「飛んで逃げたい…」 |
第51回 スプリンターズステークス(GⅠ)結果
中山競馬場芝1200m 1:07.6(曇・良)
1着 レッドファルクス2着 レッツゴードンキ
3着 ワンスインナムーン
15着 ◎ ダイアナヘイロー
…|д゚)
はぁ…さて振り返りましょう( ;∀;)
本命にしたダイアナヘイローは好スタートから2番手でレースを進めました。
好位にはつけましたが行きたがっていましたね。武豊騎手がうまく抑えていましたが、4コーナーではもう手ごたえが怪しかったです。直線に入ったらズルズルと下がる一方でした。前半3F33.9秒とこのクラスでは特別速いわけではないのですが、GⅠでは力が足りなかったということでしょうか。
勝ったレッドファルクスは最後素晴らしい脚を使いました。
スタートは普通でしたが行き脚がつかなかったのか、スタートしてしばらくはM.デムーロ騎手が押していましたね。それでも中団からのレースになっていましたし、この時点で「勝つのは難しいかな。」と思いました。しかし直線に向いてからの切れは凄かったですね。外に出して前がいて追い始めると徐々にスピードを増して、ゴール前ではレッツゴードンキをクビ差とらえて見事優勝しました。休み明けのレースでしたが、うまく調整がいったということでしょう。
血統
父スウェプトオーヴァーボードに母父サンデーサイレンスのスタミナを入れた配合になっていますね。父スウェプトオーヴァーボードはスピード血統のMr. Prospectorの血を引いていますが、代を重ねるごとにマイラーとしてのスピードを持つようになったと考えます。それに中距離適性を持つ母父サンデーサイレンスとの配合なので、スプリンターというよりはマイラーとしての適性が高いのではないかと考えます。このような血統背景があって安田記念でも3着に好走したのだと思います。ではどうしてスプリントでも通用するスピードを得られたのかと考えるとRaise a Nativeのクロスでしょうか。Mr. ProspectorにもRaise a Nativeの血が入っていますし、その影響が強く出ているのかもしれませんね。深部まで見ていくと米国のスタミナ血統であるBull DogやBlue Larkspur、Man o' Warの血も入っており、興味深い血統になっていますね。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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