「オープン目指して。」 |
ヤマボウシ賞(2歳500万以下)結果
(9月30日(土)阪神競馬場 ダート1400m 1:25.0(晴・良))
1着 ドンフォルティス2着 オーロスターキス
3着 テイエムオスカー
ドンフォルティスが未勝利、特別と2連勝を決めました。
スタートが悪い馬ですが今回は普通に出ましたね。それでも馬なりで後方からの競馬になりました。道中上がっていこうとした際に、下がってきた馬を避けようとやや立ち上がり気味になりスピードが落ちました。そこから進出し4コーナー出口では何とか先団をとらえる位置にいましたが、まだ前との差はある状況でした。直線に入り外から追いこんできましたが、追い出して鞭が入ると素晴らしい脚をみせました。並ぶ間もなく抜け出すと3馬身突き放して優勝しました。
それではドンフォルティスの血統について触れます。
ドンフォルティスについては「2歳馬デビュー 2018クラシック制覇を目指して⑬」でも触れていますが、もっと距離があってもよいと考えます。全体的には父ヘニーヒューズのスピードに母父フジキセキのスタミナをいれた配合と言えます。注目するべきは米国のスタミナ血統が深部でクロスしていることです。父ヘニーヒューズの血統をみていくとその父ヘネシーの母Island KittyにBull DogやMenowといった血が入っています。父母Meadow FlyerにもBull Dog、Blue Larkspur、Sir Gallahad(Bull Dogと同血)が含まれておりスタミナを強化していると考えます。加えて母父にフジキセキを迎えることでサンデーサイレンスにあるBull Dog、Blue Larkspur、Sir Gallahadともクロスが成立しさらにスタミナが強化されていると考えます。このような背景があって距離が延びても問題ないと考えているのですが、一度芝でのレースも観てみたい競走馬ですね。
参考:競馬通信社著作・発行 尾林奉之 『血統基礎講座』
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学サラブレッドの進化と限界
NHK出版 吉沢譲治 競馬の血統学Part2
二見書房 山野浩一編著 サラブレッド血統事典
コスモヒルズ 武市銀治郎 世界の逞しい血統1980~2010 血の活性化論
コスモヒルズ 小林皓正 新・血統マップ 日本&世界のサイヤーライン
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