第78回 菊花賞(GⅠ)結果
京都競馬場芝3000m 3:18.9(雨・不良)
1着 キセキ2着 クリンチャー
3着 ポポカテペトル
16着 ◎ ウインガナドル
いつもの言い訳を聞いてください…<(_ _)>
本命にしたウインガナドルはスタート良く逃げましたが、1周目のスタンド前の直線にはいる時にはマイスタイルに前を譲っていましたね。そのまま2番手でレースを進めていました。素人目ですが力んで走っていたのか、それとも不良馬場が走りづらかったのか、なんかぎこちない走り方のように見えました。もう3,4コーナーでは力なく下がっていきました。そのまま直線では見せ場なく16着となりました。
勝ったキセキはスタートは良くなく後方からの競馬になりました。そのままレースをすすめて3,4コーナーでは押してポジションを上げていましたね。直線では大外から力強く伸びてきて優勝しました。
血統
父ルーラーシップのスタミナに母父ディープインパクトのスピードを入れた配合といえます。しかし、不良馬場をこなした血統背景を考えるとまずHyperionのクロスが挙げられると考えます。トニービン、ノーザンテースト、ディープインパクト等にこの血が流れており、深部で多くのクロスを成立させています。またTourbillonのクロスがあることも不良馬場をこなした血統背景にあると思います。ロンドンブリッジにその血が流れていますし、キセキの父父キングカメハメハのMill PrincessからもTourbillonの血が流れています。
このように考えると不良馬場を走れて不思議はない説明はつきますが、しかし基本的に父ルーラーシップ、母父ディープインパクトという血統で不良馬場を問題なくこなせる競走馬がでてくるとは考えづらいです。と、すればキセキという馬には上記で示したクロスの影響が強く出ているのか、それとも他馬との力関係が大きく突き抜けているのか、のどちらかだと思います。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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