「強い…」 |
第3回 サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)結果
(10月7日(土)東京競馬場 芝1600m 1:33.0レコード(曇・稍重))
1着 ダノンプレミアム2着 ステルヴィオ
3着 カーボナード
ダノンプレミアムがレコードタイムで2連勝を決めました。
内枠から好スタートを決め、そのまま先頭に立つ勢いでしたが、ハクサンフエロに先に行かせようと川田将雅騎手が抑えるとダノンプレミアムもすんなり指示に従い、2番手からの競馬になりました。そのままレースの流れに乗って4コーナーまで行き、直線に入り追われて先頭に立つとそのまま後続を突き放しレコードタイムで優勝しました。
操縦性の良さとレースセンスの良さ、開幕週とはいえ稍重の芝で速いペースを先行してレコード優勝と強さをみせたレースでしたね。
個人的に注目していたステルヴィオは行きっぷりが悪かったですね。終い追い込んできた脚はさすがですが、レース道中の進め方の差(レースセンスの差)がダノンプレミアムとの着差になって表れたのだと思います。
それではダノンプレミアムの血統について触れます。
ダノンプレミアムについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑥」でも触れています。この時には『血統的には強調するところはないのですが』と言っていますが、今血統表を見返してみると強調するところがないなんてことはないですね…すみません…m(_ _)m
父ディープインパクトに母父Intikhabのスピードを入れた配合だと思いますが、Hail to Reason、Danzigのクロスがあることでスピードが強化されています。また母父Intikhabに流れているRobertoの血が稍重だった今回のレースを苦にしなかった要因の一つであると考えます。同じ主流血脈図師のクロスを成立させているところは良い点だと思います。個人的には2000m前後の中距離でも問題ないと考えていたのですが、今回1600mのレースをレコードで走り抜けるスピードを見せたので、上記で挙げたクロスによりスピードが強調された競走馬ということもが言えるかもしれませんね。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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