますが、レースを観る限りスピードをの維持力で勝負する方が合っている感じがします。
8月6日(日)小倉6R 芝1200m 優勝 1:09.4(曇・良)
サイエン 牝
父:バゴ母:トウカイルックス
母父:サンデーサイレンス
スタート良く先手を主張して先頭に立ちました。終始ラガーデリゲートが外にいて馬体を併せてのレースでしたが、最後まで気持ちが切れずにゴール前では突き放して優勝しました。我慢比べのレースだったと思いますし、きついレースだったのではないでしょうか。
血統的には同じ父バゴを持つ上記のキボウノダイチを参考にすると、よりHaloのクロスとMr. Prospectorのクロスが強くなっています。ここでいう強いとは近親交配の程度の強さです。これだけとってもキボウノダイチより短距離路線が合いそうな血統背景であることがわかると思います。気持ちも強いようなので今後の活躍も期待したいですね。
8月6日(日)札幌5R 芝1800m 優勝 1:51.1(晴・良)
ペプチドオーキッド 牡
父:ワークフォース
母:ペプチドヒノトリ
母父:クロフネ
好スタートから先頭を伺う勢いでしたが、先にアドマイヤテンプウを行かせて2番手からの競馬になりました。2番手に落ち着いてからは掛かる様子もなく落ち着いて走っているように見えました。4コーナー出口では前をとらえ先頭に立ち、そのままゴールまでしっかりと走ることができました。レースセンスの良い馬ですね。
父ワークフォースから洋芝向きの印象を受けますし、現に札幌で勝ったのだから適正はあるのだと思います。しかし母側の血統は簡単に言うと米国血統なので、硬い馬場でも走れる下地はあると考えます。距離はクラシックディスタンスでも問題ないでしょう。
未勝利戦
8月6日(日)新潟1R 芝1600m 優勝 1:35.5(晴・良)
ダンツセイケイ 牡
父:ダイワメジャー母:オスカルフランソワ
母父:ワイルドラッシュ
スタート良く逃げましたね。ペースが遅く一団となっていましたが、最後の直線では余裕をもって抜け出していました。初戦でも逃げましたが、同様に最後までしっかり走っていたと思います。
血統は父ダイワメジャーのスピードに母のスタミナを入れた配合でしょうか。特にスピードを強化したとか、スタミナを強化したとかという配合ではなく、シンプルな配合だと思います。2000mくらいまでは問題ないと考えます。
8月6日(日)小倉1R 芝1200m 優勝 1:09.0(晴・良)
ガゼボ 牡
父:ダイワメジャー
母:アマルフィターナ
母父:シンボリクリスエス
初戦は致命的な出遅れをしましたが、今回のスタートは良かったですね。D.ホワイト騎手が押して好位からの競馬になりました。徐々にポジションを下げていきましたが、追いだしてから内目から上がって行ったのは良かったですね。最後の直線ではペイシャルアスの斜行により外に振られる不利を受けました。結局1位入線したペイシャルアスが降着となり繰り上がってガゼボが優勝となりました。
血統的にはこちらも父ダイワメジャーのスピードにスタミナを入れた配合となっています。ダンツセイケイと違うのはHail to Reasonのクロス(遡るとRoyal Chargerがいる)があることと、Northern Dancerのクロスがあることでしょうか。この辺りがうまく出てくると1600mあたりでの活躍も期待できるのではないでしょうか。
母:アマルフィターナ
母父:シンボリクリスエス
初戦は致命的な出遅れをしましたが、今回のスタートは良かったですね。D.ホワイト騎手が押して好位からの競馬になりました。徐々にポジションを下げていきましたが、追いだしてから内目から上がって行ったのは良かったですね。最後の直線ではペイシャルアスの斜行により外に振られる不利を受けました。結局1位入線したペイシャルアスが降着となり繰り上がってガゼボが優勝となりました。
血統的にはこちらも父ダイワメジャーのスピードにスタミナを入れた配合となっています。ダンツセイケイと違うのはHail to Reasonのクロス(遡るとRoyal Chargerがいる)があることと、Northern Dancerのクロスがあることでしょうか。この辺りがうまく出てくると1600mあたりでの活躍も期待できるのではないでしょうか。
8月6日(日)札幌1R 芝1500m 優勝 1:29.3(晴・良)
ファストアプローチ 牡
父:Dawn Approach母:ジョリージョコンド
母父:Marju
スタートは悪くないという感じでしたが、先団が固まるのを確認してK.ティータン騎手が中団に抑えて競馬を進めましたね。3コーナー辺りから徐々に進出して4コーナーでは先頭に立ちそのまま押し切りました。強い勝ち方でしたね。
血統的には2000mでも問題ないと思いますが洋芝が合いそうな配合の様に思います。Miswakiのクロスの影響が良い方向にでれば、速い時計にも対応できそうな気がします。
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