2017年10月4日水曜日

9月30日(土)カンナステークス(OP)も振り返ってみた!

「賞金上乗せ!」

カンナステークス(OP)結果

(9月30日(土)中山競馬場 芝1200m)

1着  ペイシャルアス
2着  リンシャンカイホウ
3着  オジョーノキセキ

スタートはまあまあ良かったですね。石橋脩騎手が押して好位4、5番手からレースを進めました。そのまま4コーナーをまわり、直線に入って追い出すと力強く伸びてきました。最後の最後まで内にいる逃げたリンシャンカイホウと馬体を併せてのたたき合いになりましたが、1/2馬身抜け出してゴールしました。力強い走りが印象にのこるレースでしたね。

それではペイシャルアスの血統について触れます。

ペイシャルアスについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して㉓ 8月26日(土)勝ち上がり馬」でも触れています。マイラー適性を強化した配合でHail to Reasonのクロスがあることでスピードが強化されていると述べましたが、深部まで見るとスタミナも強化されています。簡潔にいえばNijinskyのクロスがあることで説明がつきますが、このNijinskyとHail to Reasonがいることで深部で米国のスタミナ血統であるBlue Larkspur、Man o' War、Bull Dog、Sir Gallahad(Bull Dogと同血)が含まれクロスしています。現在の日本競馬界ではサンデーサイレンスの血が豊富にあるので、深部まで見ていくとこのような米国のスタミナ血統が多く含まれています。正直これだけ深部までの血統が現在の競走馬にどれだけの影響をもたらすのかわかりませんが、結果としてこのような要因が競走馬としての能力を示す根源になるのかな、と考えています。


参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
   NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
   二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
   コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
   コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン

0 件のコメント:

コメントを投稿

お子さんへのプレゼント