もみじステークス(OP)結果
(10月15日(日)京都競馬場 芝1400m 1:23.4(雨・稍重))
1着 ダノンスマッシュ2着 アーデルワイゼ
3着 ナムラバンザイ
ダノンスマッシュが勝ちました。
スタート良く先頭に立ちましたが、内からナムラバンザイが先手を主張し、リンガラポップスも前にいったので、福永祐一騎手は抑えて3番手から競馬を進めましたね。道中、前を行く2頭との差は広がりましたが、3番手は変わらず自分のペースで走っていたと思います。直線に入るまでそのまま慌てることなく3番手でレースを進めていました。直線に入って追い出し始めると、稍重の馬場も関係なくスピードに乗って一気に前を行くナムラバンザイをとらえました。抜け出した後は突き放すだけでしたね。3馬身差をつけて優勝しました。
それではダノンスマッシュの血統について触れます。
ダノンスマッシュについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉝ 9月24日(日)勝ち上がり馬」でも触れています。そこでは「母スピニングワイルドキャットの血統にはすでにRobertoのクロスがあるので、この影響がでるとダートでも走れる可能性はあると考えます。距離適正は1200m~1600mでしょうか。」といいました。改めて血統を確認しましたが、やはりMr. ProspectorとRobertoのクロスがあることが目につきますね。Mr. Prospectorのクロスによりスピードを、Robertoのクロスがあることで馬力を強化していると考えます。その影響もあって稍重の馬場でもあれだけ走れたのだと思います。またMr. Prospectorのクロスにより早熟性も懸念しますが、Mr. ProspectorとRobertoの間で米国のスタミナ血統がクロスすることにもなります。このように考えるとダートでも走れる可能性はやはりあるのかなと考えます。もちろん芝でもこれだけの競馬を見せているので今後の活躍も期待できると思います。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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